五輪真弓

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    五輪真弓イツワマユミ

    名曲「恋人よ」の大ヒットで歌謡的なイメージが非常に強い五輪真弓。しかし、ダニー・コーチマー、ジェイムス・テイラーなど良質なアメリカン・ポップ・ミュージックを日本でもっとも早く取り入れたシンガー・ソングライターという事実を忘れてはいけない。72年のデビュー・アルバム『少女』は、かのキャロル・キングも参加したフォーキーかつスタイリッシュな歴史的傑作。切なさつのるセンチメンタルな詞世界もまた聴きどころである。75年リリースの『Mayumity うつろな愛』では細野晴臣率いるティン・パン・アレイと共演、味わい深いアーシーな仕上りとなった。その後も、ソウル/ファンク、フュージョン、シャンソンなど、幅広い音楽性をさり気なく反映させた名作を数多く残している。

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