松原みきのデビュー作『POCKET PARK』は、今、世界から注目を集める日本独自のAOR
11月17日、林 哲司が作曲編曲した松原みきの全楽曲を一枚にまとめたコンピレーションアルバム『松原みき meets 林哲司』がリリースされた。翌週24日にはデビューシングル「真夜中のドア~stay with me」(7インチ)と、デビューアルバム『POCKET PARK』もカラー盤として復刻。インドネシアの歌手、Rainychによってカバーされた「真夜中のドア~」が世界的に広まったことで、日本のシティポップスの先駆け的存在として、国内でも松原みきに対する再評価が高まっている。2004年に44歳の若さで急逝してからおよそ18年。当コラムでも彼女の魅力を『POCKET PARK』から探ってみたい。