Amerie

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    Amerieエイメリー

    次世代のヒップホップ・ソウルを創り出す確信犯、エイメリー。まずはそのキャリアの原点から探っていこう。
    エイメリーは画家/シンガー/ピアニストの母(韓国人)と黒人の父の間に生まれた(ちなみに家のなかでは靴を脱いでいたそうだ)。そんな母親から歌唱などの英才教育を受けて育った彼女は、幼少期から既にその才能の芽を育んでいたということになる。当時住んでいたアラスカからワシントンに移り住んだのは、彼女が高校を卒業後間もない頃。その引っ越しがエイメリーのターニング・ポイントになったと言える。彼女が録りためておいたデモ・テープを大手レーベル<COLUMBIA>のスタッフが聴き、彼女にコンタクトを取ったのだ。シンガー=エイメリーのキャリアが花開いた瞬間である。
    02年にデビュー・アルバム『オール・アイ・ハヴ』をリリースすると、彼女が持つ無二の個性と華々しさはいたるところで話題を呼び、エイメリーは瞬く間に“スター・シンガー”というステイタスを獲得した。すると彼女をこう呼ぶ声が四方八方から、ある意味必然と上がってきた。「次世代のクイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」という呼び声である。
    それから3年、エイメリーは歌唱力においてさらなる飛躍を見せた。それはL.L.クール・Jやバウ・ワウの曲などに客演した経験の成果かもしれない。エイメリーの声は厚みを増し、時にタフに時にしなやかに時にたおやかに、そのより高まった発声法の自由度が歌唱の振れ幅を大きく広げているのだ。
    25歳のディーヴァはこの2ndアルバム『タッチ』(05年4月下旬発売予定)で素晴らしい才能と魅力を見せてくれる。それはヴィヴィッドで麗艶で、ナスティなものだ。

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