George Duke

60年代にはドン・エリスのビッグ・バンドに参加し、70年代にはフランク・ザッパのマザーズ・オブ・インヴェーションに在籍したいたという異色の経歴の持ち主、ジョージ・デューク。
シンセサイザー／ピアノ奏者であるジョージは、75年にソロ・キャリアをスタート。その初期においてはマニアックなフュージョン・サウンドを展開していたが、77年の『リーチ・フォー・イット』よりソウル／ファンク色を強め、そんななかで制作された、Ｐファンクの影響を色濃く感じさせるミディアム・ファンク「ジャスト・フォー・ユー」がヒットを記録。そして、きたるべきブラコン時代に照準を合わせた『フォロー・ザ・レインボー』（79年）を発表する。ポップなメロウ・グルーヴやブラジル志向が随所に散りばめられたこの作品は、近年においても人気の高い快曲だ。
80年代に入るとスタンリー・クラーク（b）とのプロジェクトで成功を収めることに。また並行して、デニース・ウィリアムズやシスター・スレッジらの楽曲を手がけるなど、プロデューサーとしてもブラコン・シーンで名を馳せた。
現在もなお、ジョージ・デュークは第一線で活躍中である。