J. Geils Band
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J. Geils Bandジェイ・ガイルズ・バンド
永遠のバー・バンドであると同時に、白人ブルース・バンドの最高峰であるJ.ガイルズ・バンド。そのブラック・ミュージック原理主義者っぷりは、サイケデリック一色だった60年代後半に結成したものの、時代の風潮などには目もくれず、ブルース〜R&B道をひたすら硬派に追求していったことで証明されている。
バンド名はギタリストのジェローム・ガイルズの名を冠しているが、グループの看板はヴォーカリストのピーター・ウルフ。彼の“ツバ吐きヴォーカル”を中心に、ブルース・フィーリングがスピーカーを突き破るようなマジック・ディックのハープ音、J.ガイルズの荒削りだが歌心満開のギター音など、それらすべてが一丸となって突っ走る黒いロッケンローは卒倒しそうなほどクールだ。その一方で、不器用な男の告白といった感のある武骨なバラード群も、やけに胸に沁み込む。
そんな初期〜中期を経て、80年代に入るとグループはどんどんとポップス化。「ラヴ・スティックス」や「Centerfold(堕ちた天使)」といったシングル・ヒットを連発し、文字通りスターダムへと駆け上がっていった。しかし、83年にウルフが突然の脱退。その後もグループは活動を継続するが、ウルフがバンドの魂そのものを持っていってしまったといえないこともない。ちなみに、今でもウルフは独自のブルース・ロックを響かせている。
バンド名はギタリストのジェローム・ガイルズの名を冠しているが、グループの看板はヴォーカリストのピーター・ウルフ。彼の“ツバ吐きヴォーカル”を中心に、ブルース・フィーリングがスピーカーを突き破るようなマジック・ディックのハープ音、J.ガイルズの荒削りだが歌心満開のギター音など、それらすべてが一丸となって突っ走る黒いロッケンローは卒倒しそうなほどクールだ。その一方で、不器用な男の告白といった感のある武骨なバラード群も、やけに胸に沁み込む。
そんな初期〜中期を経て、80年代に入るとグループはどんどんとポップス化。「ラヴ・スティックス」や「Centerfold(堕ちた天使)」といったシングル・ヒットを連発し、文字通りスターダムへと駆け上がっていった。しかし、83年にウルフが突然の脱退。その後もグループは活動を継続するが、ウルフがバンドの魂そのものを持っていってしまったといえないこともない。ちなみに、今でもウルフは独自のブルース・ロックを響かせている。
J. Geils Bandの連載コラム
- OKMusic編集部2017年05月19日