何回スタートラインに立ってもいい!
新しいことを始めたくなる曲
ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
今回は、「新しいことを始めたくなる曲」をセレクトしました。聴いていると、心がリセットされるような曲や、活力が湧いてくる曲など。気が付けば、1月も残りわずか。充実した2016年を過ごしたい気持ちに寄り添う曲をどうぞ。
1.「Absolute Beginners」 / David B
owie
1986年の映画「ビギナーズ」の主題歌で、デヴィッド・ボウイ自身も出演しています。映画は1958年のロンドンのソーホーを舞台にした若者たちを描いていて、この主題歌も若くみずみずしい恋愛模様を歌っている詞です。「僕は全くの初心者だ」恋でも何でも始めは誰だって初心者(ビギナー)ですから。フレッシュで謙虚な気持ちで新しい世界へ一歩踏み出したい、そんな気持ちにさせてくれる1曲です。
そういえば、デヴィッド・ボウイも変わることを怖れず、アルバムを出すごとに新しいデヴィッド・ボウイを見せてくれました。いつだって、何回だってスタートラインに立って新しいことにチャレンジできる、そういうことを教えてくれたのも彼だった気がします。
(選曲・文/阪口マサコ)
2.「traveling」 / 宇多田ヒカル
この曲は2001年11月にリリースされた曲で、それまでのどことなく憂いを帯びたヒッキーの作品とは一線を画す、弾けるように元気なアッパーチューンです。紀里谷和明氏の手掛けた、色彩豊かで斬新な映像技術を駆使したPVも当時話題となりました。
新しいスタートを目前に足元がすくんでしまうような時には、この曲を”エンドレスリピート”で、”気持ちに拍車”をかけちゃいましょう!!
(選曲・文/高原千紘)
3.「Start Me Up」 / The Rolling St
ones
「スタートさせてくれ!俺はもう絶対止まらないぜ!」と歌っているのはザ・ローリング・ストーンズです。1981年のヒット曲ですが、70歳代の彼らは今もまだ走り続けています。そう、これだ!と思ったら突っ走りましょう!新しいことを始める時って、なんだかワクワクしますもんね。70歳代で医者になった人の話も聞いたことがあります。そういえば70歳代でスキューバダイビングのライセンスを取った写真家もいましたね。新しいことを始めるのに年齢なんて関係ない、思い立ったが吉日ですよ。
(選曲・文/阪口マサコ)
4.「もっと遠くへ」/レミオロメン
自分の道を良いものにしようと歩む時は時に孤独な時があります。この曲なら、ずっと隣で寄り添ってくれるのではないでしょうか。
(選曲・文/宮川桃子)
5.「タマシイレボリューション」 / S
uperfly
スポーツ選手の活躍を見て勇気をもらえるように、音楽の力に背中を押してもらえることもあると思います。歳を重ねるごとに、新しいスタートを切るのが段々と怖くなってくるのを感じますが、パワフルな歌声と、元気が出る言葉のオンパレードを聴いていると、「よし、やってやろうじゃないの!」っていう強い気持ちがフツフツと沸き起こってきます。
(選曲・文/高原千紘)
6.「少年」/山根康広
口にしたのが僕のようなメタボなおっさんなら、周囲はドン引き間違いなし。歌に込めたメッセージの場合も、歌い手に覇気がなければ誰の心にも響きはしない。
しかし、山根康広は違うんだ!ライブ会場にいる全員の背中を押そうとするかの様に、何度も何度も熱い想いを歌いあげる。ただの綺麗事で挑戦を促しているんじゃない。逃げ道も近道もない事を伝えながら、それでも信じた道があるなら進め、と励ましてくれる。彼自身が少年の様にイキイキと駆けながら。さぁ、新しいことをはじめたくなってきた。腕を天に突き上げて叫ぼう、「少ー年ーっ!」と。
(選曲・文/今井義明)
7.「Walk Your Feet in the Sunshine」
/ The 5th Dimention
何だかその気になってきた。僕には、まだ眠っているポテンシャルがあるぞ!食べかけのごませんべいはそのままにして、あの拳法道場の門を叩こうか。
(選曲・文/旧一呉太良)
著者:NPO法人ミュージックソムリエ協会
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