選曲のエキスパート“ミュージックソムリエ”があなたに贈る、日常のワンシーンでふと聴きたくなるあんな曲やこんな曲――今回は、来たるバレンタイン・デイに向けて“甘いもので幸せ気分。トロける名曲”をお届けします。

1.「Beauty and the Beast」/アリアナ
・グランデ ジョン・レジェンド

●人気シンガーにより約25年ぶりに蘇る、真実の愛の物語
エマ・ワトソンとダン・スティーブンが主演する実写版「Beauty and the Beast(美女と野獣)」。主題歌を歌うのは、アリアナ・グランデとジョン・レジェンドです。歌姫と賞されるアリアナと、グラミー賞も受賞している人気アーティストのジョン・レジェンド。ふたりの伸びやかな歌声が、美しく響き渡ります。音楽に耳を傾けていると、身も心もトロけてしまう甘美な一曲です。
(選曲・文/石井由紀子)

2.歌劇『カルメン』より「お前の投げた
この花を」/ジョン・健・ヌッツォ

●何度でもトロけたい!
ビゼー作曲の歌劇『カルメン』には、名曲がいくつもあります。その内のひとつが、別名「花の歌」とも言われるこの曲。カルメンから花を投げつけられて強く魅かれてしまったホセは、悪事を働いたカルメンを逃した罪で牢屋に入ることに。牢屋から釈放されて酒場で再会したものの気持ちがすれ違い、ホセは困惑します。その時、胸にしまってあった、投げつけられたあの花を取り出し、カルメンに向かってどんなに愛しているかを切々と歌い聞かせます。
歌唱は、ジョン・健・ヌッツォ。声の鳴りははっきりしていながら優しさがあふれる歌い方で、懐の深さを感じさせます。愛しいという気持ちはダイレクトに胸に届き、あっという間に甘い世界に引き込まれます。
(選曲・文/山本陽子)

3.「モンロー」/阿部真央

●10代の女の子が書いたマリリン・モンローへの憧憬
阿部真央の2ndアルバム『ポっぷ』に収録されている楽曲。“甘美な魅力 キュートな響き”という一言で象徴されるマリリン・モンローへの憧憬。「自分がモンローのような女の子だったら、もっと男の子に好かれるのに」という妄想をかわいくキュートに雰囲気タップリに歌い上げています。甘い雰囲気は歌詞だけでなく、歌声・演奏にも反映されています。2010年、このアルバムが発売されたのは彼女が20歳になったばかりの頃。女の子らしい雰囲気がよく表れている一曲です。
(選曲・文/カーシー)

4.「a love song」/Ego-Wrappin’

●恋人以上のわたしたち
ミディアムテンポの心地よいサウンドに乗って、中納良恵が官能的に(英語で)歌いかけます。私が願望を込めて意訳するならば、「やっと巡り合えた、大好きなあなた。一緒にいるだけで、とても気持ちいい。かっこつけずにありのままで、過ぎたことも笑い合える。だって、あなたといる今が最高なのだから。だって、わたしたちは、もう恋人以上なのだから。」
もうこれ以上は何もいらない、ただ音楽に身を委ねて溶けてしまいたい名曲です。1999年作『SWING FOR JOY』収録
(選曲・文/藤原学)

5.「Lovin'You 」/Minnie Riperton

●ストレートに愛情が伝わるミニーの名曲
ジャネット・ケイが日本特別企画ベスト盤として発売した『LOVIN'YOU:BEST OF J.K』にてカバーしたことで、日本でも多くの人々に愛された「Lovin'You」。もともとミニーが愛娘に歌っていた子守唄を、スティービー・ワンダーがプロデュースして名曲に仕上げました。
音源やパフォーマンスによっては、娘の〈マーヤ〉という名前が曲中で繰り返され、母親としての彼女の愛を感じます。シンプルなエレクトリック・ピアノやアコースティック・ギターの伴奏と小鳥のさえずり、そしてミニーの可愛らしく表現豊かな歌声がマッチし、まさしく甘美な音楽に仕上がっています。
家族で過ごす穏やかで幸せな日常が目に浮かぶ素敵な一曲です。
(選曲・文/下森也実)
さて、お気に召した選曲はありましたか。
ぜひこれを機にCDやレコードなどの音源でも、楽曲をお楽しみください。

では、また次回。

著者:NPO法人ミュージックソムリエ協会

OKMusic編集部

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