L→R イリナ(MC&Vo)、大志(MC&Vo)、J-CROWN(MC&Vo)、IMANISHI(MC)、TaKu(Vo)、Cha-ka(MC)、neco.(MC&Vo)、TOSHI(MC&Vo)

L→R イリナ(MC&Vo)、大志(MC&Vo)、J-CROWN(MC&Vo)、IMANISHI(MC)、TaKu(Vo)、Cha-ka(MC)、neco.(MC&Vo)、TOSHI(MC&Vo)

【1 FINGER】8人の個性が発揮された
2ndミニアルバム

ケツメイシ主催のオーディションをきっかけに結成された男性6人&女性2人のユニット、1 FINGERが2ndミニアルバム『ONE DREAM 2』をリリース。メンバーの個性と幅広い音楽性が表現された本作についてイリナ(Vo)、IMANISHI(MC)に訊いた。
取材:森 朋之

前作『ONE DREAM』のリリース以降もライヴ活動を精力的に展開されていますが、ここまでの手応えはどうですか?

イリナ
ライヴを重ねるごとに、いい手応えを感じてますね。お客さんとひとつになって盛り上がる空気を作れるようになってきているので。
IMANISHI
確かに変わってきましたね。少し前までは歌うだけで精いっぱいだったんですけど、最近はパフォーマンスの観せ方についてもメンバー同士でディスカッションができるようになって。オーディションで選ばれた8人ですけど、やっとチームらしくなってきましたね。
イリナ
IMANISHIくんはライヴで地方に行く度に、その土地で髪を切ってたんですよ。
IMANISHI
地元の理髪店に行って、その土地柄の話だったり、方言を教えてもらうんですよ。それをライヴで言うと、お客さんとの距離も縮まるし。ただ、オシャレな髪型を注文してるのに、角刈りになっちゃうんですけどね(笑)。

(笑)。では、新作『ONE DREAM 2』について。前作以上にメンバー個々のキャラや音楽性が表現されてますよね。

IMANISHI
そうですね。”自分たちが作りたい曲を作る”というのは前回と同じなんですけど、それプラス、“ライヴでやりたい曲”という視点も入っていて。客観的に見て、今の自分たちに必要な曲が作れたと思いますね。

そのスタンスを象徴しているのが1曲目の「My Style」だと思います。

イリナ
「My Style」はCha-kaちゃん、J-CROWN、大志が中心になって作った曲で、「Shooting Star」に続くソウルフルな楽曲ですね。ファンキーなテイストも入ってるし、初めてデモを聴いた時からカッコ良いと思いました。普段聴いてる音楽はバラバラだったりするんだけど、しっかり1 FINGERの曲になるのもいいなって。
IMANISHI
こういうサウンドにラップを乗せて、しかもポップに表現できるのは僕らしかいないのかなと。“My Style”というテーマはCha-Kaちゃんが10代の時から温めていたんです。《これだってもんを見つけたから》という歌詞があるんですけど、僕ら自身は自分のスタイルを見つけたと思っていて。聴いてくれるみなさんに対しては“自分のスタイルを見つけて、一緒に上がっていこう”という気持ちで歌ってますね。

「サマラバ☆」はEDMのテイストを反映したナンバーですね。

IMANISHI
洋楽テイストのサウンドにポップスのサビを持ってきたら、どうなるんだろう?という感じで作ったんですよ。
イリナ
この曲の原型は大志が持ってきてくれて。新しい洋楽を一番チェックしてるのが大志なんですよね。
IMANISHI
普段から“この曲、カッコ良いですよ”って教えてくれるんです。学ぶことも多いし、楽しいですね。
イリナ
自分では触らないタイプのトラックだから、レコーディングも新鮮でした。“こういう歌い方もできるんだな”っていう発見もあったし。

90年代のR&Bのテイストを感じさせるバラード「Lovin'you」も印象的でした。

イリナ
J-CROWNがコーラスワークを作ってくれたんですけど、すごく難しくて。
IMANISHI
J-CROWNが所属していたゴスペルグループの方にも協力してもらったみたいで。ゴスペルとR&Bの要素が入ってるんですよね。
イリナ
こんなに細かいコーラスは初めてだったり、ラインを覚えるのもすごく時間がかかったんです。でも、出来上がった曲を聴いた時は鳥肌が立ったし、すごく気持ち良くて。ライヴでも頑張って歌いたいと思います!

「Dawn Night」はリアルな心情が描かれたナンバーで。

IMANISHI
タイトルは“Dawn(夜明け)”と“night(夜)”を組み合わせた造語なんですけど、確かにリアルな気持ちを歌ってますよね。夢を掴むために街に出てきたけど、いつの間にかその夢を見失ってしまって。“このままでいいのか?”というもどかしさだったり、“大丈夫、この夜はいつか開ける”という気持ちを表現しています。
イリナ
すごく共感できましたね。この曲の主人公の状況が以前の自分に重なって…辛くなりました。
MANISHI
え、一体何があったん?
イリナ
音楽活動をしていてもなかなか芽が出ない時期だったり、思ったように進めないこともあったから。でも、同じようなことは誰にでもあると思うんですよ。目的に向かっていれば壁にぶつかることもあるだろうし。この曲が少しでも心の支えになってくれたら嬉しいですね。

ライヴで歌う時も思わずグッときちゃいそうですよね。

イリナ
私、すぐ泣きそうになるんですよ。ライヴ中は奥歯を噛みしめて、泣かないようにしてますけど。
IMANISHI
ケツメイシのDJ KOHNOさんが言ってたんですけど、イリナ、J-CROWN、Cha-kaちゃんはゾーン(集中力が極限まで高まる状態)に入るというか、楽曲の世界に完全に入り込んだ状態になることがあって、それがすごくカッコ良いと。“僕はどうですか?”って訊いたら、“足の爪の先も入ってない”って(笑)。

(笑)。IMANISHIさんはどこかに冷静な部分があるんでしょうね、いつも。ラテンテイストの「ヤシの木~Sha la la~」をはじめライヴで盛り上がりそうな曲もたっぷりだし、8月に東京と大阪で行なわれるワンマンライヴも楽しみです!

イリナ
曲も増えてきたので、前回のワンマンよりもボリュームアップしたライヴになると思います! 「ヤシの木~Sha la la~」のサビは全員で歌ってるんですけど、ワンマンではお客さんも参加してもらって、みんなでひとつになりたいですね。
IMANISH
1 FINGERのライヴはお祭り騒ぎみたいな感じなんですよ。自分たちのヴァイブスをしっかり伝えて、みんなで盛り上がりたいですね!
『ONE DREAM 2』2016年08月03日発売avex trax
    • 【CD+DVD+スマプラ】
    • AVCD-93447/B 2500円
    • 【CD+スマプラ】
    • AVCD-93448 2000円
1 FINGER プロフィール

ワンフィンガー:次世代のケツメイシを探すべく2013年に行なわれた『三代目ケツメイシオーディション』で全国各地より集まった8人(男性6人女性2人)による音楽ユニット。15年2月、ケツメイシとのファミリー名義“KTMusic”によるミニアルバム『KTMusic』でメジャーデビュー。圧倒的な歌唱力とコーラスワークで美しい旋律を奏でるヴォーカリストたちと、時に鋭く時に温かいメッセージで切り込むラップ隊で多彩な楽曲を生み出す、その8つの個性が交わり合った、まさに“一石八鳥”とも言える独特のスタイルで注目を集めている。1 FINGER オフィシャルHP

OKMusic編集部

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