L→R 森崎ウィン、福本有希、黒川ティム、島田 翼、清水大樹

L→R 森崎ウィン、福本有希、黒川ティム、島田 翼、清水大樹

【PrizmaX】EDMに挑戦した、新しいP
rizmaXが詰まった新曲

5人組ダンス&ヴォーカルユニット、PrizmaXがニューシングル「OUR ZORN」をリリースした。先日、TSUTAYA O-EASTでのワンマンライヴも大成功させ、勢いに乗る彼らに新曲の話題を中心に話を訊いた。
取材:土屋恵介

新曲「OUR ZONE」はエレクトロニックなダンスチューンですが、それぞれどんな印象がありましたか?

森崎
今回、初挑戦のEDMチューンで、歌の振り幅も広いんです。静かな低いところは抑えて、サビで一気に上がるんです。歌とダンスでメンバー5人がいかに一体感を出して、ライヴの空間をひとつにできるかをイメージして歌いました。
黒川
僕は歌詞を書かせてもらったんですけど、初めて歌わないサビの曲にチャレンジしたんです。曲の一番盛り上がるところを5人のダンスで魅せて、ファンも跳ねて踊れる感じになれる、ライヴ感を出した曲ですね。歌詞の中にも、みんながライヴに来て、僕らを観てくれるリアルさを入れてあるんです。新しいPrizmaXの楽しさが詰まってると思います。
清水
音の振り幅が激しくて、曲の中ですごくギャップが出ますね。大人しいところから激しいダンスも観れます。僕はラップを担当してるんですけど、今回は歌詞重視よりも、ノレるフロウを一番意識しました。
福本
初のEDMチューンで、新しい自分たちの色を出せる曲だと思ってますね。でも、EDMってずっとアガりっ放しのイメージがあるんですけど、この曲は抑揚があるのがポイントです。世界観の広さでは僕らの曲の中でも1~2を争う曲なので、ぜひいろんな方にライヴで聴いてほしいです。
島田
僕はダンスミュージックが個人的に好きなので、その要素の楽曲をやれるのが嬉しくて。クラブの現場の感じや雰囲気含め、いろんな人に楽しんでもらえる作品と思ってます。あと、クラブミュージックって大体はDJが曲をかけるライヴセットが多いですけど、EDMを歌って踊って魅せるアーティストはいないと思うので、そこを僕らができるのも嬉しいですね。

歌詞やラップ、作曲も手がけるグループは、日本では珍しいですよね。

黒川
そうですね。歌詞は僕がほぼ書いてます。ただ、日本語のパートが難しいので、メンバーと相談して一緒に書く場合もあります。
清水
(黒川)ティムが歌詞、ラップは僕が書いて、(森崎)ウィンが曲作る時もあって、自分たちでできることは精力的にやろうとしてますね。
森崎
言われた通り、こういうスタイルは日本のグループではそんなないと思います。好きなことだしやりたいことなので、そこは大事にしたいです。

“OUR ZORN”は自分たちの領域、つまりPrizmaXの作るライヴの空間ってことですよね。

黒川
そうです。ステージとお客さんが一体化した、“僕たちの作る空間”って意味ですね。

では、普段ライヴをやってる時に心がけてることを聞かせてください。

森崎
曲の持つ世界観をどれだけお客さんに伝えられるか。やっぱり、お客さんの雰囲気って、その時その時で変わるんです。アンテナを研ぎすまして、生の感覚で歌い方を変えたりします。ライヴ中のダンスを間違えると、(清水)大樹のすごい視線を感じるんですよ(笑)。
清水
(笑)。不思議と僕が前で踊ってても、後ろのメンバーが間違えると感じるんです(笑)。
黒川
4人とも大樹にビビってますね(笑)。で、大樹が間違えるとみんな、“え~?”ってなります(笑)。
清水
その時は、激しく攻められます(笑)。

(笑)。カップリングの3曲、「Truth」「Without You」「I believe」についても聞かせてください。

森崎
「I believe」はもともとリード曲の候補だったんです。話し合ってる時に、「OUR ZONE」が来て変わったんです。なので、ツアータイトルの“We believe”も、「I believe」から来てたんですよ。この曲はロック色がすごく強くて、キャッチーさもあって、今まででヴォーカルが一番踊ってない曲なんです。「Without You」は切ない想いの詰まった歌詞で、どの世代にも当てはまる内容です。そして、「Truth」は僕が作曲、ティムが歌詞を書いた曲です。僕らはダンス&ヴォーカルユニットですけど、ずっと声とギター一本だけって曲をやりたくて、それが初めてできた曲です。

まさに新しいチャレンジができたシングルですね。さて、PrizmaXは2002年に結成と活動歴が長いですよね。2013年2月に現在の5人のメンバーとなったわけですが、それまでは大変さもあったのかなと。

黒川
そうですね。最初からいるのは僕だけなんです。8人とか10人の時もあったり、メンバーが安定しないままやってきたんですよ。一時、僕とウィン、大樹の3人になった時もあったし、正直言って気持ち的にもボロボロでした。でも、必死さを出して活動してました。そしたら、(福本)有希と(島田)翼が戻ってきて、2013年に新しいスタートができました。そこからCDデビューできたりして、一気に変わりましたね。まだ2年ですけど、毎回新鮮な気持ちでやれてます。
福本
自分の中では、2013年12月にmorph-tokyoで初ワンマンをやらせてもらった時に、もっと頑張ろうって気持ちが固まりました。それまで対バンライヴだけだったけど、自分たちだけで1時間半をやり抜いて、この5人で行けるぞ!って思えたんです。
島田
実は僕、2013年に合流した当時は、海外留学しようって思ってて2年で辞める予定だったんです。ニューヨークでダンスとかやりたくて。でも、去年の春にシングル「take me」を出した頃に、PrizmaXで頑張っていこうって思えたんです。
清水
一度、翼がニューヨークに2週間留学に行ったんですけど、僕らとしては辞めてほしくないから、向こうで嫌な思い出を持って帰って来てくれ!って思ってました(笑)。しばらくてして、翼がPrizmaXでやっていきたいって言ってくれた時は全員で喜びました。いや、そうでもないか(笑)。
島田
オイオイ!(笑)
森崎
まぁ、今ではこんな風に言えるくらい仲が深まりました(笑)。

それは良かったです(笑)。では、先日TSUTAYA O-EASTのワンマンも大成功させたPrizmaXですが、今後どんなことを目指していきたいですか。

森崎
この間、スタッフさん含めて話し合いがあったんですけど、その場でオリコン1位を狙っていこうって話が出たんです。もちろん、そこに達するにはやらなきゃならないこともたくさんあります。まずはライヴの動員数を増やしたいので、どんなライヴを魅せたいかをみんなで話し合ってます。
黒川
Zeppツアーとかやれるようになりたいですね。
森崎
そうだね。もちろんチャートも大事だけど、ライヴに来てくれる人がどれだけいるかが自信やモチベーションになるし。僕ら、ライヴで勝負できるライヴアーティストになりたいので、歌もダンスもどんどん磨いていきます。
「OUR ZONE」2015年05月27日発売STARDUST RECORDS
    • 【赤盤】
    • ZXRC-1008 1080円
    • 【グレー盤】
    • ZXRC-1009 1080円
    • 【イラスト盤】
    • ZXRC-1010 1080円
PRIZMAX プロフィール

プリズマックス:2002年結成。10年からスターダストプロモーションの男性タレント集団EBiDAN(恵比寿学園男子部)に参加。13年3月に結成10周年を迎え、ダンス&ヴォーカルユニットとして「Mysterious Eyes/GO!」でCDデビューを果たした。R&B、ヒップホップ、ファンクなどの要素を取り入れた音楽性から、国内外問わず多数のフェスから声が掛かるなど、活動の幅を広げている。19年、新メンバーを迎えて7人体制になったと同時に、グループ名を全て大文字表記の“PRIZMAX”に改名。新体制初の作品となるアルバム『FRNKSTN』を同年4月にリリース。PRIZMAX オフィシャルHP

Tsubasa Shimada プロフィール

シマダツバサ:幼少の頃よりダンサーとしてのキャリアを積み、高校生の時にニューヨークへ単身短期留学に発つ。縦横無尽にさまざまな音楽体験を経た中で、現在はダンスミュージックに着地し、ミニマルな繰り返しの中で独自のグルーヴを紡ぎ出すDJプレイで空間を彩る。ハウスミュージックの疾走感と共に、芸能界屈指のDJ/レコード・ディガーを目指し音の旅を続ける。

OKMusic編集部

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