【バイザラウンド】『「ハローイエロ
ー」リリースツアーファイナルワンマ
ン』2012年11月16日 at 下北沢GARDE
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物事の真意を捉えた歌詞とエモーショナルなバンドサウンドで人々を魅了するバイザラウンド。メロディアスなギターが高揚感を煽る「イエスマンのブルース」など、このツアーで磨き上げたメジャー第一弾ミニアルバム『ハローイエロー』の収録曲を中心に痛快なロックを掻き鳴らした。特に印象深く残っているのは、“大きな意味でみんな仲間。そんな歌が書けた”と松山晃太(Vo&Gu)が語った「最後の太陽」での出来事。曲も中盤に差し掛かったところで“こんな感じでやりたくない”と松山がメンバーにストップを促す。ライヴ全体の流れを第一に考えると、曲を中断してしまうことは良いことではないだろう。しかし、それだけ一曲一曲に対して真剣であり、絶対に自分たちの思いを届けるんだという愚直なまでのスタンスは実に彼ららしい瞬間だった。