【amazarashi】キーワードは“伝える
”“メッセージソング”

2013年2作目のアルバム『あんたへ』は、amazarashiが、これから向かう方向を示す羅針盤のような作品になった。“メッセージ”を高く掲げ、飽くなき前進を続けるバンドの内部に今何が起きているのだろうか?
取材:宮本英夫

活発な活動の中に見える “実在するバ
ンド”への歩み

 2013年のamazarashiの活動は、これまでとは異なる新たな試みを交えながら、例年以上に活発な印象を刻んで現在に至る。4月にリリースしたアルバム『ねぇママ あなたの言うとおり』はオリコンCDチャートで初のトップ10入りを果たし、それに続くツアーでは渋谷公会堂2デイズを成功させるなど、ライヴバンドとしての存在感も大いにアピール。8月には初めてのフェス出演となる『RISING SUN ROCK FESTIVAL』や、9月にはTK(from凛として時雨)との対バンライヴも開催。さらに秋田ひろむとして中島美嘉に楽曲提供したことも大きな話題を呼んだ。特にライヴでは秋田ひろむをはじめメンバーの姿が以前よりもくっきりと見えるようになり、謎めいた存在感がより実感を伴ったものになりつつあるというのが、2013年のamazarashiを語る上でひとつの結論と言っていい。

 そして、前作からわずか半年で届いたニューアルバム『あんたへ』。秋田ひろむの念頭にあったのは“伝える”“メッセージソング”ということで、ここで聴ける言葉がこれまで以上に聴き手の心に寄り添い、励まし、親密な呼びかけのように感じられるのは、そうした秋田ひろむの意識の変化がなせる技だ。匿名希望のバンドから、実在を証明するバンドへ。今回は再び秋田ひろむにメールインタビューを試み、『あんたへ』にまつわる彼の思いをたっぷりと語ってもらった。

OKMusic編集部

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