【amazarashi】僕は僕で前に進みたい
と思います

“生きるということ”に真正面から切り込む鮮烈な歌詞と音楽、映像とリンクさせた独自のライヴで熱い支持を集めるamazarashiの新作『ねえママ あなたの言うとおり』が完成。着実に進化するamazarashiの世界について、秋田ひろむへのメールインタビューとしてお届けする。
取材:宮本英夫

amazarashiの中心には音楽があり さら
にその中心に言葉がある

amazarashiの7曲入りニューアルバム『ねえママ あなたの言うとおり』が4月10日にリリースされる。2010年6月のメジャーレーベル移籍後の彼らのリリースペースは非常に早く、 フルアルバム、ミニアルバムを合わせてこれが6作目だ。その間にバンドを取り巻く環境は急速に変化して、東京のライヴでは渋 谷公会堂を満杯にし、前作アルバム『ラブソング』はオリコンデイ リーチャート7位を記録するまでになった。中心人物の秋田ひろむをはじめバンドのメンバーは一切表に出ず、CDやミュージックビデオではイラストやアニメを、ライヴではアニメやイメージ映像と音楽を融合させることで、音楽だけではない独自の表現方法を開拓。新しいスタイルのロックバンドの試みとして、各方面から大きな注目を浴びて現在に至る。
が、amazarashiの中心にあるのはあくまで音楽そのものであり、さらにその中心に秋田ひろむの描く示唆に富んだ言葉がある。 人はなぜ、何のために、何を求めて生きるのか。誰もが心に抱える 命題に真正面から切り込む言葉は非常に先鋭的で、自己と他者、 抑圧と解放、希望と絶望、破壊と創造など、相反する言葉が絡まりながら突き進んでいく、その舌鋒の鋭さとスピード感は圧倒的だ。 広く言えば現代の若い世代の基本テーマのひとつ“自分探しの物語”ということになりそうだが、世の中にはびこる嘘や欺瞞を追及する言葉の容赦なき激しさと比例して、自分自身の弱さや甘さを も徹底的に問い詰める姿勢が、amazarashiをその他大勢の自分だけに甘い自分探しの物語とは一線を画すものへと昇華している ことは、何よりもその音と言葉を聴いてもらえば自明だろう。
これまでほとんどインタビューなどの場に登場してこなかったamazarashiだが、今回特別に秋田ひろむがメールインタビュー に答えてくれることになった。訊ねたいことは山のようにあった が、あえてテーマを絞り込み、アルバム収録曲の一曲一曲にコメ ントをもらうことで、『ねえママ あなたの言うとおり』の持つテー マを浮かび上がらせることを目的としている。アルバムを聴き、彼の言葉に耳を傾け、amazarashiの音楽があなたの中でより重要なものになるとすれば、それ以上に喜ばしいことはない。

OKMusic編集部

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