【Yun*chi】この声がYun*chiの魅力だ
と胸を張って言える
モデル、アーティストとして活躍していたYun*chiが、ミニアルバムで待望のメジャーデビュー。kz(livetune)と浅田祐介をプロデューサーに迎え、シンセライクなフェアリーヴォイスが世界を魅力していく!
取材:大庭利恵
正直、ハマりました。
おっ、のっけから(笑)。ありがとうございます。
特徴的な声はデビュー前から話題になっていましたけど、ビートの効いた曲からデジタルポップ、バラードまで、全て歌い方から声の出し方まで違っていて。
そうですね。ミニアルバムで5曲収録できるということで、Yun*chiのいろんな面を分かってもらえるものにしたいと思って、できるだけ表情豊かにしました。
kz(livetune)さんと浅田祐介さんというふたりのプロデューサーと一緒に作られてますけど、どちらの方もインディーズ時代にYun*chiさんからアプローチされたとか。
kzさんとは、とあるイベントで一緒になった時に、オーガナイザーの方に紹介してほしいとお願いしたことがきっかけで意気投合して。浅田さんは、某SNSを通じて歌を聴いてほしいとアプローチしました。そしたら、“じゃあ、会ってみよう”ってことになったんですけど、実際にお会いしたら“君が何か面白いことができるなら、曲を作るよ”って言われたんですね。面白いことは自分で作り出さなきゃダメだし、それができなきゃアーティストとして成功しないって言われているんだと思ったので、“今、日本ではダブステップが流行ってるけど、ガーリーな要素があって、ポジティブで歌詞にストーリー性のあるJ-POPがないと思うんです。そういう曲が作れるのは浅田さんだけだと思うし、そこに乗る声を私がやります”って言ったんです。
口説いたんだ。
口説きました(笑)。それから一緒に曲作りをさせていただんです。
一緒にというと、Yun*chiさんのアイデアが主導になってるという感覚?
そうなんです。ありがたいことに、曲があって、それを私が歌うというやり方ではなく、私がやりたいことが軸になって、そこからプリプロを始めてくれるんです。平岡恵子さんに歌詞を書いていただいている曲も、全て一緒に作らせてもらっていて。kzさんのサウンドとYun*chiの声で世界をポジティブにしていきたいよねって想いを込めて作ったものが『Reverb*』という曲で。『Believe*』は、ふたりで何かやりたいねって話をした時に、将来の夢やどんな活動をしたいかって話をしたことをkzさんが書いてくれた曲なんですね。私がやりたい音、構成、言葉、全てを使ってくれて。
ジャケットなどのデザインを吉田ユニさんが手がけられてることもありますけど、いろいろなクリエイターの人たちが、Yun*chiという存在の魅力に惹かれ、巻き込まれてるって感じがしますね。
いやいや、とんでもないです。でも、思い立ったら、とりあえず行動してしまうタイプなんですよ。もちろん、それが縁でいろんな方々とお仕事できるようになってるので、出会いには恵まれてますよね。でも、その出会い全てが、このミニアルバムを作ることで、やっと全てつながったって感じなんです。すごく歌が上手いわけじゃないし、歌い方もまだまだ発展途上だと思いますけど、この声を活かしたものを作れるのは私しかいないし、それを最高のものに仕上げる自信だけはあります。なので、まずはこの5曲を聴いて、Yun*chiのことを分かってもらえたらなと思います。
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