L→R HIRO(Gu)、TAKUMA(Second Vo&Ba)、月森(Vo)、MORI(Gu)

L→R HIRO(Gu)、TAKUMA(Second Vo&Ba)、月森(Vo)、MORI(Gu)

【wyse】再始動後、初のフルアルバム
がついに完成!

2011年に、6年の沈黙を破り再始動を宣言したwyse。“初期衝動”に従って作り上げた、これからのライヴの基盤になっていくであろう10曲を収録したアルバム『Imaging』は、wyseらしい多面性を感じさせる、想像を超えた一枚に仕上がった。
取材:大庭利恵

2011年に再始動して、約1年。7月のツアーで限定販売した待望のアルバムが、ジャケットを一新して通常盤として店頭にも置かれることになったそうですね。

TAKUMA
wyseって、“こういうバンドだ”ってカテゴライズするのが難しいんですよ。僕らの代表曲は何だ?って人に訊いた時、激しい曲を挙げる人もいれば、バラード曲だって答える人もいて。それは僕らが多面性のあるバンドであるということの証明だと思うし、それがwyseなんで、すごく嬉しいことなんですけど。だったら、通常のライヴと俺らが思う激しい曲ばかりを集めた“超攻撃”という両方向のテーマを持ったライヴをやるツアーにしようってことになったのがきっかけですね。

“だったら、このタイミングでアルバムを作ろう”という話が出たと?

MORI
再始動からの1年間は新曲をやりつつも、過去の曲を骨組みにしたライヴを展開してきてたんで、このタイミングでツアーをやるなら、この先、ライヴの軸となるための楽曲をアルバムとしてリリースすべきなんじゃないかと提案をして。
月森
でも、その話が出たのは4月で。そこから曲を作り始めてレコーディング、ライヴを構成するには、時間がないんじゃないかって話にはなったんだけど、次のライヴは来年になるんで、そこで無駄に時間を空けても意味がないんじゃないかと。

なるほど。じゃあ、超特急で作ったと。それにしては全10曲、まさにさっき言ってたwyseらしい多面性を感じさせるアルバムになりましたよね。デジタル要素を含んだ「Imaging brain」の新しいサウンドの提示から、80年代っぽい音作りで聴かせる「かわれない二人」への流れなんか、特にそうだし。

TAKUMA
再始動一発目にリリースした「Vision」は、インパクトを残したいと思ってたから、サビ始まりのメロディーはもちろん、Bメロを月森と俺の掛け合いにしたり、後半のサビで転調させたりっていうふうにわざとマニアックに仕掛けたんですよ。二発目の「To Shy」はライヴでガッと盛り上がれるために作って、そこでひとまずまとまって。さて、次にwyseが提示するものは何だって考えた時にできたのが「Imagin brain」だったんです。

新しいサウンドを提示しようと?

TAKUMA
そうですね。TOSHIさん(サポートドラマー・永井利光)と一緒にやったら、どんなに単純な16ビートでも単純なものにならないって分かってたから、そこにあえてデジタルなサウンドを取り入れてみることに挑戦したりしましたけど、それよりもメッセージ性ですね。

イメージすることの大切さ、ですよね。

TAKUMA
イメージできないことは、理解し得ないってことですね。自分の中にまったくないものについて話してる時って、質問すら思い浮かばないじゃないですか。僕らが再始動した時、1年後にはこうなっていたいって思って動いたから、今この場にいられるんだと思うし、そういう場を生み出したんだと思うんです。だから、アルバムのタイトルも“Imaging”になって。
月森
「かわれない二人」の掛け合いは、逆にちょっと古くさくて面白いでしょ?
TAKUMA
いわゆる古めのバンドサウンド、バービーボーイズやPERSONZのような空気を出したくて。そこへ、月森と俺が男女の関係のような掛け合いで歌うという表のテーマがありつつ、実は“何年経っても変われない。この先も変われない”というのは、俺たちふたりは代役がきかないってことを歌ってるんです。そういう裏テーマを読み取ることもwyseのファンなら楽しめるだろうと思って。

MORIくんが手がけた「LOSER」と「Faraway」は、違うベクトルを向きつつ、どちらも疾走感があって。

MORI
“俺っぽい曲”という部分からはずれないように、でもそこだけに収まらないようにと考えて作ったタイプの違う2曲ですね。でも、どっちもライヴでがっつりと上がれる曲になったんじゃないかと思いますね。

そして、このアルバムの中で一番ポップで爽快な「Shiny」を手がけたのがHIROくんで、びっくりしました。

HIRO
本当は、もうちょっとハードめな曲を持ってきてたんですけど、違うタイプのをもう1曲と言われて、だったらと思って、いつもはリフから作るところを、鼻歌でメロディーから考えて作ったものですね。“Shiny”というキーワードから、夏っぽい歌詞を当てはめて、さらにポップさを上げた感はあります。

後半の6分に及ぶバラード「ALONE」ですが、やっぱりこの歌詞は月森くんと一緒にバンドをやっていくことを歌ってるように思えますよね。

TAKUMA
そう思ってもらっていいと思います。ただ、そこだけに収まらないように書いてはあるんですけどね。ある意味、このアルバムを作り出したきっかけは“初期衝動”なんですよ。
HIRO
最初はミニアルバムにしようと思ってたのに、やってくうちに全員が本気になって、これだけの曲数になったとか、な。
TAKUMA
そう。7年振りのアルバムではあるけど、1年目、1枚目のアルバムでもあるんです。このアルバムは、これからのライヴの軸にしようと思って作ったものだから、“今”だけを切り取って作ったんじゃないってことが分かれば、この曲をどう受け止めたらいいかってことも必然的に分かってくるものだと思うし。
月森
もちろん、これから僕らがライヴで、どう成長させるかにもよると思いますけどね。次のライヴは来年1月。それぞれソロもあるので、頻繁にライヴができないことも含めて、一本一本のライヴを大事に想像していきたいと思ってます。
wyse プロフィール

グラマラス・ハードロック・バンド。99年に結成。メンバーは、月森(vo)/HIRO(g)/MORI(g)/TAKUMA(b)/KENJI(dr)の5人。サウンド/イデタチ含め、BOφWYやGLAY、LUNA SEAを彷彿させる——すなわち、いかにも“メイド・イン・ジャパン”な感じ。日本人の琴線に触れること必至な、常習性の高い歌謡メロディが聴きどころか。
そんな彼ら、01年12月にアルバム『the Answer in the Answers』でメジャー・デビューを飾る。濃厚かつドメスティックなテイストが全面に炸裂した強力作だ。オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • the Homeground
  • Key Person
  • 気になるワードでディグる! 〇〇なMV

ギャラリー

  • Tsubasa Shimada(PRIZMAX) / 「Wet Crate」
  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • Yun*chi / 「Yun*chiのモヤモヤモヤ」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • 魔法少女になり隊 / 「魔法少女になり隊明治のあったりなかったり」
  • みねこ美根 / 「映画の指輪のつくり方」
  • 嘘とカメレオン / 「猫を抱いて蝶と泳ぐ」
  • エドガー・サリヴァン / 「東京文化びと探訪」

新着