【SE7EN】歌もダンスも切れ味抜群の
SE7ENが
久々の新作を発表!

まだ韓国のアーティストが日本で多く活躍する以前の2005年から、男性ソロアーティストとして道を切り開いてきたSE7ENが、新作のミニアルバム『SOMEBODY ELSE』とともに4年振りに日本の音楽シーンに戻ってきた。
取材:土屋恵介

SE7ENさんが日本でデビューした2005年は、今のように日本で活躍する韓国のアーティストが少ない時代でしたが、当時を振り返ってどんな印象がありますか?

僕が日本でデビューした頃は、BoAちゃんくらいしか韓国のアーティストがいなかったんです。なので、日本で活動する難しさはありましたね。今はみんな韓国の歌手を愛してくれてるし、活動しやすくなってますよね。日本語の勉強とか全部が初めてだったんです。でも、結構楽しかったですよ。日本での活動を頑張ろうって意気込みがありました。

SE7ENさんは、曲によってヴォーカルスタイルが変わりますが、歌う上で心掛けていることは?

激しい曲ならビートやリズムに合わせて力強く歌うのが重要だし、スローテンポのバラードは歌詞の意味をしっかり伝える。感情を大事にして歌います。

あと、ダンスパフォーマンスの切れ味も抜群ですが、ダンスではどんなところにポイントを置いて表現していますか?

僕は普通じゃないのを観せるのが好きだから、常に新しいものを観せるよう努力してます。激しい曲なら、より激しくしたりユニークなものを入れたり。スローテンポの曲だと、フィーリングを重視して踊りますね。

2009年にはアメリカに渡り、翌年韓国でミニアルバム『DIGITAL BOUNCE』でカムバックしましたが、その時はどんな気持ちでしたか?

アメリカでは、好きなヒップホップやR&Bの本場で直接好きなミュージシャンたちと音楽を作れて、前より絶対パワーアップしたと思います。人間的にも成長できましたね。『DIGITAL BOUNCE』は久しぶりの韓国でのアルバムだったから、アメリカでやってきたことを踏まえてエレクトロサウンドで、パフォーマンスも全てが新しいSE7ENを観せようと思いました。

日本では、11年10月の2NE1のライヴにゲストとして久々にステージに立ちました。そのあと11月にファンミーティングがあって、4年振りに日本のファンに会えたのもうれしかったのでは?

幸せだと思いましたね。たくさんの時間を待ってくれてたみなさんに、ありがたい気持ちがいっぱいで、ほんと“ただいま”って気持ちでした。

そして、今回ミニアルバム『SOMEBODY ELSE』を発表しますが、どんな作品にしたかったですか?

日本での久しぶりのアルバムだから、前とは全然違うスタイルを見せたかったんです。1曲ごと違うテイストの楽曲で力を入れて作りました。

久しぶりの日本語でのレコーディングはどうでしたか?

面白かったですよ。久しぶりに日本語で歌ったんですけど、新しい雰囲気が出せたかなって。難しくはなかったですね。

さすがですね。リード曲の「SOMEBODY ELSE」は明るいメロディーのポップなサウンドですが、歌詞は仲のいい女友達が他の男の人とくっついてしまう内容ですね。

明るいメロディーだけど、歌詞は悲しい内容でそのギャップがいいと思いますね。歌う時は、辛い気持ちかな?って想像して歌いました。あと、僕じゃなくて、他の人を好きになったファンの人は気を付けてくださいって意味も込められてます(笑)

(笑)。そして、「ANGEL」はファンに向けたさわやかなナンバーですね。

僕の誕生日に日本のみなさんにプレゼントをあげるって意味で、この曲を作ったんです。ファンたちを“ANGEL”に例えて作った曲なので、みなさんに愛してほしいですね。

「UNDERSTAND~今さら~」は、失恋の気持ちを感情込めて歌うミディアムチューンですね。

メロディーラインがすごくきれいなバラードで、とても好きな曲なんです。わがままな自分から彼女が去ってしまう後悔を歌ってる歌詞なんですけど、悲しさがすごく表現されてていい歌詞だなと思います。

あと、韓国で発表された「BETTER TOGETHER」と「I’M GOING CRAZY」の日本語バージョンも収録されてますが、バラエティーに富んだ『SOMEBODY ELSE』を作り終えてどんな感想がありますか?

いろんな曲の盛り合わせって感じで、アップチューンからバラードまで見せられたので満足してます。ぜひたくさんのみなさん聴いてほしいですね。

そして、1月にはSE7ENさんをはじめ、BIGBANG、2NE1など、YGエンターテインメント所属のメンバーが勢揃いする『YG Family Concert in Japan』が開催されますが、どんなものを観せたいですか?

日本では(2006年以来)5年振りのファミリーコンサートだから、みんないろんなことを観せられるように頑張ってます。今まで観せなかったコラボとか、それぞれ面白いことをたくさん観せられるように準備してますので、ぜひ期待しててください。

では、SE7ENさんが2012年に日本でやってみたいことを聞かせてください。

ファンの近くに行きたいですね。コンサートやイベントをやって、待っててくれたみなさんに恩返ししたいです。それから新しいファンにも会いたいので、いろんなところにたくさん行きたいです。
SE7EN プロフィール

韓流ブームは様々なスターを生み出し続けているが、韓国出身の男性シンガー、SE7ENもその1人だ。84年生まれの彼は、高校生の時に韓国で行われたオーディションに合格。その後5年間にわたって歌唱&ダンス・レッスンに励み、03年にアルバム『JUST LISTEN...』で韓国デビュー。R&Bをベースとした確かな歌唱力と迫力のダンス・パフォーマンスによって一躍スターダムにのし上がっていく。
05年には、浜崎あゆみやBoAなどを手がけるD・A・Iをプロデューサーに迎えたシングル「光」で日本デビューを飾る。続く2ndシングル「STYLE」はオリコンウィークリーチャート10位、続く3rdシングル「スタートライン/Forever」は同チャート4位を記録。その甘いルックスからは想像がつかない、パワフルなダンスとヴォーカリゼーションは業界内の評価も高い。最近では韓国ドラマ『宮S』に初主演し、俳優デビューも果たしている。オフィシャルHP
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