L→R DJ GEORGIA(DJ)、JUN(MC)、SHIN(MC)

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【CLIFF EDGE】新しいことが思い通り
にできた

立ち止まっている人の背中を押すような力強いナンバーをはじめ、フィーチャリングによる切ないラブソング、スタイリッシュなアッパーチューンなどを収めたニューアルバムは、まさにCLIFF EDGEの進化形!
取材:石田博嗣

今作でも中村舞子さんをはじめ、jyA-Meさん、Lily.μさん、三浦サリーさんとコラボ。当然ですけど、コラボする相手によって曲調やアプローチが変わるので、刺激も大きいですか?

JUN
そうですね。中村舞子ちゃんの歌声ってすごく情緒があって、ひと筆書きで書いたような感じなんで、それをシンプルなメロディーに乗せるとどうなるんだろうなってところから今回の曲が生まれたんですね。そうやって中村舞子ちゃんや三浦サリーちゃんの場合は彼女たちの声ありきで“こういう曲を作ってみたい”って始まったんですけど、工藤静香さんのカバーでもある「in the sky ~あの日のメロディー~ feat. Lily.μ」は、みんな知ってる曲で、曲の世界観もイメージを持っている曲だからどう表現するかってなった時に、新人の女の子に歌ってもらおうってことでLily.μちゃんに歌ってもらったんですよ。そういう意味では、こういうコラボっていうのは、自分自身の女性ヴォーカルに対するプロデュースワークの勉強になりますね。
SHIN
もちろん、曲調によって俺らも変わるし…三浦サリーちゃんとの曲だと、大人っぽい恋愛っていうか、いつもの俺らの恋愛の曲とは違う表現方法ができましたね。恋愛ソングでは使うことがなかったオートチューンを使ったりもしたし。

あと、印象的だったのが「DREAM ~未来を信じて~」なのですが、3rdアルバム『Re:BIRTH』のリード曲だった「NO LIMIT ~勇気をキミに~」に通じるものを感じました。

JUN
この曲も栗城史多さんの応援ソングなんですよ。「NO LIMIT ~勇気をキミに~」から応援させてもらって約1年が経ったんですけど、今も栗城さんは頑張っていて…一回失敗しちゃって、今はすごく辛い時期だと思うんですけど、誰に頼まれるわけでもないのに、またエベレストの頂上を無酸素で目指そうとしている。そんな不器用な生き方に、僕はいち男として惚れているので。あとは、やっぱり震災の影響もあって…みんながいろんなことを感じて、前向きにやっていこうって思っていても、それでも落ち込む瞬間ってあるだろうから、そんな時に耳にしたら“そうだな、頑張ろう!”って思ってもらえるような、背中を押す曲をアルバムに1曲は入れたいってのはありましたね。

最後は「PRAY feat. ALL LOVE」が締めるわけですが、《愛されたいなら愛してみよう》という歌詞が印象的でした。

SHIN
大きな平和を語るよりも、身近な距離でのやさしさや思いやりが広がるだけでいいんだよって言いたくて。身近な人に対して言うのが一番難しいから、何を書けばいいのか悩んだんですけど、気が付いたらそう書いてました。
DJ GEORGIA
この曲こそ震災を受けての曲っていうか。“feat. ALL LOVE”ということで、周りのスタッフとかいろんな人の愛を入れられればなって思って作りました。

『Re:BIRTH』は原点回帰からの一歩と言っていましたが、今作はどんなものが作れた手応えがありますか?

SHIN
『Re:BIRTH』を作って“結局、俺たちこうだよね”っていうのが分かった上で、それをライヴでやって、お客さんの反応を見て、辿り着いたアルバムだから、ほんと二歩目だなと思ってるんですよ。“これをライヴでやれば、こうなる”っていう画をちゃんと見据えつつ作ったから、曲の構成面やスキルから、ライヴの観せ方まで全てにおいてひとつ上に行けたなって思ってます。
DJ GEORGIA
結構、新しいことが思い通りにできたアルバムですね。“新生CLIFF EDGE”っていうか。ぜひ、今まで聴いていなかった人に聴いてもらいたいです。
『LOVE Symphony』Venus-B/KING RECORDS
    • 初回盤(DVD付)
    • KICS-91723 2500円
    • 通常盤
    • KICS-1723 2200円
CLIFF EDGE プロフィール

クリフエッジ:“崖っぷち”の意味を持つJUN、SHIN、DJ GEORGIAからなるユニット。2008年のメジャーデビュー後、切ないメロディーとメッセージ性にあふれた心揺らす熱い言葉の数々が、多くのリスナーの感動を呼び、数々のヒット作を輩出! 特に11年4月リリースのコンセプトアルバムに収録された「Endless Tears feat. 中村舞子」はレコチョクRBTランキング19日連続1位を獲得し、40万DL超の大ヒットを記録した。CLIFF EDGEオフィシャルサイト
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OKMusic編集部

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