【Kylee】切なくもエモーショナルに
響くナンバー
ポップな前シングルの「missing/IT'S YOU」がスマッシュヒットとなったアメリカ在住の16歳のシンガーKyleeが、切なくもパワフルに永遠の愛を歌う新曲「Everlasting」をリリース!
取材:土屋恵介
Kyleeさんは小さい頃から歌が好きだったのですか?
小さい時、ダンスとかもいろいろやったけど、歌が一番気持ち良かったんです。普段はちょっとシャイだけど、ディズニーの映画の曲を外で大声で歌ったり、いつでもどこでも歌ってました(笑)。歌手になるのは難しいと思ってたけど、11歳の時にNBAのオープニングで国歌斉唱できるオーディションに応募したら歌えることになったんです。そこから自分の歌が広がっていったらいいなって思うようになりましたね。
で、見事に夢が叶ったわけですね。では、どんなアーティストに影響されましたか?
クリスティーナ・アギレラ、マライア・キャリーやアヴリル・ラヴィーン、日本だと宇多田ヒカルさん、絢香さん、バンドだとONE OK ROCKが好きですね。
現在もアメリカ在住で日本でアーティスト活動するっていうのも珍しいですよね。
夏休みにお母さんの地元に行っていい思い出がたくさんできたりして、日本にもっといたいって思いはあったんです。どこでデビューしたいか特に区別なかったけど、でも日本でデビューすれば、アメリカで生活しながらいつでも日本に来れるなと思ったんです。日本にはアメリカにない音楽があるし、アメリカと日本のいいとこをミックスして、新鮮な音楽を歌っていけたらと思いましたね。
なるほど。さて新曲「Everlasting」は、CMでも話題になったポップな「IT'S YOU」とはまた違う切ないけど力強いメロディーを歌うミッドテンポのナンバーですね。
今までの曲よりもうちょっとシリアスな感じかな。切ない感じだけどエモーショナルだし、すごく気持ちを込めて歌えました。こういう曲を歌うのは好きですね。
この曲は映画『機動戦士ガンダム UC episode2 赤い彗星』の主題歌で、歌詞をKyleeさんも共作してますが、どんな思いで書かれたのですか?
『ガンダム』のストーリーを読みつつ、もともと自分で歌いたいものを合わせた感じですね。どんなに距離が離れていても想うことができる。いつもアメリカにいる私、日本のファンや友だち、遠いけどつながってるってイメージで書きました。
ラブソングでもあり、日本にいる人に向けての歌でもあると。
そうです。それにタイトルの“Everlasting”は、永遠の愛、永遠に友だちとかいろいろ使えるし。どんなことがあっても、ずっと思いは変わらないって強い意味なので、曲のイメージに合うものが付けられたなと思ってます。
あと、『ガンダム』の主題歌になったことについては?
子供のころから、母がいろんなアニメを観せてくれていたのですが、その中に『ガンダム』はなかったんです。でも、日本で活動するようになって、周囲に『ガンダム』が大好きな人がたくさんいてその人気のすごさを知りました。そんな『ガンダム』の主題歌を歌えてすごくうれしいし、周りの人たちもとっても喜んでくれてます。『Everlasting』で、映画の世界に入り込んだ気持ちをさらに広げてもらえたらうれしいですね。
最後に、これからどんなアーティストになっていきたいですか?
デビューして3枚目のシングルですけど、まだまだこれからだと思っているんです。これからひとりで曲を作ったり、日本語でも英語でも書いてみたい。そこから自分に一番合うスタイルを見つけていきたいですね。
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