L→R 裕哉(Dr)、龍寺(Vo)、たつひ(Ba)、タイゾ(Gu)

L→R 裕哉(Dr)、龍寺(Vo)、たつひ(Ba)、タイゾ(Gu)

【ゾロ】音として全体を楽しめるカッ
コ良い楽曲にしたい

バンドという枠にとらわれることなく、自由な発想で快感サウンドを生み出すゾロのニューシングル! ゾロのデジタル=可愛らしくてキャッチーなものという認識を大きく覆し、研ぎ澄まされたサウンド展開を見せる本作について、龍寺(Vo)とたつひ(Ba)に語ってもらおう。
取材:ジャガー

いちプレイヤーとして各々が主張し、せめぎ合うことで生まれる激しいバンドサウンド、人間の内面を描く突き刺すような歌詞、気持ちを高ぶらせるデジタル音。ゾロのライヴには至るところに“罠”が散りばめられていて、オーディエンスを着色する。そんな中毒性の高さをライヴだけでなく、楽曲にも反映させたのが「HOUSE・OF・MADPEAK」である。
「前のシングル『GOLD CARD』の延長線上にあるものを作りたくて、エレクトロの要素を追求したんですけど、今回は歌声を加工することに一番重点を置きましたね」(たつひ)
「本来、こういうクラブミュージックの要素が強い音楽がしたかったと思うんですよ。でも、メンバー全員好きな音楽要素を全面にやりたがりなので、結成当初から好きなことを好きなだけ先に試して…順序が逆でした(笑)。でも、貪欲に好きなことをやってこれたから吸収することも多かったし、“デジタル”ってものを深く考えることができました。今作はメロディーが耳に残る曲なので、そこを磨けばいいなと作曲者であるたつひと話をしたんですけど…声という解釈ではなく、音色のひとつとして捉えてもらえればいい。その割りきりに歌い手である自分も抵抗がなく、それよりも音として全体を楽しめるカッコ良い楽曲にしたくて」(龍寺)
7月から行なわれるツアー『ZORO TOUR 2010 club “MAD HOUSE”』でも、その威力を遺憾なく発揮するであろう本作。これまでもデジタルサウンドをバンドに融合してきたが、今回は重低音の響くディープな装いだ。
「やっぱり、夏のクラブツアーを想定しての楽曲制作にはなりましたね。ライヴハウスとは違った雰囲気の中でやるので、フロアを盛り上げ、みんなで一緒に踊れるものにしたくて。そうなると、今作にはポップなデジタル音はいらなくて。とげとげしさが欲しかったので、重低音にはかなりこだわりました」(たつひ)
「気付いたら14回ぐらい作り直して(笑)。最初はもっとループするような、クラブミュージックが好きな人にはしっくりくるものだったんですけど、ゾロはひとつのジャンルだけに向けて発信しているわけではないので、より聴きやすさを追求した結果、盛り上がりのあるサビを加えました。歌詞もツアーを思い浮かべて、『HOUSE・OF・MADPEAK』では自分目線でのクラブやライヴのことを、通常盤の『CAPSULE【addiction】』は第三者目線で書きました。特にリードは、“お試しでも何でもいいから1回聴いてみてくれませんか?”ってことを強く言いたかったですね。それだけ楽しめる音楽をかたちにできたので」(龍寺)
ゾロ プロフィール

ゾロ:2007年1月に龍寺を中心にたつひとタイゾの3人で結成、同年6月に裕哉が加入。UK、ファンク、トランス等さまざまなジャンルを自分たちの中に取り入れ、新たなサウンドを生み出している。7月23日(金)の名古屋SPIRALを皮切りにクラブツアー『ZORO TOUR 2010 club “MAD HOUSE”』を開催する。ゾロ オフィシャルサイト
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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