【『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWE
R 2014』】 2014年8月29日 at 山中
湖交流プラザ きらら

撮影:岡田かなこ、上飯坂一、上山陽介、岸田哲平、釘野孝宏、古溪一道、SUSIE/取材:中野明子(ナタリー)

 今年12月に開局25周年を迎える『SPACE SHOWER TV』が主催する、夏恒例の野外ライヴイベント『SWEET LOVE SHOWER』(以下SLS)が今年も山中湖交流プラザきららにて開催された。今回はアニバーサリーイヤーということで3日間にわたって行なわれ、ジャンルも年齢層も幅広く、バラエティーに富んだラインナップが実現した。出演アーティストは3日間で計57組。例年通り計4ステージを舞台にイベントは進行したが、今年はFOREST STAGEの位置が移動し、より多くの観客がライヴを楽しめるような工夫が施された。

 初日のトップバッターとして、LAKESIDE STAGEに登場したのはエレファントカシマシ。彼らは1曲目として「おはよう こんにちは」を届け、強烈なパフォーマンスでオーディエンスを目覚めさせた。その後、9mm Parabellum Bulletフジファブリックthe HIATUSといったSLSではお馴染みの面子がオーディエンスを圧倒するようなステージを展開する一方、これからが楽しみな新鋭たちも各ステージに多数登場。ドリーミーなサウンドで魅せたHAPPY、集まったオーディエンスを熱狂させたゲスの極み乙女。など個性的なアクトが目立った。夕方にはSLS初登場となる矢沢永吉が、真っ白なスーツ姿で雨に濡れながら熱唱するというドラマチックな一幕もあった。希代のロックスターを前に観客は興奮を隠し切れず、大歓声やタオル投げでそのステージを盛り上げた。

 そして、この日最大の注目を集めたのはトリを務めたandymori。彼らはSLSがラストライヴになることをアナウンスしており、60分の出番で新旧のナンバーを駆け抜けるように演奏していった。集大成的なステージに誰もがバンドの終焉を予感したところ、小山田壮平(Vo&Gu)が“寛、健二、もう1回ライヴやろう!”と叫びファンを驚喜させた。なお、小山田が突然提案した“もう1回”のライヴは、10月15日に日本武道館で行なわれる。

 SiMのアクトから幕を開けた2日目は、coldrainDragon AshFear, and Loathing in Las VegasMAN WITH A MISSIONといった、激しいサウンドと観客を巻き込んでいくライヴに定評のあるバンドが多数登場。フィールドのあちこちでモッシュやダイブが発生し、時には砂埃が舞うほどの壮絶な光景が広がった。またTHE ORAL CIGARETTESthe telephonesTHE BAWDIESといった高揚感のあるダンサブルなサウンドが魅力のバンドたちも、観客を大いに踊らせていた。

 若手バンドだけでなく、ベテラン勢のパフォーマンスも光ったこの日。スーツ姿で登場した岡村靖幸は、豪華なバンドを引き連れキレのあるダンスとともに「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」や「だいすき」といった名曲を歌い上げた。夕方に行なわれた山下達郎のライヴでは、妻である竹内まりやが登場し「プラスティック・ラブ」をデュエットするサプライズも。さらに涼しい風が吹く中で演奏されたラストナンバー「さよなら夏の日」がノスタルジックな空気を醸し出していた。

 最終日は、LAKESIDE STAGEのトップバッターを務めるSuperflyの圧巻の歌声がフィールドを包み込む中でスタート。個性派揃いとなったFOREST STAGEでは爆弾ジョニーをはじめ、フレデリックKEYTALKLEGO BIG MORLといった若手バンドが登場した他、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団が豊かなアンサンブルでハッピーな空間を作り上げた。そして、この日のMt.FUJI STAGEをもっとも激しく揺らしたのはKANA-BOON。前日に地元大阪で凱旋ワンマンライヴを成功させたばかりとあって、勢いを感じさせるアグレッシブなパフォーマンスが異様な熱狂を生み出していた。

 また、日中のLAKESIDE STAGEでは、SLSには7年振りの出演となるThe Birthdayが貫禄に満ちたステージを披露した他、SLSの常連NICO Touches the Wallsが新旧のライヴアンセムの連投でフィールドを揺らし、斉藤和義がエロネタを挟み込んだMCと名曲三昧のパフォーマンスで観客を魅了した。ザ・クロマニヨンズがMt.FUJI STAGEで情熱的なアクトを披露した後、3日間のイベントを締め括ったのはウルフルズ。雨が降る中でのライヴとなったが、彼らは「ガッツだぜ!!」「バンザイ〜好きでよかった〜」といった大ヒット曲を惜しみなく届け、3日間にわたる祭典を大成功に導いた。


出演:【29日】andymori、エレファントカシマシ、きゃりーぱみゅぱみゅキュウソネコカミ、9mm Parabellum Bullet、ゲスの極み乙女。、 サカナクションSAKANAMONSHISHAMOナオト・インティライミ、the HIATUS、back number、HAPPY、フジファブリック、 古川本舗、矢沢永吉、Large House Satisfaction、<OPENING ACT>ボールズ(ex.ミラーマン)、<CLOSING DJ>ピエール中野(凛として時雨)
【30日】青葉市子[Alexandros]indigo la End、岡村靖幸、THE ORAL CIGARETTES、くるりgo!go!vanillas、coldrain、SiM、 the telephones、怒髪天、Dragon Ash、Fear, and Loathing in Las Vegas、THE BAWDIES、MAN WITH A MISSION、 山下達郎、YOUR SONG IS GOOD、<OPENING ACT>赤色のグリッター、<CLOSING DJ>サイトウ“JxJx”ジュン(YOUR SONG IS GOOD)
【31日】赤い公園~かよわき乙女Ver.~、ウルフルズ、KANA-BOON、KEYTALK、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団、 ザ・クロマニヨンズ、斉藤和義、Superfly、高橋優、NICO Touches the Walls、爆弾ジョニー、The Birthday、 THE BACK HORNハナレグミ、フレデリック、憂歌団、LEGO BIG MORL、
<OPENING ACT>LAMP IN TERREN、<CLOSING DJ>DJやついいちろう(エレキコミック)
エレファントカシマシ プロフィール

エレファントカシマシ:1981年結成。88年3月、EPIC SONYよりアルバム『THE ELEPHANT KASHIMASHI』、シングル「デーデ」でデビュー。17年、デビュー30周年アニバーサリーイヤーに突入。デビュー記念日の3月21日にはキャリア史上初となるオールタイムベストアルバム『30th Anniversary 「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」』をリリースし、3月20日の大阪城ホールを皮切りに、12月まで続くバンド史上初となる47都道府県ツアーの開催を予定している。エレファントカシマシ オフィシャルHP

きゃりーぱみゅぱみゅ プロフィール

キャリーパミュパミュ:1993年東京生まれ。高校生の頃に原宿系ファッションモデルとして活動をスタート。11年8月、ワーナーミュージック・ジャパンより、中田ヤスタカ(CAPSULE)プロデュースによるミニアルバム『もしもし原宿』でメジャーデビュー。キュートで独創的な音楽性に注目が集まり、日本武道館単独公演、『NHK紅白歌合戦』初出場と次々に快挙を果たし、国民的スターの座へと登り詰める。その勢いは国内のみにとどまらず、13年2月からは初のワールドツアーも開催。音楽とファッションをミックスした、日本独自の“HARAJUKU”文化のアイコンとして世界の注目を集める。きゃりーぱみゅぱみゅ オフィシャルHP
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キュウソネコカミ プロフィール

キュウソネコカミ:2009年12月、大学の軽音楽部内で就職活動に敗れた者たちを中心に兵庫県西宮市で結成。10年よりライヴ活動を開始。エッジが効いたダンサブルでキャッチーなサウンド、身の周りの事柄への愚痴や文句を込めた世界観のない歌詞、エモーショナルで逆ギレ気味なMCとライヴスタイルにステージ下での腰の低さも合わさって、アンダーグラウンドからオーバーグラウンドまで比較的いろいろなジャンルのバンドとの対バンを重ねる。そして、14年6月、ミニアルバム『チェンジ ザ ワールド』でメジャーデビューを果たした。キュウソネコカミ オフィシャルHP

9mm Parabellum Bullet プロフィール

キューミリ パラベラム バレット:2004年3月横浜にて結成。2枚のミニアルバムをインディーズレーベルからリリースし、07年にDebut Disc「Discommunication e.p.」でメジャーデビュー。09年9月9日に初の日本武道館公演を開催し、結成10周年を迎えた14年には日本武道館2デイズ公演を成功させた。16年に自主レーベル”Sazanga Records”を立ち上げ、メジャーデビュー10周年を迎えた17年5月に7thアルバム『BABEL』リリース。18年には期間限定無料ダウンロードというバンド初の試みを行なった「キャリーオン」(映画『ニート・ニート・ニート』主題歌)と、9月に開催した『カオスの百年TOUR』会場限定シングルとして「21g/カルマの花環」を発表。バンド結成15thアニバーサリーイヤーとなった19年には、4月に東京・大阪にて野音フリーライヴ開催し、8枚目となるオリジナルアルバム『DEEP BLUE』をリリース。そして、23年に結成19周年イヤーを迎え、『9mm Parabellum Bullet 19th Anniversary』を開催。1月から12月までの9日、もしくは19日と“9”がつく日には、アコースティックライヴの合わせると15公演を実施し、9月19日には9年振りとなる日本武道館公演も開催。9mm Parabellum Bullet オフィシャルHP

ゲスの極み乙女。 プロフィール

ゲスノキワミオトメ。:2012年5月にindigo la Endのヴォーカルでもある川谷絵音を中心に、休日課長、ちゃんMARI、ほな・いこかで結成。高い演奏技術を駆使した何が起こるか分からない曲展開に、全てを飲み込んでしまう声。プログレ、ヒップホップを基調としながらも独自のポップメロディーを奏でる4人組バンド。14年4月にメジャーデビュー作となる3rdミニアルバム『みんなノーマル』を発表。ゲスの極み乙女。 オフィシャルHP(アーティスト)
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サカナクション プロフィール

北海道は札幌より登場の5人組ロック・バンド。バンド・サウンドとテクノ/エレクトロニカ的要素が高次元で融合した、00年代的新鮮さを携えたグループである。因みに、sakana+action=ミュージック・シーンの変化を恐れず魚の動きのように軽快に素早くアクションしていく=sakanactionというのがバンド名の由来だ。
05年、山口一郎(vo&g)と岩寺基晴(g)の2人により、札幌にてバンド結成。06年には草刈愛美(b)、岡崎英美(key)、江島啓一(dr)が加わり現在の編成となる。同年夏に行われた『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZO』への出演をきっかけとして多くの音楽ファンの注目を集める。

自主録音の「三日月サンセット」「白波トップウォーター」といった楽曲の評判が口コミで広がり、07年5月に、<ビクターエンタテインメント>より1stアルバム『GO TO THE FUTURE』でメジャー・デビュー。本作には先述の2曲も収録され、ロック・リスナーもクラブ・ラヴァーズも等しく魅了する、最終的には“ポップ”としか言いようのない豊かなサウンドが実現している。08年1月にリリースした2ndアルバム『NIGHT FISHING』では、その先進性が評判になり、同年夏には新人最多となる8本もの野外大型フェスに出演、急激に注目度を増幅させる。

翌年1月には3rdアルバム『シンシロ』をリリース。ロック・リスナーはもちろん、J-POPユーザーにも彼らの楽曲が突き刺さり、各メディアでも絶賛されチャート上位に登場。また、全公演のチケットがソールド・アウトした全国ツアー『SAKANAQUARIUM 2009“シンシロ”』では、ステージングはもとより演奏楽曲をライヴ用にリアレンジしてパフォーマンスに臨む姿勢が高く評価された。

また、制作物のグラフィックやツアー・グッズのデザインなど、楽曲以外のクリエイティビティーも話題に上り、「ネイティブダンサー」のPVを<YouTube>で公開するやいなや、20万を超える再生回数をカウントすることに。PVとしては異例ともいえるこの再生回数は、インタラクティヴ・プロモーションに敏感なユーザーの支持にも繋がった。10年1月、『kissmark』CMソングに抜擢されたシングル「アルクアラウンド」をリリース。本作がロング・セールスを記録する中、3月には海水と淡水が交わる水域“汽水域”から創られた造語が付けられた4thアルバム『kikUUiki』(汽空域)を発表。サカナクション オフィシャルサイト
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SAKANAMON プロフィール

上京と同時に組んでいたバンドが解散し、一人で曲作りを続けていた藤森元生(Vo/Gt)が、2007年12月に専門学校の同級生である森野光晴(Ba)と出会って結成。“聴く人の生活の肴になるような音楽を作りたい”という願いからSAKANAMONと命名する。自主制作で音源を発表する中、2010年5月には初の企画ライヴ『SAKANAMON THE WORLD』を開催。徐々に注目が集まり始め、2011年9月、1stミニアルバム『浮遊ギミック』を全国リリース。同作はタワーレコードのプッシュ・アイテム“タワレコメン”に選出され、そのリード曲「ミュージックプランクトン」は各局でパワープレイを獲得。『MINAMI WHEEL‘2011』、『shimokitazawa roundup4』、東京カランコロン主催の『ワンマソフェス2012』などのサーキット・イベントに出演し、入場規制となるほどの人気を博した。2012年8月に行なわれた東京・大岡山PEAK-1での初ワンマン・ライヴは数分でソールドアウトし、そのワンマンでメジャーデビューを発表。同年12月、1stフルアルバム『na』をリリースする。2013年4月にはメジャー1stシングル「シグナルマン」を発表。“サカなもん”というマスコットキャラクターを従えつつ、爽快かつキャッチーなギターロックサウンドを聴かせ、ファンを着実に増やし続けている。オフィシャルHP
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ナオト・インティライミ プロフィール

1979年8月15日、三重県生まれ、千葉県育ち。中学時代から曲作りを始め、大学生時代には柏市でストリートでライヴを行う。2003年8月より世界29ヵ所を515日間かけて一人で渡り歩き、各地でライヴを行うなど、世界の音楽と文化を体感する“世界一蹴の旅”を経験。帰国後の2005年、ナオト・インティライミ名義で活動をスタートさせる。“インティライミ”とは、南米・インカのケチュア語で“太陽のお祭り”という意味を持つ。ナオト・インティライミとしてのソロ活動の他、Mr.Childrenのツアーにもサポートメンバーとして帯同。2010年4月、メジャーデビューシングル「カーニバる?」をリリースし、翌月の5月に発表した2ndシングル「タカラモノ 〜この声がなくなるまで〜」が累計80万ダウンロードを超えるロングヒットを記録。同年7月に1st アルバム『Shall we travel??』をリリースし、12月には男性ソロシンガーとしては今世紀最速となるメジャーデビュー8ヶ月で開催した日本武道館公演をソールドアウトさせた。2011年5月にリリースした2ndアルバム『ADVENTURE』がオリコン初登場3位にランクインし、2012年4月にリリースした3rdアルバム『風歌キャラバン』は自身初となるオリコン初登場1位を記録。2012年の大晦日には『NHK紅白歌合戦』に出演し、その人懐こいキャラクターとポジティブでポップな楽曲から、まさに“お祭り男”としてお茶の間にも知られる存在となった。公式サイト(レーベル)
公式サイト(アーティスト)

back number プロフィール

バックナンバー:2004年、群馬にて清水依与吏を中心に結成。幾度かのメンバーチェンジを経て、07年に現在のメンバーとなる。09年2月にリリースした1stミニアルバム『逃した魚』が好評を得て、その名が全国に広く知られるようになり、翌年6月に発表した1stフルアルバム『あとのまつり』で他とは一線を画す切なすぎる歌詞と美しすぎるメロディーでその地位を確立。そして、11年4月にシングル「はなびら」でメジャーデビューを果たすとさらに多くの注目を集め、13年9月7日には日本武道館での単独公演を成功させた。back number オフィシャルHP

フジファブリック プロフィール

フジファブリック:2000年、志村正彦を中心に結成。09年に志村が急逝し、11年夏より山内総一郎(Vo&Gu)、金澤ダイスケ(Key)、加藤慎一(Ba)のメンバー3人体制にて新たに始動。奇想天外な曲から心を打つ曲まで幅広い音楽性が魅力の個性派ロックバンド。「銀河」、「茜色の夕日」、「若者のすべて」などの代表曲を送り出し、『モテキ』TVドラマ版主題歌、映画版オープニングテーマとして連続起用された。数多くのアニメ主題歌も担当。18年には映画『ここは退屈迎えに来て』主題歌、そして劇伴を担当。19年にデビュー15周年を迎えアルバム2作を発表。同年10月に大阪城ホール単独公演を大成功させた。21年3月に11thアルバム『I Love You』を発表。23年には4本のツアーを開催した。24年4月にデビュー20周年を迎えるが、目前となる2月に12thアルバム『PORTRAIT』をリリースする。フジファブリック オフィシャルHP

矢沢永吉 プロフィール

完全無欠! 天上天下唯我独尊! ご意見無用! ……の日本が誇る永遠のロック・ヒーロー。——もしあなたが「R&R好き」を自認しているのにE.YAZAWAのアルバムを1枚も持っていないとしたら……今すぐにでも押し入れに自分を閉じ込めて泣きながら猛省すべきです(きっぱり断言)。
49年、広島生まれ。75年に伝説のバンド、キャロルを解散した後、すかさず渡米——大名盤『I LOVE YOU,OK』を完成させる。以降、テレビ露出を頑なに避けつつ、精力的な全国ツアーに邁進。マイク・スタンドをガンガン振りまわす派手なライヴ・パフォーマンス、「時間よ止まれ」に代表される男の哀愁全開のロッカ・バラード一連、赤裸々な半生記『成りあがり』の上梓などで、一躍気合いの入ったワカモノたちのカリスマとして君臨する。また、日本人ロッカーとして初の武道館ライヴを成功させたのも、我らが永ちゃんだ(77年)。
そして80年代に突入すると、ドゥービー・ブラザースのメンバーらを起用し、海外録音も積極的に敢行。『YAZAWA』『YAZAWA It's Just Rock'n Roll』『FLASH IN JAPAN』といったアルバムで全米発売も成し遂げた。90年代以降、CF/ドラマ/映画にも進出してコミカルな一面も見せているが、音楽面においては一貫して、オトナの男ならではの色香を放つR&Rワールドを展開——50歳を過ぎた現在でもコンスタントにアルバムを発表し、全国ツアーを繰り広げるその姿に、"誰よりカッコよく年輪を刻むロックンローラー"という形容を贈りたい。
また、あくまでも矢沢流ダンディズムに貫かれた楽曲群は、いつの時代も「よるべない大人たち」を酩酊させる。それは、ある種"ジャパニーズAOR"的意味合いも兼ね備えて燦然と輝いているといえるだろう。
矢沢=R&R、R&R=矢沢——つまりはそういうことなのだ。4649!矢沢永吉 オフィシャルHP(PC)
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Large House Satisfaction プロフィール

ラージ ハウス サティスファクション:2005年、高校の同級生だった小林賢司と田中秀作が組んでいたバンドに、賢司の弟である小林要司が加入し結成。70〜80年代のロックシーンから影響を受けた、荒々しく骨太な楽曲は正統派にして唯一無二の3ピースバンド。Large House Satisfaction オフィシャルHP

[Alexandros] プロフィール

アレキサンドロス:東日本ではアレキ、西日本ではドロス。まるでマクドとマック論争のようにファンの間で愛称が二分される。2010年にインディーズレーベルのRX-RECORDSから1stアルバム『Where‘s My Potato?』でデビュー。リリース後はロックシーンやメディアに大きな衝撃を与え、瞬く間にその名を轟かせ、ここからバンドの快進撃がスタート。当時はライヴハウスを中心として活動をしていたが、キャパが追いつかず、チケットも入手困難な状況に。ユニバーサルミュージックとグローバル契約を締結、パートナーシップを結び、15年3月にシングル「ワタリドリ/Dracula La」、同年6月にはアルバム『ALXD』でメジャーデビューを果たした。[Alexandros] オフィシャルHP

indigo la End プロフィール

2010年2月、川谷絵音を中心に結成。14年4月に3rdミニアルバム『あの街レコード』でunBORDEよりデビュー。その後同年8月に後鳥亮介が加入、15年に佐藤栄太郎が加入し、現在の体制へ。19年10月、アルバム『濡れゆく私小説』をリリースし、同年同月より『indigo la End ONEMAN HALL TOUR 2019-2020「心実」』を開催、10公演を回る。indigo la End オフィシャルHP

岡村靖幸 プロフィール

80年代半ばより、渡辺美里、吉川晃司への楽曲提供などソングライターとして活躍。86年にシングル「アウト・オブ・ブルー」で自らもデビュー、翌87年には1stアルバム『yellow』をリリースする。その楽曲のクオリティの高さ、作詞曲・編曲・演奏のすべてを自身でこなす多彩な才能によって、高性能ポップス職人としての地位を不動のものとした。そして3rdアルバム『靖幸』あたりから、彼のオリジナリティはさらに強烈なものになっていく。変態、セックス、熟れた果実、スポーツ、家庭教師……といったストレートなキーワードや思春期の若者が抱える妄想を、ソウル・ファンクを基調とした良質なポップ・ソングに昇華させるその作風は、他の追随をまったく許さない孤高の世界である。90年発表の大傑作アルバム『家庭教師』以降は、95年にアルバム『禁じられた生きがい』と川本真琴のプロデュースの他に表立った活動はほとんどしていなかったが、若手アーティストがトリビュート・アルバムをリリースするなどして再評価の気運が高まり活動を再開。03年石野卓球とユニット“岡村と卓球”を結成しアルバム『The Album』をリリース、04年再始動アルバム『Me-imi』をリリースした。岡村靖幸 オフィシャルHP(レーベル)
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THE ORAL CIGARETTES プロフィール

ジ・オーラル・シガレッツ:2010年6月結成。精力的なライヴ活動、山中拓也の内面からあふれ出すリリックを緻密に計算されたアレンジで料理した楽曲が話題を呼び、地元の奈良はもちろん関西圏で一気に知名度を上げる。12年、『MASH A&R』オーディションにてグランプリを獲得。13年8月には待望の全国流通盤となるミニアルバム『オレンジの抜け殻、私が生きたアイの証』をリリース、14年7月16日に1stシングル「起死回生STORY」でA-Sketchよりメジャーデビューを果たした。THE ORAL CIGARETTES オフィシャルHP

くるり プロフィール

1996年9月頃、立命館大学(京都市北区)の音楽サークル『ロック・コミューン』にて結成。98年10月にシングル「東京」でメジャー・デビューし、99年4月にメジャー1stアルバム『さよならストレンジャー』をリリース。以降、コンスタントに作品リリースを続け、03年には映画『ジョゼと虎と魚たち』の全編に渡る音楽監修を務め、10月にテーマ曲「ハイウェイ」を収録したオリジナル・サウンドトラック『ジョゼと虎と魚たち』を発表。05年9月、京浜急行電鉄テーマソングとしてTVCMで使用された16thシングル「赤い電車」を発売。また、同し年には岸田繁(Vo)、佐藤征史(Ba)がCocco、堀江博久、臺太郎とともにSINGER SONGERを結成。デビューシングル「初花凛々」やアルバム『ばらいろポップ』を発売するなど話題を集めた。06年7月、初のベストアルバム『ベスト オブ くるり/TOWER OF MUSIC LOVER』を発表。さらに07年6月には、邦楽ロックバンドとしては史上初の試みとなったウィーンレコーディングを敢行し、パリでMix作業を行なった7thアルバム『ワルツを踊れ Tanz Walzer』を発表。同年より、くるり主催の野外フェス『京都音楽博覧会』をスタートさせる。翌年には第2回目が開催され、今や夏に欠かせない人気の野外イベントとなっている。09年2月リリースのシングル「三日月」が初のドラマ主題歌に起用され、6月にアルバム『魂のゆくえ』を発表。10年5月にキャリア初となる歌詞集『くるり詩集』を上梓し、9月に全曲国内レコーディングで制作されたアルバム『言葉にならない、笑顔を見せてくれよ』をリリース。11年には映画『まほろ駅前多田便利軒』や『奇跡』に楽曲を提供し、6月に自身2作目となるベストアルバム『ベスト オブ くるり -TOWER OF MUSIC LOVER 2-』を発表した。12年3月に石川さゆりのオファーを受け、「石巻復興節」を制作。同年7月にはアルバム『坩堝の電圧』(12年9月発売)の先行シングル「everybody feels the same」(12年8月発売)のリリースを記念し、8年ぶりとなるフリーライヴ『QURULI FREE LIVE at YOYOGI 2012~everybody feels the same~』を行なった。13年10月に「Remember me」、12月に「最後のメリークリスマス」とシングルを発表。そして、デビュー15周年となる14年は、全47都道府県のライヴハウスを巡るツアー『DISCOVERY Q』を実施。また、同年10月公開の映画『まほろ駅前狂騒曲』の主題歌に新曲「There is (always light)」が起用されることが発表し、同曲も収録したアルバム『THE PIER』を9月にリリース。くるり オフィシャルHP
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go!go!vanillas プロフィール

ゴーゴーバニラズ:2013年1月に7inchシングル「人間讃歌 / アクロス ザ ユニバーシティ」、7月にはアルバム『SHAKE』をリリースすると、聴き手を自然に踊らせるビート、ノスタルジックなメロディーと歌、ひねりの効いた詞世界で注目を浴びる。14年11月、アルバム『Magic Number』でメジャー進出。15年4月にはメジャー1stシングル「バイリンガール」を発表し、6月に行なったバンド初の全国8カ所ワンマンツアーは全公演が完売となる。同ツアー後、ギタリストが柳沢進太郎に変わり、同年9月に新体制初の作品となるメジャー2ndシングル「カウンターアクション」をリリース!go!go!vanillas オフィシャルHP

coldrain プロフィール

コールドレイン: 5人組メロディアス・ラウドロックバンド。2007年、名古屋を中心に本格的なライヴ活動を開始。日米両国籍を持ち、極上のメロディーと多彩なスキルを操るMasatoの英詞の歌、静と動を操る重厚なリズム隊、 絡み合うテクニカルでエモーショナルなツインギター、それぞれのバンド活動を経て生み出されたハイクオリティーなサウンドと圧倒的ライヴパフォーマンスは日進月歩の進化を続けている。coldrain オフィシャルHP

the telephones プロフィール

05年に埼玉・北浦和で結成。石毛輝(vo&g&syn)、長島涼平(b&cho)、岡本伸明(syn&cow&cho)、松本誠治(dr)からなる4人組ロック・バンド、the telephones。石毛が創造する様々な音楽の情報量を感じさせる楽曲と、エネルギッシュ且つ個性溢れるステージングで、埼玉・東京を中心に活動し、独自のダンサブルなエレクトロ・サウンドでライヴハウスやクラブ・シーンを問わず動員を増やしている。

07年4月にバンドとして初の正式音源となる1stミニ・アルバム『we are the handclaps E.P.』 を、08年1月には1stフル・アルバム『JAPAN』をリリース。同年4月に開催された『ARABAKI ROCK FEST.08』に出演。フェス初登場にも関わらずステージは瞬く間に入場規制、誰もが予想できないほどの盛り上がりを見せた。それを皮切りに、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2008』『SUMMER SONIC 08』『SWEET LOVE SHOWER 2008』に出演。どのフェスも初登場ながら客席を大いに沸かせた。11月には<DAIZAWA RECORDS>よりミニ・アルバム『Love&DISCO E.P.』を発表し、12月にはラフォーレミュージアム原宿で初のワンマン・ライヴを開催。即日ソールドアウトとなり、ライヴ・スペースのみならずラフォーレ原宿全館を地震なみに揺らし、新たな伝説を作った。年末には『COUNTDOWN JAPAN 08/09』を含む3本のイベントに出演。フェスであれライヴハウスであれ、どんな場所でも常に最大級の熱量を発するライヴ・バンドであることを証明した。

そして09年4月、渋谷クラブクアトロにて<EMI MUSIC JAPAN>との電撃契約を発表。同年7月には待望のメジャー1stフル・アルバム『DANCE FLOOR MONSTERS』をリリース。この夏も全国各地のフェスに出演、全国15公演を廻るライヴ・ツアーを敢行、12月にはディファ有明で2部構成となる前代未聞のワンマン・ライヴ『SUPER DISCO Hits 2 !!! the telephones ONE-MAN SHOW!!!』を開催。ここで09年も一区切りかと思いきや、年末には初の埼玉県内ツアーや『COUNTDOWN JAPAN 09/10』に出演。“GALAXY STAGE”にて10年へのカウントダウンを担当。ここまでの快進撃を象徴するかのような圧巻のライヴとなった。
10年3月に、現在iLLとして活躍中のナカコー(ex.スーパーカー)初のプロデュース作品となるテレフォンズ的ニューロマンティック・サウンドの決定盤ミニ・アルバム『A.B.C.D.e.p.』を発表。続いて4月にはテレフォンズ的オルタナティヴ・オーガニック・ロックの決定盤と銘打たれた『Oh My Telephones!!! e.p.』をリリース。本作はテレフォンズ史上初の完全セルフ・プロデュース作品となっている。the telephones オフィシャルHP(レーベル)
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怒髪天 プロフィール

ドハツテン:1984年頃に札幌で結成。88年に現在のメンバーとなり、91年にアルバム『怒髪天』でメジャーデビュー。“R&E”と称する“リズム&演歌”というまったくオリジナルな音を追求。ちなみに、ここで言う“演歌”とはスタイルとしてのそれではなく、あくまでもスピリットを指す。人生という名の巨大山脈に裸一貫で立ち向かい、気合と根性と情熱でガシガシ登る…そんな男精神を綴り、あらゆるジャンルを怒髪天のフィルターを通しギュッと圧縮した、汗臭くコクのある楽曲を生み出している。オフィシャルHP
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Dragon Ash プロフィール

ドラゴン・アッシュ:1997年、Kj、IKUZONE、桜井誠の3人でデビュー。その後、BOTS、HIROKI、ATSUSHI、DRI-Vが加入し7人編成になるも、12年にオリジナルメンバーのIKUZONEが急逝。13年、現在のメンバー6人で再び前進することを決意する。今アルバムよりKenKenがレコーディングに全面参加。デビュー時よりあらゆるジャンルを驚異的なスピードで横断し、Dragon Ashとしか表現しようのない音を鳴らし続けている。Dragon Ash オフィシャルHP

Fear, and Loathing in Las Vegas プロフィール

フィアー・アンド・ロージング・イン・ラスベガス:2008年に神戸で結成。エモ、スクリーモ、メタル、ダンスミュージックなどさまざまなジャンルの音楽を昇華した彼らの音楽はまさにカオス! オートチューンを取り入れた美メロと破壊的なシャウトが交錯するツインヴォーカルスタイルも相まってライヴハウスで唯一無二の存在感を放ち、開催する全国ツアーは軒並みソールドアウトに。14年3月23日には神戸ワールド記念ホールでのワンマンライヴも成功させた。Fear, and Loathing in Las Vegas オフィシャルHP
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THE BAWDIES プロフィール

ザ・ボウディーズ:小学校からの同級生のROY、JIM、MARCYと高校からの同級生、TAXMANによって2004年1月1日に結成。唯一無二の圧倒的なヴォーカルを武器に、メンバーが敬愛するリトル・リチャード/レイ・チャールズに代表されるリズム&ブルース/ロックンロールのルーツを昇華した楽曲、誰もを楽しませてくれるライヴが各地で噂を呼ぶ。THE BAWDIES オフィシャルHP
Getting Better Records

MAN WITH A MISSION プロフィール

マン ウィズ ア ミッション:頭はオオカミ、身体は人間という5人組のロックバンド。本人たち曰く“究極の生命体”とのこと。“マンウィズ”、“MWAM”の呼称で親しまれる。2010年より始動。11年6月に1stフルアルバム『MAN WITH A MISSION』でメジャーデビューを飾った。13年12月にアメリカのメジャーレーベル・Epic Recordsとの契約を発表し、全米、ヨーロッパツアーを開催するなど活動のフィールドを拡大させる。その後も映画、ドラマなど数多くのタイアップソングを担当。結成10周年を迎えた20年にはアルバム3作品をリリース。その後、同年に配信シングルを3カ月連続で発表した。21年6月に映画『ゴジラvsコング』日本版主題歌「INTO THE DEEP」を表題曲としたシングルを発売。9月にテレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』第5期第2クールのオープニングテーマ「Merry-Go-Round」をシングルリリースし、11月に二部構成のアルバムの1枚目『Break and Cross the Walls Ⅰ』を発表し、同月よりアリーナツアーを開催した。22年5月に2枚目『Break and Cross the Walls Ⅱ』をリリースし、6月より全国ツアーも開催する。MAN WITH A MISSION オフィシャルHP

山下達郎 プロフィール

当代随一のポップ・ミュージック・クリエイターとして知られる彼であるが、重度の音楽マニアという側面も見逃せない。75年、かの大貫妙子も在籍していたシュガー・ベイブのギター&ヴォーカル、ソングライターとして、アルバム『ソングス』にてデビュー。大滝詠一プロデュースによる本作は、達郎のアメリカン・ポップ・ミュージックに対する異常なまでの愛情を、大滝による和製フィル・スペクター・サウンドで包み込んだ、まさにグッド・タイム・ミュージックそのもの。ドゥ・ワップ、ブルーアイド・ソウル、R&B、サーフィン/ホット・ロッドといったアメリカン・ポップ・ミュージックのすばらしさがギュっと詰め込まれた楽曲、高度に洗練された演奏技術、とろけるようにスウィートなメロディ……。日本ポップ史に燦然と輝く傑作である。しかし大変残念なことに、セールス的にはまったく振るわなかった。
グループ解散後の76年には、早くも1stソロ・アルバム『サーカス・タウン』をリリース。N.Y.とL.A.にて録音されたためか、当時勃興しつつあったAORやフュージョンの影響が垣間見えるコンテンポラリーな作品に仕上った。以降も、コンスタントにキラ星のようなポップ・アルバムを発表し、徐々にファン層を拡大していく。そして、83年発表の『メロディーズ』にて、全国規模の人気を獲得するに至る。クリスマス・ソングの大定番「クリスマス・イブ」や、サマー・ポップの横綱「高気圧ガール」など、人気ナンバーを数多く収録しており、大ヒットを記録。90年代に入っても、「クリスマス・イブ」のリヴァイバル・ヒットをはじめ、アルバム『ARTISAN』『コージー』と傑作を続々リリースし、不動の地位を築いていく。またKinKi Kidsへの楽曲提供なども知られるところだ。猛烈なポップ・ミュージック・フリークが作り出した音楽が、これほどまで大衆に受け入れられたという事実は、ある意味奇跡的である。山下達郎 オフィシャルHP
山下達郎 オフィシャルHP
山下達郎 オフィシャルHP(アーティスト)
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YOUR SONG IS GOOD プロフィール

06年7月に熱烈ナンバーをモッコリ収録するメジャー・デビュー・アルバム『FEVER』を発表し、多くのリスナーの笑顔と感涙と狂騒を誘い出したカリブ系バンド、YOUR SONG IS GOOD。メンバーはファンキーなリーダー=サイトウジュン(organ)を筆頭に、シライシコウジ(g)、ヨシザワマサトモ(g)、タカダヒロユキ(b)、タナカレイジ(dr)、ハットリヤスヒコ(tb)の6人。98年に結成されたこのバンドは色んなミュージック・ジャンルの美味しい部分を雑多的かつ貪欲に丸呑みして、徐々にその音像を自分達独自の彩色に染め上げていった。それに応じて演奏テクニックも高まり、ファン・ベースも広がり、ようやくアルバム『YOUR SONG IS GOOD』(04年)のインディー・リリースへと漕ぎ着けたのである。極彩色を示すこの作品でさらなるミュージック・ラヴァーズを獲得したこのルーディー・キッズは、06年にBEAT CRUSADERSとのスプリット・ミニ・アルバム『BOOOTSY』を放って話題をさらい、そして前述の『FEVER』を発表するに至ったワケだ。YOUR SONG IS GOODが描くクロニクルはまだまだ、果てしなく続いていきそうだ!オフィシャルサイト
オフィシャルサイト

赤色のグリッター プロフィール
赤い公園 プロフィール

アカイコウエン:2010年1月結成。高校の軽音楽部の先輩後輩として出会い、佐藤、藤本、歌川の3名によるコピーバンドにサポートギターとして津野が加入。そのまま現在に至る。12年2月にミニアルバム「透明なのか黒なのか」をEMIミュージック・ジャパンより発売。翌13年8月に1stフルアルバム『公園デビュー』を発表。ガールズバンドらしからぬ圧倒的な演奏力と存在感から、ブレイクが期待されるバンドとして高い評価を受けている。赤い公園 オフィシャルHP

ウルフルズ プロフィール

ウルフルズ:1988年、大阪・中津にて結成。92年5月にシングル「やぶれかぶれ」でデビュー。シングル「ガッツだぜ!!」「バンザイ 〜好きでよかった~」をはじめ、ヒット曲を生み出す。中でもアルバム『バンザイ』は100万枚を超える大ヒットを記録など、精力的な活動で功績を残すが、2009年7月、大阪・万博記念公園での野外ライヴ『ヤッサ09FINAL!!』をもって活動休止。しかし、14年2月25日に再始動を発表すると、同日にデジタルシングル「どうでもよすぎ」、5月に6年半振りのオリジナルアルバム『ONE MIND』をリリース、さらに8月には恒例の野外ワンマンライヴ『ヤッサ』、秋には全国ツアーを開催し、完全復活を果たした。オフィシャルサイト

KANA-BOON プロフィール

カナブーン:大阪・堺出身のロックバンド。2012年に開催された『キューン20イヤーズオーディション』にて4,000組の応募者の中から見事優勝し、13年9月に1stシングル「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビュー。14年8月には地元大阪で野外凱旋ライヴを行ない、デビューから1年足らずでありながら16,000人超を動員。15年には大阪城ホールと日本武道館での単独公演を、16年には初の海外公演を含む全21公演の全国ツアーを敢行し大成功を収めた。そして、18年にメジャーデビュー5周年を迎え、5シーズンにわたる5リリース・5イベントを企画し、現在遂行中!KANA-BOON オフィシャルHP

KEYTALK プロフィール

キートーク:2009年7月に結成。KOGA RECORDSより2枚のミニアルバムと1枚のフルアルバムをリリース。2013年11月にGetting Better/ビクターよりシングル「コースター」でメジャーデビュー。以後日本全国のさまざまな大型フェスに出演。15年5月には3rdアルバム『HOT!』をリリースし、オリコン総合チャート4位にランクイン。同年10月には初の日本武道館単独公演を成功させた。KEYTALK オフィシャルHP

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 プロフィール
ザ・クロマニヨンズ プロフィール

ザ・クロマニヨンズ:2006年7月23日13時41分、『FM802 MEET THE WORLD BEAT 2006』に出現。その後、数々の夏フェスにも出現し、デビュー前から話題を呼んだ。そして、同年9月に待望のシングル「タリホー」でデビュー。22年1月に15枚目のアルバム『SIX KICKS ROCK&ROLL』、23年1月に16枚目のアルバム『MOUNTAIN BANANA』を発表。そして、24年2月に17枚目のアルバム『HEY! WONDER』をリリースし、同年2月16日より『ザ・クロマニヨンズ ツアー HEY! WONDER 2024』(全国43公演)を開催。ロックンロールをこよなく愛する4人が最強のロックンロールを響かせる!ザ・クロマニヨンズ オフィシャルHP

斉藤和義 プロフィール

サイトウカズヨシ:1966年6月22日(かに座)。出身地:栃木県。血液型:O型。93年8月にシングル「僕の見たビートルズはTVの中」でデビュー。翌94年にリリースされた「歩いて帰ろう」で一気に注目を集める。代表曲である「歌うたいのバラッド」「ウエディング・ソング」「ずっと好きだった」「やさしくなりたい」はさまざまなアーティストやファンに愛される楽曲となっている。自他ともに認めるライヴアーティストであり、弾き語りからバンドスタイルまで表現の幅は広い。また、自らの音楽活動に加え、さまざまなアーティストへの楽曲提供、プロデュース等も積極的に行なっている。また、11年には稀代のドラマー、中村達也とのロックバンド、MANNISH BOYSの活動もスタート。寺岡呼人、奥田⺠生、浜崎貴司、YO-KING、トータス松本と共に結成したカーリングシトーンズの一員としても活動しており、デビュー30周年を迎える23年は、4月に22枚目のオリジナルアルバム『PINEAPPLE』のリリースや全国ツアーの開催など精力的な活動が続いている。斉藤和義 オフィシャルHP

Superfly プロフィール

スーパーフライ:越智志帆によるソロプロジェクト。2007年にシングル「ハロー・ハロー」でデビュー。08年に1stアルバム『Superfly』をリリースすると、2週連続1位を記録! 以降、オリジナルアルバム及びベストアルバム計6作品でオリコンアルバムランキング1位を獲得。09年にはニューヨーク郊外で行なわれた『ウッドストック』の40周年ライヴに日本人として唯一出演し、ジャニス・ジョップリンがかつて在籍したBig Brother & The Holding Companyと共演を果たす。シンガーソングライターとしてのオリジナリティーあふれる音楽性、圧倒的なヴォーカルとライヴパフォーマンスには定評があり、デビュー17年目を迎えてもなお進化を止めずに表現の幅を拡げ続けている。Superfly オフィシャルHP

高橋優 プロフィール

タカハシユウ:1983年12月26日生まれ。札幌の大学への進学と同時に路上で弾き語りを始め、08年に活動の拠点を東京に移し、10年7月21日、シングル「素晴らしき日常」でワーナーミュージック・ジャパンよりメジャーデビュー。13年11月には日本武道館での単独公演を成功させた。デビュー5周年迎える15年7月にはベストアルバムをリリースし、同月25日には秋田県の秋田市エリアなかいちにてフリーイベントを開催。高橋 優 オフィシャルHP

NICO Touches the Walls プロフィール

ニコ・タッチズ・ザ・ウォールズ: 2004年結成。07年11月にミニアルバム『How are you?』でメジャーデビュー。09年11月には2ndアルバム『オーロラ』を発表。同作リリースツアーの追加公演で、翌年3月にバンド史上初の日本武道館公演を行なう。その後も精力的に活動を続け、14年8月に“リベンジ”を掲げて2度目となる日本武道館でのライヴを敢行し、見事即日完売を果たし大成功を収めた。NICO Touches the Walls オフィシャルHP
NICO Touches the Walls オフィシャルHP
Ki/oon Music

The Birthday プロフィール

元ミッシェル・ガン・エレファントのチバユウスケ(vo&g)と元フリクションのイマイアキノブ(g)を核に結成。その後、元ミッシェル・ガン・エレファントでチバと共に活動していた盟友・クハラカズユキ(dr)と、結成当初は弱冠23歳であった元てるる...ヒライハルキ(b)を迎えた本格派ジャパニーズ・ロック・バンド。
06年8月に1stシングル「Stupid」、同年9月に2ndシングル「KIKI The Pixy」を立て続けにリリース。始動直後の勢いが感じられるシンプルでストレートなロック・チューンは我々音楽リスナーを瞬く間に虜にしてしまった。翌月の10月には、誰もが待ちの望んだデビュー・アルバム『Rollers Romantics』を発表。「純粋に音楽を愛している……」という4人の初期衝動と溢れ出る感情を剥き出しにした名作がココに誕生した。
07年1月にリリースされた3rdシングル「NIGHT LINE」では、気持ちいい程の疾走感に満ちた8ビートのロック・ナンバーを展開。今後も彼らの創作意欲は留まることを知らないようだ。公式サイト(レーベル)
公式サイト(アーティスト)

THE BACK HORN プロフィール

ザ・バックホーン:1998年結成。“KYO-MEI”という言葉をテーマに、聴く人の心を震わせる音楽を届けている。01年にシングル「サニー」をメジャーリリース。17年には宇多田ヒカルとの共同プロデュース曲「あなたが待ってる」が話題に。結成20周年となる18年、3月にメジャーでは初となるミニアルバム『情景泥棒』を、10月にはインディーズ時代の楽曲を再録した新作アルバム『ALL INDIES THE BACK HORN』を発表。また、ベストセラー作家・住野よるとのコラボレーション企画も注目を集め、2021年末にはフィジカルとして約4年5カ月振りとなる待望のシングル「希望を鳴らせ」をリリース!THE BACK HORN オフィシャルHP

ハナレグミ プロフィール

08年9月のツアーをもって解散を発表したSUPER BUTTER DOGのヴォーカリスト、永積タカシによるソロ・プロジェクト。
02年リリースの1stアルバム『音タイム』には、Polarisからオオヤユウスケ/坂田学、クラムボンから原田郁子/ミトというポップ・マニア御用達のサウンド・クリエイターが参加。04年、little creaturesの鈴木正人とWORLD STANDARDの鈴木惣一朗をプロデュースに迎えた2nd『日々のあわ』をリリース。
09年SPEEDSTAR RECORDSへ移籍、4年半ぶりのシングル「光と影」、4thアルバム『あいのわ』をリリース。同年10月には初の日本武道館公演が決定した。

また、ソロ活動と平行して幾多のコラボレーション企画にも積極的に参加。東京スカパラダイスオーケストラ「追憶のライラック」にゲスト・ヴォーカルとして参加。小泉今日子・bird・原田郁子・太田裕美などへの楽曲提供、オオヤユウスケ・原田郁子とのユニットohanaでも活躍中。公式サイト(レーベル)
公式サイト(アーティスト)

フレデリック プロフィール

フレデリック:双子の三原健司&康司を中心として結成された神戸出身の4ピースバンド。そのユーモアと幅広い音楽的背景から生みだされる、“忘れさせてくれない楽曲群”とアッパーなライヴパフォーマンスに中毒者が続出中。14年9月24日にミニアルバム『oddloop』でA-Sketchよりメジャーデビュー。フレデリック オフィシャルHP

憂歌団 プロフィール

内田勘太郎(g)、木村秀勝(vo&g)、島田和夫(dr)、花岡憲二(b)の4人は、73年頃から京都で起こったブルース・ムーヴメントのなかで、他のエレクトリック・ブルース・バンドに混じりアコースティックな持ち味を発揮。75年10月にショーボートからリリースされたファースト・シングル「おそうじオバちゃん」の問題的な歌詞により一週間で放送禁止となり衝撃のデビューを果たす。同年11月にファースト・アルバム『憂歌団』をリリースし、この頃から東京でもライヴを敢行。以降、マディー・ウォーターズやRCサクセション、シーナ&ザ・ロケッツ、ビギンといったアーティストたちとのジョイントやCM音楽の制作、はたまたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌を手がけるなど幅広く活動する。酔いどれているような木村のヴォーカルは、ふらふらと漂いながらも曲にしっかりとした息吹を吹き込み、聴くものの背筋を震撼させるような圧倒的なパフォーマンスを展開。また、そのようなストレートなブルースのみならず、ブギウギやレゲエ、カリプソ、沖縄音楽などにも接近し、不変のラインナップで世代を問わず人気を博す。98年に突然の休業宣言。彼らの魂の叫びを再び聴ける日はいつになるだろうか。

LEGO BIG MORL プロフィール

レゴ・ビッグ・モール:2006年、大阪で活動を開始。オリジナリティあふれる音と圧倒的なライヴパフォーマンスが話題を呼び、着実に活動の場を広げていく。13年2月、タナカヒロキが不慮の事故により右手首を骨折し、表立ったバンド活動一時休止を余儀なくされる。ここから、バンドの進化系となる新たなサウンドを求め、楽曲制作に没頭。14年、バンド名の表記を新たに、新生LEGO BIG MORLとしてバンドの第二章を本格始動させた。LEGO BIG MORL Official Website

LAMP IN TERREN プロフィール

ランプ・イン・テレン:2007年結成。11年に現在の3ピース編成となる。12年、本格的なバンド活動を決意し、バンド名を“LAMP IN TERREN”に。13年12月には『MASH FIGHT』『RO69JACK』でともにグランプリを獲得。一気に知名度を全国区に広げ、15年1月にA-Sketchよりメジャーデビュー。LAMP IN TERREN オフィシャルHP

OKMusic編集部

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