【GRAPEVINE×APOGEE】GRAPEVINE×A
POGEE 渋谷クラブクアトロ 2008年2月
26日

取材:黒田奈保子

2003年から続く、毎年恒例の『Club Circuit』。今年はメンバー自身が興味を持った(田中曰く、“天才”だと思ったとか…)新人アーティストをゲストに迎え、さらに東京公演は9年ぶりとなるクラブクアトロで2日間に渡り超満員の中で行なわれた。 ゲストアーティストにとってはこれ以上ないプレッシャーの中、初日に登場したAPOGEE。1月に発売されたアルバムタイトルと同名の「Touch in Light」、シングル「アヒル」など、エレクトロニカな要素を含んだ浮遊感ある独特の楽曲で観客を引きつける。初見の観客がほとんどの中、1時間という限られた時間の中、思う存分に自分たちの存在をアピールしていた。 そしてGRAPEVINEの登場で大歓声が沸く中、淡々と1曲目「FORGEMASTER」が披露される。霧中夢のように緩やかで、不思議な雰囲気を持つ田中和将のヴォーカルと、張り詰めいていたものが一気に破れたかのような、勢いと切れ味を持つ西川弘剛のギターが重なり心地よく耳に響く。亀井 亨のドラムはボディブローを食らったような重いリズムで刺激を与えてくれる。新旧問わず繰り出される楽曲の中、3月に発売されたシングル「ジュブナイル」はもちろん、制作中のあるバムから早くも新曲が2曲も披露。短い時間ながらも完璧なGRAPEVINEの世界観を作り上げていった。アンコールではAPOGEEの永野 亮(Vo&Gu)を呼びセッションを行ない、最後まで観客を楽しませてくれた。

OKMusic編集部

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