【amazarashi】『Live「千年幸福論」
』2012年1月28日 at 渋谷公会堂

撮影:Hiroshi Takaoka/取材:高木智史

“夢なんてない。だけど抗う歌に光は射し、力に変わる。理解し難いと言われても他に道はない”。常時ステージにスクリーンを落とし、演奏中はアニメーションを投影させるamazarashiのライヴ。秋田ひろむ(Vo&Gu)は隔てた場所からそう語る。覚悟や生き様が込められたライヴだったと思うと同時に、歌に込められた言葉は僕も会場にいた人にも抱いたことのある感情だった。でも、それは人の暗部にあるもので、だからエモーショナルな楽曲が鳴っていても観衆は声を上げて同調したりしない。曲間の静寂だけにあふれるように拍手が起こる。そして、ラストの「千年幸福論」で汚い部分、きれいな部分を描きながらも人の根底にある幸福を願うという本当の心を歌う。彼らのライヴに触れることで真っ白になり、頭に言葉があふれ、熱くなる…そんな体験は初めてだった。

セットリスト

  1. プロローグ
  2. デスゲーム
  3. 空っぽの空に潰される
  4. アノミー
  5. つじつま合わせに生まれた僕等
  6. 美しき思い出
  7. ピアノ泥棒
  8. 冬が来る前に
  9. 爆弾の作り方
  10. 夏を待っていました
  11. ワンルーム叙事詩
  12. 奇跡
  13. コンビニ傘
  14. 古いSF映画
  15. カルマ
  16. 未来づくり
  17. 千年幸福論
amazarashi プロフィール

アマザラシ:秋田ひろむを中心としたバンド。2010年のデビュー以来、一切本人のメディア露出がないながらも、絶望の中から希望を見出すズバ抜けて強烈な詩世界が口コミで広まり、瞬く間にリリースされたアルバム全てがロングセールスを続けている。ライヴではステージの前にスクリーンが貼られタイポグラフィーなどを使用した映像が投影されて行なわれるスタイルで、独自の世界観を演出している。amazarashi オフィシャルHP

OKMusic編集部

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