【THEラブ人間】『THEラブ人間 リリ
ースツアー2012 「恋に似ている」 単
独演奏会 東京編 【「ぼく」に似てい
る】』2012年7月22日 at 恵比寿LIQU
IDROOM

撮影:坂本正郁/取材:石田博嗣

アルバム『恋に似ている』を引っ提げ、全国を駆け巡ったツアーの最終公演。披露されるナンバーはバンド名通りに人間臭く、少年→青年→大人へと変わっていく心模様が描かれていて、まさに青春賛歌。幾多の焦燥や葛藤を抱きながらも、大人になることを肯定し、不器用ながらも光を目指して生きる…そんな想いがフォークソングのごとく真っ直ぐに歌われ、しかも熱のこもったロックサウンドを纏って胸を直撃してくる。さまざまな感情が落とし込まれた言葉やフレーズに、心の深部のあらゆる箇所を射抜かれたような感覚に陥った。しかし、それはアルバムの世界の再現というよりも、“THEラブ人間”そのものを表現したと言えるだろう。待望の1stフルアルバムのツアーということもあって、結成からの約3年半の軌跡にひと区切り付けるように、全力で歌い&奏でるバンドの姿が印象深かった。

セットリスト

  1. 愛ってかなしいね
  2. アンカーソング
  3. わたしは小鳥
  4. 西武鉄道999
  5. わかってくれない
  6. 病院
  7. 東京
  8. 八月生まれのきみの結婚式
  9. 未成年
  10. 大人と子供(初夏のテーマ)
  11. レイプ・ミー
  12. これはもう青春じゃないか
  13. 悪党になれたなら
  14. 砂男
  15. おとなになんかならなくていいのに
  16. りんごに火をつけて(Light My Apple)
  17. 京王線
  18. bedside baby blue
THEラブ人間 プロフィール

ザ・ラブニンゲン: 2009年に結成されたラブソングのみを歌う音楽集団。下北沢を中心に活動し、10年からは街全体を巻き込んだ決起集会『下北沢にて』を開催している。結成10周年を迎えた19年10月に初のベストアルバム『PAST MASTERS』をリリース。THEラブ人間 オフィシャルHP

OKMusic編集部

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