OLDCODEX Painter YORKE. 『WHY I P
AINT
~なぜボクがえをかくのか~』
- 第39回 Patience / Guns Nʼ Rose
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5年前とそれから5年後の今日まで、
何を失って何を手に入れたんだろう
あの日、息子の面影を重ねて、いつまでも
泣き叫びながら俺の腕にしがみついた女の人
海辺で絵を描くヤツに、舌打ちし
ずっと俺を睨みつけてるように見てた男の人
遺体安置所の真横の避難所で
きっといつもより大きな声で笑ってたおじいさん
瓦礫の上に並んでランチを食べる女子高生

全ての色が混ざると灰色になるんだって事を
この目で見たから、いつもより鮮やかな色で
絵を描いた
飲み込んでった海の水を掬って
手も足も震えてた

ギターを持って海に向かって歌った
穏やかな海に飲み込まれそうで
声が震えてた
青果店のおばあさんがくれた苺がとても美味しくて俺は苺が大好きになった
今夜、あの夜にワイルドターキーのボトルと
震えながら聴いたこの歌を歌おう
“Was a time when I wasn't sure
But you set my mind at ease”
お前の不安を取り除いて
俺が安心させてやりたい

そしてぼくは今夜、この歌を歌う。
地球が美しい惑星だって事を信じたいから。

YORKE. March, 2016

OLDCODEX プロフィール

オルドコデックス:2009年に結成。ラウド、ダンス、パンク等の様々な要素を取り込んだサウンド、それにインスパイアされながらアートワークを作り出すペインティングにより、観る者、聴く者の、五感を刺激する作品を打ち出している。TVアニメシリーズの主題歌を担当することも多く、『SERVAMP』『GOD EATER』『黒子のバスケ』『Free!』シリーズ等、タイアップは多岐にわたる。15年に初の日本武道館公演を行ない、16年6月に発売した4thアルバム『Fixed Engine』では、オリコンウィークリーチャート3位を記録。ライヴではYORKE.自らが制作に携わる巨大なセットという名のアートを背負い、その存在感を見せつけている。そして、バックドロップにも必ず手を加えるので、常に作り手の体温が感じられることも特徴のひとつ。国内を中心としつつ、アメリカ・台湾・中国・韓国・シンガポールでもライヴを敢行するなど、ワールドワイドな活動を行なっている。OLDCODEX オフィシャルHP

OKMusic編集部

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