【ゲーム】音楽ファンも必聴!『SHO
W BY ROCK!!』オススメ楽曲10選【ア
ニメ】

音楽ファンも要チェック!『SHOW BY ROCK!!』の名曲をご紹介。

『SHOW BY ROCK!!』は、サンリオが展開しているキャラクタープロジェクトの一つ。ゲームアプリを中心として、アニメやコミックといった様々なメディアで、その世界観を広げ続けており、サンリオのキャラクター人気投票企画「サンリオキャラクター大賞」でも上位入賞を果たすなど、高い人気と知名度を誇っています。
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獣人や妖精のようなビジュアルを持つ"ミューモン"と呼ばれるキャラクターが、『SHOW BY ROCK!!』の主役であり、ミューモンが結成したバンドによる個性豊かな楽曲の数々が、本プロジェクトの最大の魅力です。実在する有名バンドとのコラボ曲もあり、音楽ファンからの注目も集める本作。
今回は、『SHOW BY ROCK!!』の楽曲から、筆者がオススメする10曲をご紹介(実在バンドとのコラボ曲は除く)。アニメ版でも流れたファンにはお馴染みの曲から、ゲーム版のみの曲まで、そのジャンルと共に幅広く選曲をしています。
プラズマジカ『青春はNon-Stop!』大定番の曲ではあるけれど、やはり、これは絶対に外せないだろうということで、最初にご紹介したいのが「プラズマジカ」の『青春はNon-Stop!』です。
プラズマジカは、『SHOW BY ROCK!!』のメインキャラクター的なガールズバンドで、アニメ版では主役を務めました。まさに、作品を象徴する名物キャラクターです。
彼女たちの代表曲である『青春はNon-Stop!』は、アニメ版(第一期)のオープニング曲としても使用されていた楽曲。ストレートなポップ・ロックサウンドに乗せて繰り広げられる「青春賛歌」なナンバーです。
音としては、構成、アレンジ共にとても素直な造りになっているのですが、そこに、各種「コール」を盛り込んだサビの歌詞や、後半に各キャラクターのソロ演奏を挟み込むなど遊び心に溢れた仕掛けも施されており、リスナーの耳を存分に楽しませてくれます。
そして、歌詞や歌の可愛らしくてチアフルな世界観こそが、本曲の最大の魅力でしょう。主役バンドらしいスタンダードながらも、非常に完成度の高い一曲です。
プラズマジカによる異色のナンバー!
プラズマジカ『Panoramatic Adventure』プラズマジカは主役級のバンドということもあってか、ゲーム版では遊ぶことができる楽曲が多い……つまり、"持ち曲"が多彩な点もその魅力の一つとなっています。また、収録曲の数に比例して、曲調や編曲の方向性も多岐に富んでいる為、曲によって様々な顔を見せてくれます。
ゲーム版の楽曲である『Panoramatic Adventure』は、プラズマジカの楽曲の中でも、特にハードな曲調の一曲です。ザクザクした質感のソリッドなギターが、この曲の方向性を決定づけており、メロディもとにかくカッコ良い。
人気キャラクターの一人であるレトリーの曲であり、ゲーム版のレトリー役は喜多村英梨さんが演じています(アニメ版の声優は、沼倉愛美さん)。自身のソロ名義による音楽活動では、ヘヴィメタルやV系サウンドに影響を受けたハードな音楽性を志向しているということもあり、この曲と喜多村さんの歌唱は相性も抜群。
ポップでチャーミングな曲が多いプラズマジカにとっては、ちょっと異色のナンバーですが、だからこそ、その存在感が一層際立つ曲です。アニメ版しか観たことがない方にも、この曲は是非とも聴いていただきたいと思います!
シンガンクリムゾンズ『Crimson quartet -深紅き四重奏-』アニメ化に際して、女の娘バンドの主役となったのがプラズマジカならば、彼女たちと並び立つ、もう一組の主役を務めたのが、この「シンガンクリムゾンズ」です。
メタリックでV系な音楽性をバックボーンにしたバンドで、その楽曲は、音域の広いヴォーカルとスピード感と強靭さを併せ持つヘヴィメタルサウンドが最大の特徴となっています。
『Crimson quartet -深紅き四重奏-』は、アニメ版でも劇中歌として流れた、このバンドの代表曲。テクニカルなギターが縦横無尽に駆け巡る曲で、シンガンクリムゾンズから一曲となると、その音楽性が最も端的に表れているこの曲はやはり選んでおきたいところです。
GRANRODEO」としての音楽活動でもアニソンファンにはお馴染みの谷山紀章さんによるヴォーカルワークが、何はなくとも素晴らしく、その声質と歌唱力の高さは、ハードなサウンドも相まって、リスナーに強いインパクトを残します。
戯画化された"中二病"キャラ全開の歌詞も微笑ましく、アニメでもコミカルな役回り(一方で、熱くてカッコ良いところもキッチリ見せてくれる)も多かったシンガンクリムゾンズらしい、ちょっと残念なイケメンとしての立ち位置……つまりは、「二枚目半」なキャラクター性も合わせて愛すべき楽曲です。
トライクロニカ『InSight』『SHOW BY ROCK!!』という作品のユニークなポイントが、ゲーム中に登場するバンドが男女混合な点です。つまり、男性ヴォーカルの曲と女性ヴォーカルの曲を同一のゲーム内で聴く、或いは、遊ぶことができる。こうしたゲーム性とキャラクター性は、アニメ版のドラマ作りにおいても、その作劇の幅を広げることに大きく貢献していました。
男性ヴォーカル曲の中でも、個人的にオススメなのが、「トライクロニカ」の『InSight』です。
パンキッシュでスピード感のあるメロディと、明快なサビパートの歌メロが印象的な楽曲で、とてつもなくキャッチーなパワーを有しています。近年の特撮ヒーロー番組の主題歌などにも通じるような熱くて、スピーディーで、何よりメロディが親しみやすくて覚えやすい、その完成度の高さに驚かされる一曲です。
この『InSight』は、ゲーム版にしか登場しない楽曲で、ヴォーカリストであるシュウ☆ゾーの声と歌唱は、声優の粕谷大介さんが担当をされています。
アニメ版では、シンガンクリムゾンズのライバルバンドとして、序盤から登場していたトライクロニカですが、実は、アニメ以降はシュウ☆ゾーの声優が宮野真守さんに変更されており、粕谷さん版のトライクロニカ楽曲という意味でも、貴重な一曲となっています。
粕谷さんと宮野さん、二人の男性声優が演じたシュウ☆ゾーとトライクロニカ。どちらも素晴らしいのですが、お二方の声や歌い方を聴き比べてみるのも一興です。
本格的メタルにテクノポップナンバーも!
BUD VIRGIN LOGIC『ソラウソ』シンガンクリムゾンズと共に、『SHOW BY ROCK!!』におけるメタル部門を担当するのが「BUD VIRGIN LOGIC」。『ソラウソ』は、メタリックなサウンドに女性らしい繊細なニュアンスを加えた楽曲で、鍵盤楽器やストリングスが楽曲中にセンス良くレイアウトされており、スケール感のあるサウンドに仕上がっています。
所謂"シンフォニックメタル"的なアプローチの楽曲ですが、良い意味でポップなメロディが楽曲全体を引っ張っている為、耳に馴染みやすく、ラウドではあるけれどもとても聴きやすい一曲です。
同じメタルアプローチの曲でも、ラウドロックやV系バンドのエッセンスを巧みに取り込み、メタラーのツボを突く音を展開しているシンガンクリムゾンズとは、またちょっと違った角度からメタルサウンドを体現しています。
ちなみに、BUD VIRGIN LOGICは、アニメシリーズの第二期で敵役として重要な役割を果たし、この娘たちが主役のスピンオフコミックがリリースされるなど高い人気を持つキャラクターです。
クリティクリスタ『ループしてる』アニメ版では、プラズマジカのライバル的な存在として登場した「クリティクリスタ」の楽曲からは、この『ループしてる』をオススメさせていただきます。
アニメ本編で劇中歌として使用された『Yes! アイドル宣言』や『ビビビーチ ビビビビーチ!』『放て! どどどーん!』といった楽曲も勿論、良いのですが、この『ループしてる』はテクノポップやエレクトロニカ的な電子音によるアプローチなアレンジが素晴らしく、このバンドの持ち曲の中でも特別な輝きを放っています。
お洒落なムードとキュートなポップ感が並び立つバックトラックは、とても良くできており、電子音や鍵盤楽器の使い方もセンス抜群です。
更に、人気若手女性声優が集うユニットということもあり、その歌声もチャーミングかつ豪華。この曲は、ロージア役を担当している日高里菜さんとツキノ役の茅野愛衣さんのお二人によるツインヴォーカル曲ですが、その声のコントラストも非常に愛らしく、この曲のキラキラ感を更に高めています。
テクノポップ調の楽曲で、クリティクリスタとしては、ちょっと異色の楽曲ではありますが、他の楽曲に負けず劣らず音楽的魅力に溢れた一曲です!
ウワサノペタルズ『流星群』「ウワサノペタルズ」は、現役高校生のミューモンが結成した学生バンド。アニメ版の第一期シリーズでは、本編終了後のサブエピソード的なストーリーに連続して登場し、サブキャラながらも何とも味のある可愛らしい存在感を放っていました。
その楽曲は、若さ故の鋭敏な感性をストレートに音に反映させたような、ロックでありながらどこかセンチメンタルなニュアンスを感じさせる音楽性が大きな特徴となっています。
バンドの持ち曲の中でも、特にオススメなのが、この『流星群』。エモーショナルな響きを有したバンド・サウンドは、『SHOW BY ROCK!!』関連楽曲の中でも"最エモ"なナンバーといっても過言ではない程、メロディアスかつ感傷的なムードをその音に宿しています。
流れ星に託して、大人の恋模様を描いた歌詞も、高校生がちょっと背伸びをしてリリックを書いているような現実味があり、この曲の情感をより一層盛り上げてくれます。
ウワサノペタルズは、他の曲もどれも良曲揃いですので、個人的にも"推し"ておきたいバンドですね。キャラクターも皆さん、メチャクチャ可愛くて、筆者は大好きです。
ガールズロックにお洒落な楽曲!
雫シークレットマインド『Alice』「水」にまつわるモチーフや動物のミューモンによって結成されたバンド、それが「雫シークレットマインド」です。その音楽性は、キャラクタービジュアルやバンド名が表すように、まるで流れる水のようにたおやかで、洒落たサウンドが大きな聴きどころとなっています。
楽曲は、近年、ジャズとロックの両シーンでクロスオーヴァーな躍進を続けるバンド、「fox capture plan」のメンバーであるカワイヒデヒロさんが担当しています。
fox capture planでのバンド活動に加えて、アニメやゲーム関連の楽曲も手掛けるカワイさんの洗練された音楽センスを堪能できる雫シークレットマインドの楽曲からは、『Alice』をイチ推しの曲としてご紹介。
その曲の全体像には、あたかも流線型を思わせるような造形美があり、歌とメロディが自然体で耳へと流れ込んできます。
歌唱を担当しているシンガーの「Chihiro」さんのウィスパーボイスは、カワイさんが作り出すメロディとの愛称も抜群で、そうした歌と音の"旨味"が最も端的に滲み出ているのが、この曲ではないかな、と。
基本的には、リズムゲームらしくロックなアレンジによるアップテンポなナンバーが多い『SHOW BY ROCK!!』ですが、雫シークレットマインドの諸楽曲は、この作品における音楽の幅を大きく広げているように思います。音楽クリエイターの人選にも納得かつ感心させられる一曲です。
すたっどばんぎゃっしゅ『OVER"D"LIVE!』「プリンセス プリンセス」や「SHOW-YA」や「GO-BANG'S」……そんな「ガールズバンド」のレジェンドたちにも通ずるストレートなガールズロックを聴かせてくれるのが、「すたっどばんぎゃっしゅ」です。
『OVER"D"LIVE!』は、バンドの魅力が最も詰まった曲で、ポップな歌メロと硬派なロックサウンドな絶妙なバランス感覚でブレンドされています。「カッコカワイイ」というバンドのコンセプトをそのサウンドで見事に体現する一曲です。
テクニカルな音楽的技巧よりも、メロディのノリと快感を重視した演奏が何とも潔くて痛快。シンプルな演奏とアレンジだからこそ、歌やメロディの素晴らしさが際立ってくる。数ある『SHOW BY ROCK!!』関連の楽曲の中でも、「シンプル・イズ・ベスト」の美しさを伝えてくれるナンバーです。
ハツラツとしたヴォーカルも込みで、「LINDBERG」や初期の「JUDY AND MARY」などの女性ヴォーカリストを擁するJ-POPバンドが好きな方にもオススメできます。。
すたっどばんぎゃっしゅは、この曲の他にもJ-POPや日本のガールズバンドから影響を受けたような曲が多く、ここまでで名前を挙げてきたバンドのファンならば、そのサウンドがフィットするのではないかと思います。
ドーリィドルチ『恋とメリーゴーランド』こちらも、テクノポップを思わせるサウンドが魅力の一曲。「ドーリィドルチ」は、スイーツをコンセプトにしたガールズバンド。アニメ版では、第二期にメンバーが登場し、ヴォーカルのキャンディラパン役を佐々木未来さんが演じました。
佐々木さんの作品への参加以降は、音楽性がバンドサウンド寄りへとシフトするのですが、それ以前には、ヴォーカルに大胆にエフェクトを掛けたテクノポップアプローチなサウンドをメインに据えていたという音楽的な変遷を持つバンドです。
『恋とメリーゴーランド』は、ヴォーカリスト(の中の人)変更前のナンバーで、「Perfume」や「Wink」にも通じるテクノな歌モノ。一方で、間奏やアウトロではハードロック調のエレキギターが顔を出し、"ロック魂"もその身に宿している曲です。
テクノポップがお好きな方なら、このバンドの初期曲は、どの曲も心の琴線に触れること間違いなしかと思います。その後で、佐々木さん参加以降の楽曲を聴いてみると、また違った楽しみ方ができますので、一粒で二度美味しいバンドといえるでしょう。

ウレぴあ総研

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