【PrizmaX】
『Live Tour Level5「DIVE」』
2017年8月9日 at Zepp DiverCity To
kyo

 5人組ダンス&ヴォーカルユニットPrizmaXが、全4公演のワンマンライヴツアー『Live Tour Level5「DIVE」』を開催し、そのツアーファイナルが8月9日に東京・Zepp DiverCity Tokyoにて行なわれた。

 会場に1,200人のホリック(ファンの愛称)が詰め掛ける中、今までの歴史や思いをメンバーが語っていく映像が流される。そしてステージ上に現れた5人にスポットライトが当たると、クールなダンスチューンの1stシングル「Mysterious Eyes」からライヴはスタート。続いて披露されたのは2ndシングルの「Ready」。ライヴ前半戦は、シングルのリリース順に楽曲が披露され、PrizmaXの歩みを辿っていく構成となっていた。それは、歴史を追うことで、改めて現在のPrizmaXの成長振りが見られるというものでもあった。黒川ティムと森崎ウィンのヴォーカルの伸びやかさ、清水大樹のラップのフロウ、福本有希と島田翼のダンスの切れ味。5人は強力なパフォーマンス力でホリックを魅了していく。

 ファンキーな7thシングル「UP<UPBEAT」で会場をパーティーカラーに染め上げると、ここからは同曲のシングルのカップリング曲を次々と披露。「Let's prove it!!」で弾けまくり、ミラーボールが回る「Pleasure」で楽しさを全開にし、ホリックとのコール&レスポンスが繰り広げられる。そして、バラードの「春空」では、しっとりとした歌としなやかなダンスで、会場全員のハートをしっかりとつかんだ。

 ライヴ中盤戦でアルバム『Gradually』ゾーンに突入。「It's Love」では、ライヴペインターの西村公一がライヴペインティングで青のハートを描くという演出も見られた。こうした新しい試みも、プリズが次のステップへ入ったことを明確に感じさせた。

ラストに向けては楽しさあふれる「Sing it!」で会場全体でタオルを回し、「Three Things」ではスタンドマイクを使ったダンスを披露する。ホリックに向けたナンバー「Angel」を歌ったあと、アップチューンの「FANTASISTA」で、5人はホリックと大合唱を巻き起こし、ライヴ本編を締め括った。

 アンコールは、8月30日にリリースするシングル「Orange Moon」収録の全3曲を披露。まずは森崎が弟を題材に作詞作曲したというサマーチューン「カフェオレ」を歌唱。手振りをホリックにレクチャーしながら、会場の空気をひとつにしていく。MCで福本がマイクを握ると、“オレと(会場の)ハニーたちは付き合ってるわけじゃん。今日はみんなオレとデートしに来たわけでしょ。ハニーたちともっと騒ぎたい。まとめて言うと、ハニーたち大好き!”と暴走気味にトーク。福本流ホリック愛を表現し、全観客から大歓声を集めた。清水は、“今回のツアーは、僕らの4年間を振り返るというテーマがありました。ツアーを通じて、改めて初心を思い返すことのできたし、これからもみなさんを楽しませながら、ステージに立っていきたいと思いました”と、このツアーの感想を語った。

 そして、ソウルとEDMがミックスした新曲「Woh!」を披露したあと、タイトル曲「Orange Moon」を歌唱。ここでホリックが、オレンジのペンライト一色に会場を染め上げるサプライズ演出。オレンジの美しい光に包まれ、メンバーは大人な夏の夜をテーマにした楽曲を力強くステージを大きく使ってパフォーマンスしていった。「Orange Moon」を歌い終えたあと、森崎はホリックの演出に“めっちゃきれい!”と興奮気味。続けて森崎が“全4公演、みなさんのおかげでひとつになれたんじゃないかなと思っています。これからも、ずっとずっとPrizmaXについてきてください!”と声を上げると、ホリックから大きな歓声と拍手が送られライヴは終了となった。

 歌とダンスはもちろんのこと、観客を自分たちの世界に巻き込んでいく力も確実にレベルアップしたPrizmaX。12月23日には東京・日本青年館でのワンマンライヴも決定し、ここから5人はさらなる進化を遂げていくことは間違いなさそうだ。

取材:土屋恵介


セットリスト

  1. 1. Mysterious Eyes
  2. 2. Ready
  3. 3. take me
  4. 4. REBORN
  5. 5. OUR ZONE
  6. 6. Lonely summer days
  7. 7. UP<UPBEAT
  8. 8. Let’s prove it!!
  9. 9. Pleasure
  10. 10. 春空
  11. 11. Mysterious Eyes <New Version>
  12. 12. It’s Love
  13. 13. Someday
  14. 14. Sing it!
  15. 15. my girl
  16. 16. Three Things
  17. 17. Angel
  18. 18. FANTASISTA
  19. <ENCORE>
  20. 1. カフェオレ
  21. 2. Woh!
  22. 3. Orange Moon

OKMusic編集部

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