「サマーソニックとどこか違うソニックマニアの雰囲気がすっごく好き!」と、かしゆかが語る。のっけから個人的な話で申し訳ないが、僕はソニックマニアで観るPerfumeが一番好きだ(ワンマン除く)。海外志向のクラブカルチャーの危うさが漂うこの空間。特に今年のソニックマニアは、エレクトラグライド(以下、エレグラ)通いに精を出していたであろう往年のテクノファンたちも多く参加しているだろう。何せエレグラに出演経験のあるアーティストが4組もいる。ここで弾けるPerfumeが堪らなく好きなんだ。
オービタルやショバリーダー・ワンが後ろに控える中、彼女たちは『はみがきのうた(作:チャットモンチー)』を歌う。難しそうな顔をしたお兄さんたちが、照れながらこの曲をシンガロングしている姿に面食らいながら、改めてPerfumeの凄みを感じた次第である。日本的な作家性(ときに「アイドル」と揶揄されそうな)を持ちながら、臆せずクラブ文脈に突っ込んで行く。僕は2015年にも同じステージで彼女たちを観ているが、その勇姿に変化はない。変わったところがあるとすれば、もはやソニックマニアはPerfumeの「ホーム」であると言えるくらい、彼女たちがこのイベントの象徴的アーティストになってきたことだ。完全にクラブカルチャーからも歓待されている。
恐らくPerfumeにもその自覚はある。最後に披露された2曲が『If You Wanna』と『TOKYO GIRL』という、「EDM以降のサウンド」であった。バッキバキのフューチャー・ベースである。もはや最先端。
ちなみに、「ワンマン除く」と補足したのは、それが異次元に達しているからだ。この期に及んでまだPerfumeのライブに行ってない人、そろそろ如何か。近い友人なら僕がチケ代出すよ!

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