【BUMP OF CHICKEN】
『BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018
PATHFINDER』
2017年9月16日 at 幕張メッセ国際展
示場1〜3ホール
5カ月に及ぶロングツアー『BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER』が幕張メッセを皮切りにスタート。初っ端から、藤原基央(Vo&Gu)、増川弘明(Gu)、直井由文(Ba)、升 秀夫(Dr)のメンバー4人はスタンディングのみで埋め尽くされた観客と正対する真っ向勝負の演奏で攻め続ける。ギミックなし、誠実な歌とプレイで場内を興奮のるつぼ化させていく。イントロから大きな歓声があがる中、藤原の柔らかな歌が会場の四隅まで染み渡り、自然とハンドクラップも起き、熱狂的に受け入れられていた配信シングル曲「記念撮影」。デジタル音とバンドサウンドの融合も曲のスケール感を増幅させ、大きな会場で抜群に映えている。また、TVアニメ『3月のライオン』オープニング曲として書き下ろした「アンサー」もライヴで初披露。光に満ちあふれたポジティブなギターフレーズが印象的で、至福の笑顔を浮かべる人たちの表情こそが、この曲の魅力を物語っていた。
ショー自体は新旧織り交ぜた内容で、約1年振りのツアーということもあり、一曲一曲が大きなリアクションで迎えられる様が印象的だった。さらに、会場の真ん中あたりにはキッズエリアも設けられ、子供たちが心地良いサウンドにノッていた。昨年はバンド結成20周年の大きな節目に到達した彼ら。親から子へ、音楽のバトンが渡されていく。それだけのキャリアを、彼らも積み重ねてきたのだ。その20周年の最後のタイミングでできた「リボン」もプレイ。藤原はアコギを持ち、力強くもやさしいメロディーを解き放つ。贅肉や装飾を完全に取っ払った、シンプル極まりない曲調。だからこそ、歌詞の一語一句が鮮明さを増し、情景が脳裏に浮かぶ豊かな音楽性を見せていた。これから始まるツアーは、多くの人を魅力するに違いない。そう、確信させるツアー初日だった。
ショー自体は新旧織り交ぜた内容で、約1年振りのツアーということもあり、一曲一曲が大きなリアクションで迎えられる様が印象的だった。さらに、会場の真ん中あたりにはキッズエリアも設けられ、子供たちが心地良いサウンドにノッていた。昨年はバンド結成20周年の大きな節目に到達した彼ら。親から子へ、音楽のバトンが渡されていく。それだけのキャリアを、彼らも積み重ねてきたのだ。その20周年の最後のタイミングでできた「リボン」もプレイ。藤原はアコギを持ち、力強くもやさしいメロディーを解き放つ。贅肉や装飾を完全に取っ払った、シンプル極まりない曲調。だからこそ、歌詞の一語一句が鮮明さを増し、情景が脳裏に浮かぶ豊かな音楽性を見せていた。これから始まるツアーは、多くの人を魅力するに違いない。そう、確信させるツアー初日だった。
撮影:古渓一道/取材:荒金良介