阿久悠が遺したピンクレディー「サウ
スポー」未発表ver.をリリース

昨年８月１日、５千曲を超える詩（うた）を遺して蒼空に旅立った作詞家・阿久悠。その偉業をたどる集大成ボックスセットの第２弾『続・人間万葉歌』が９月27日（水）に発売された。

本作は、前作『人間万葉歌』（108曲収録）に収まりきらなかった大ヒット曲＆胸に響く珠玉の名曲を網羅したテーマ別４枚のベスト選集＋今作のために新たに録音されたカヴァー曲を含む「阿久悠トリビュート」特別盤から成るCD５枚組・全107曲を収録。

特に一部ファンの間では長年噂されていた、阿久先生（作詞）と都倉先生（作曲）が一晩で書き直したという伝説の「ピンク・レディーのサウスポー（未発表ヴァージョン）」の音源が関係者の協力により発見され、初収録された。

また、Disc５は「阿久悠トリビュート」として数々の名曲のカヴァー集となっており、桑田佳祐作詞による原由子の「UFO（僕らの銀河系）」、ジェロの「本牧メルヘン」、クレイジーケンバンドの「あの鐘を鳴らすのはあなた」、つじあやのの「渚のシンドバッド」、慎吾ママの「慎吾ママの学園天国 -校門編-」など、新録音や初CD化など貴重な音源を多数収録。

作詞家の５枚組全集に続編が登場するというのは極めて異例のこと。歌謡曲の黄金時代を築いた怪物・阿久悠だからこそ実現したこの企画、まさに永久保存盤といえる。