L→R 吉田仁人、佐野勇斗、板垣瑞生、山﨑悠稀、塩﨑太智

L→R 吉田仁人、佐野勇斗、板垣瑞生、山﨑悠稀、塩﨑太智

【M!LK インタビュー】
このアルバムがM!LKの“本気”

結成3周年を迎えるM!LKが1stアルバム『王様の牛乳』をリリース。“変幻自在”というコンセプトのもと切なさも希望もない交ぜに、10代ならではの瑞々しい感性で自らの道をひた走る“最上級のM!LK=王様の牛乳”を、ぜひ飲み干してほしい。

シングルを6枚もリリースして、ようやくの1stアルバム。み!るきーず(ファンの愛称)にはひと足早い最高のクリスマスプレゼントですね。

塩﨑
13曲中6曲が新曲なんで、み!るきーずからしたら最強ですよ! ただ、僕らはヴォーカル&ダンスグループだから、新曲ができたらレコーディングするだけじゃなく、振りも覚えなきゃいけないんです。しかも、今までよりもダンスのレベルも上がって。
板垣
M!LKは新しいチャレンジが多いグループなので、今までにない曲調もあったりして結構大変でした。

そもそもM!LKのコンセプトが“変幻自在”ですもんね。

吉田
だから、振り幅がすごいんですよ! クールでカッコ良い新曲もあれば、馬鹿騒ぎしてる曲もあり、しっとり聴けるミディアムの曲もある。「めちゃモル」なんてテンション高すぎて、最初は“ここまで曝け出せるかな?”と思ったんですけど、意外と大丈夫でした。曲名もメタモルフォーゼ(=変身)に掛けていて、M!LKの自己紹介みたいな曲になっています。
塩﨑
ふざける時はふざけて、魅せるところは魅せる。その変幻自在さがM!LKでもあって、「宇宙ジャンボリー」も歌詞はコミカルでふざけた台詞も入ってるのに、間奏で急にカッコ良く踊り始めたり、すごくM!LKらしい。
佐野
逆に「逢い」みたいな歌に専念できる曲も、ライヴで観てる人たちに気持ちを伝えやすいから好きです。踊りと歌と両方ってなると、僕は不器用なんで余裕がなくなっちゃうんですよね(苦笑)。
山﨑
僕も“盛り上がっていこうぜ!”っていうタイプじゃないんで、ちゃんと歌が伝わるパートが好き。歌唱力を試されるのが好きですね。頑張ろうって思えるから。

山﨑さんはM!LKのヴォーカルリーダーですからね。リード曲の「約束」は切なくも前向きで、学園仕立てのMVも絆を感じさせる素敵な曲ですね。

板垣
僕らとファンだけじゃなくて、メンバー同士もつなぐような歌詞の内容と曲調がすごく心に染みますね。でも、MV撮影では太智が怪我したんですよ。
塩﨑
自転車に乗りながら“ウワーッ!”と叫ぶシーンで感情的になりすぎて田んぼに落ちたんです。全然軽傷だったんですけど、それでNGになっちゃって(笑)。逆に衣装を着てのダンスシーンや椅子に座ってるシーンでは笑顔ニコニコじゃなく、カッコ良い感じでキメてますね。その時の椅子も、実はそれぞれのキャラに合わせたデザインになってるんですよ。
吉田
僕は渋いものが好きなんで、背もたれが趣味の盆栽のかたちになってるんです。勇斗はバンドのKISSっていうか、ヘビメタでしょ?
佐野
う〜ん、よく分かんない。「めちゃモル」でも“バリバリ”って言われてるからかな?
山﨑
きっとロックな感じにしたかったんだよ。僕はホイップクリームで星が作られてて、かわいい感じ。
塩﨑
僕は背もたれに“SALTY”って彫られてるんですよ!
吉田
背中に“塩”って書いてあるっていう(笑)。
板垣
僕は王道の王子様…らしいです。アルバムタイトルが“王様の牛乳”なんで。
佐野
俳優業でも皇子役やってるもんね。

なるほど。加えてPREMIUM み!るきーず盤収録のソロ曲を聴けば、さらに5人のキャラが分かるという。

吉田
僕の「Tuna-ight」は、まさかの魚が食べられない男の子の歌で(笑)。だけど、情熱的な感じはすごく僕っぽい。
山﨑
同級生に告白できないって歌う「ラブソングがうたえない」は、すごく共感できました。曲調もすごくかわいくて、めっちゃいい。
塩﨑
僕はひとりだけダンス曲で、歌詞がほとんどなかったからびっくりしました。次は歌いたいです。僕のファンに僕の歌声を聴かせてあげたい!
板垣
僕と勇斗は「ひこうき雲」をデュエットしてます。僕らって声質が似てるんですよね。曲の雰囲気は切ないんですけど、やるからには希望を伝えようと歌いました。
佐野
次はソロで歌えるように頑張ります!(笑)

さらにスペシャル盤には4月の東京国際フォーラム ホールC公演のDVD付き、イベント盤には初期曲「miruku!」が収録されていて、こちらはなんと山﨑さんの作詞だとか。

山﨑
3年前ぐらいに書いたんですけどね。たくさん駄目出しも受けながら、学校のこととM!LKメンバー内でのこと、両方を想いながら書きました。
佐野
そういう初期からの曲も入っているので、聴いてもらえれば成長過程が分かると思うんですよ。ここでひと味違った僕らを見せつつ、12月1日のパシフィコ横浜ワンマンでは改めて感謝の気持ちを込めて全力で挑みたいです。
山﨑
M!LKのことを好きと思って来てくれるみなさんひとりひとりの気持ちを受け止めて、2倍にして返したいですね。
塩﨑
また次も行きたい!と思ってもらえるように全力で頑張るんで、みなさんも全力でアルバムを聴いて、予習復習して、ライヴで盛り上がりましょう!

各地からバスツアーも用意されているんですよね?

吉田
はい。バスの中でしか観られない映像とかもあるので、感情を高めてパシフィコまで足を運んでいただきたいですね。ひとつのグループを3年間続けられたのも、ファンであるみ!るきーずやスタッフさんのおかげなので、その感謝を伝えつつ、3周年のお祝いをみなさんと一緒にしたいです。
板垣
良い意味で“変わったよね”と言われるライヴにしたいな。今後“パシフィコからM!LK変わったよね”って言われるようなライヴを作りたいので、ぜひ遊びに来てください。

取材:清水素子

アルバム『王様の牛乳』2017年11月22日発売 SDR
    • 【スペシャル盤(DVD付)】
    • ZXRC-2024 ¥5,500(税込)
    • 【通常盤】
    • ZXRC-2025 ¥2,700(税込)
    • 【イベント盤】
    • ZXRC-2027 ¥2,700(税込)
    • 【PREMIUMみ!るきーず盤】
    • ZXRC-2026 ¥3,780(税込)
    • ※ファンクラブ限定
    • ※2CD

『M!LK 3rd anniversary『白黒牛乳ワールド in パシフィコ横浜』』

12/01(金) 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール

M!LK プロフィール

ミ!ルク:2014年11月結成。スターダストプロモーションに所属する5人組ヴォーカルダンスユニット。グループ名には「何色にも染まることの出来る存在に」という意味が込められており、メンバーは音楽活動に留まらず、ドラマ、映画、舞台、モデルと幅広く活躍している。
15年3月にシングル「コーヒーが飲めません」でCDデビュー。19年2月にアルバム『Time Capsule』、9月にはZeppツアーを行ない、11月6日には結成5周年アニバーサリーシングル「ERA」のリリース。2020年2月に現体制となり、3月には新体制でのアルバム『Juvenilizm-青春主義-』を発表。M!LK オフィシャルHP

「約束」MV

OKMusic編集部

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