高橋 優
『世界で一番読まれたい手紙』
- 第15回 僕の松たか子さんへ -
拝啓 「ほんとの気持ち」を唄ってくれてどうもありがとう。 先日、映画『ヴィヨンの妻』を観ました。原作を読むだけでは決して伝わることのない“大谷 佐知”の姿がそこにありました。夫に対する献身的な妻、という大筋のキャラ設定に背くこ となく、それでいて少女のようなお茶目な表情や仕草、お転婆な一面を垣間見せてくれるあ なたの演技に、大女優の底知れぬ奥行きを感じました。6月に公開される『告白』も今から楽 しみで仕方がありません。“教育”と“憎悪”に挟まれた悲しき冷徹教師、というのが原作を読 んだ時点での“森口先生”の印象ですが、それをあなたが演じることでどんな風に変わるの か、本当に楽しみです。
あなたという人に注目するようになった最初のキッカケは、歌手としてのあなたに出会え たことにありました。たまたまテレビで流れていた「ほんとの気持ち」という曲に一目惚れ ならぬ‘一聴き惚れ’をしました。小田和正さんが作ったメロディに乗ったあなたの声や唄 い方にビビッと来ました。一気にあなたという存在が僕の中で大きくなるのを感じました。 それからもう5年以上が経つけれど、今では歌手・女優、それ以上に人間・松たか子に尊敬の 念が尽きません。あなたがきっかけとなって出会うことが出来た作品が今では数えきれぬ ほどです。いつかお会い出来たそのときには、是非ともご一緒に「ほんとの気持ち」を唄って いただきたいのです。
敬具
あなたへの一文字・・・ 「舞」
あなたという人に注目するようになった最初のキッカケは、歌手としてのあなたに出会え たことにありました。たまたまテレビで流れていた「ほんとの気持ち」という曲に一目惚れ ならぬ‘一聴き惚れ’をしました。小田和正さんが作ったメロディに乗ったあなたの声や唄 い方にビビッと来ました。一気にあなたという存在が僕の中で大きくなるのを感じました。 それからもう5年以上が経つけれど、今では歌手・女優、それ以上に人間・松たか子に尊敬の 念が尽きません。あなたがきっかけとなって出会うことが出来た作品が今では数えきれぬ ほどです。いつかお会い出来たそのときには、是非ともご一緒に「ほんとの気持ち」を唄って いただきたいのです。
敬具
あなたへの一文字・・・ 「舞」