ジン ひぃたん『世界観の情景』
- 第20回 『内側の太陽』 -
唄では表現し切れない、濡れ出る世界観を絵に納める。この連載では、自分の内面を改めて見直すという意味も込めて、見てくれる皆様に敢えて絵の解説をしてみようと思う。
最近、色々あって泣くことが多いです。
昔はあまり泣けない方で、
泣けない事で苦しんでいた時期もあったので
泣けるようになったということは
素直になってきたということなんじゃないかな。
この絵は、ボロボロ涙を流しながら描いていた絵です。
外枠から描き始めたのは覚えている。
ツギハギだらけで、入り組んでいて、
私の心の中そのものだったと思う。
でも、ボロボロ泣きながら描くうちに、
気がついたら真ん中に太陽を描いていた。
それは内側の何層もの壁の中で隠れてはいるけれど、
確実に中心で主張する光であり、熱であり、希望だった。
入り組んだ藍色やピンク色の層の中で、
顔を出す太陽と、青空。
泣きながらも、これが前へ進むための大事な涙なのだ、と
どこかで解っていたのだろうか。
心の太陽が死んでいないうちは、
私の心も死なない。
魂は生きている。
それが理解できた、冬の日なのであった。
昔はあまり泣けない方で、
泣けない事で苦しんでいた時期もあったので
泣けるようになったということは
素直になってきたということなんじゃないかな。
この絵は、ボロボロ涙を流しながら描いていた絵です。
外枠から描き始めたのは覚えている。
ツギハギだらけで、入り組んでいて、
私の心の中そのものだったと思う。
でも、ボロボロ泣きながら描くうちに、
気がついたら真ん中に太陽を描いていた。
それは内側の何層もの壁の中で隠れてはいるけれど、
確実に中心で主張する光であり、熱であり、希望だった。
入り組んだ藍色やピンク色の層の中で、
顔を出す太陽と、青空。
泣きながらも、これが前へ進むための大事な涙なのだ、と
どこかで解っていたのだろうか。
心の太陽が死んでいないうちは、
私の心も死なない。
魂は生きている。
それが理解できた、冬の日なのであった。