チーム8「ソロ表紙」をかけた戦い:
中国・四国エリア予選を制したのは3
位からの大逆転、中野郁海

2018年1月から、AKB48チーム8のメンバーが「週刊少年マガジン」の「ソロ表紙」をかけた企画が行われている。

エリアごとに予選を行っており、北海道・東北、関東、中部、関西、中国・四国、九州・沖縄の6エリアで開催。それぞれのエリアごとの1位メンバーが決勝へ行き、決勝で6人の中から1位になったメンバー1人が「週刊少年マガジン」の表紙&巻頭グラビアをソロで飾ることができる。
鳥取県のブースに立ってファンに地元の名産品を販売する中野(2018年2月の第3回 いいね!地方の暮らしフェア」にて)

鳥取県のブースに立ってファンに地元の名産品を販売する中野(2018年2月の第3回 いいね!地方の暮らしフェア」にて)

ファンの投票方法として、以下の2通りがあり、ポイントの累計で勝者が決まる。

1.公式アプリ「マガポケ」に公開されている有料グラビアのダウンロードで1ポイント。

2.「週刊少年マガジン」(紙の雑誌)にある応募券を葉書に貼って送る。応募券1枚につき、1ポイント。
ファンとのコミュニケーションが上手な中野が登場した鳥取ブースは大繁盛だった(2018年2月)

ファンとのコミュニケーションが上手な中野が登場した鳥取ブースは大繁盛だった(2018年2月)

3位からの大逆転、中野郁海

2018年2月21日から2月27日まで、中国・四国エリアの予選が行われていた。公式アプリの「マガポケ」での有料グラビアダウンロードの時点では、1位は下尾みう(山口)、2位は行天優莉奈(香川)だった。予選開始時に2位スタートだった下尾が1位をキープしていた。

そして3月3日に中国・四国エリアの予選結果がマガジンの公式ツイッターで発表された。結果は6322ポイントで中野郁海(鳥取)だった。

中野は「マガポケ」のダウンロードが行われていた2月27日まではずっと3位だった。つまりファンからの応募券の投票で、3位から大逆転して1位になったのだ。

今までの地区予選でも1位と2位の争いは熾烈だった。激戦区の関東エリアでは佐藤栞(新潟)と小栗有以(東京)、関西エリアでは大西桃香(奈良)と山本瑠香(和歌山)の1位と2位がデッドヒートを繰り広げ、最後まで勝者の行方はわからなかった。

今回も1位と2位の争いになるかと思いきや、3位だった中野が1位になる大逆転劇を見せつけた。
鳥取県のブースには多くの中野ファンが集まった(2018年2月)

鳥取県のブースには多くの中野ファンが集まった(2018年2月)

ここまでの最多得票の6322ポイント

さらに中野ファンの熱い思いは数字で現れた。中野が獲得した6322ポイントは、現時点まで5エリアの中でも最多数得票ポイントだ。

今まで最多得票だった北海道・東北エリアの1位の早坂つむぎ(山形)6230ポイントを約100ポイント離している。さらに最多9人が参加し激戦区だった関東エリア1位の佐藤栞の4059ポイントよりも2000ポイント以上も多く獲得している。まさに「中野ファン、恐るべし」と思わせる数字を見せつけた。

次の決勝では各エリアの予選を勝ち抜いてきたメンバー同士で、ソログラビア獲得に向けた新たな戦いが始まる。

(各エリアの予選通過メンバー)
北海道・東北エリア1位:早坂つむぎ(山形)6230ポイント
関東エリア1位:佐藤栞(新潟)4059ポイント
中部エリア1位:服部有菜(岐阜)2769ポイント
関西エリア1位:大西桃香(奈良)4286ポイント
現在、九州・沖縄エリアは予選開催中。
鳥取県のブースに立ってファンに地元の名産品を直接手渡しで販売する中野(2018年2月)

鳥取県のブースに立ってファンに地元の名産品を直接手渡しで販売する中野(2018年2月)

▼【中野郁海】「AKB48 Team 8 × 週マガ」
▼ダンスが得意な中野はAKB48グループのダンス選抜楽曲「野蛮な求愛」にも参加、山本彩や松井珠理奈とともに華麗なダンスを披露している。

アーティスト

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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