チーム8佐藤朱、『あかりんワールド
全開』の下北FMでテニスへの想いを語
る:「私をつくり上げてくれたもの」

AKB48チーム8の佐藤朱(宮城県)が2018年3月1日、「下北FM」に出演した。「下北FM」は大蔵ともあきがメインMCを務め、下北沢のスタジオから毎週、公開生放送を実施。毎週アイドルがゲストで出演し、世界に向けて放送している。

チーム8メンバーもよく出演しており、メンバーの普段は見られないトークも見られる。SHOWROOMやニコ生でも配信していることから、ファンからも人気の番組だ。
1人でも緊張することなく笑顔で楽しくトークをしていた佐藤朱

1人でも緊張することなく笑顔で楽しくトークをしていた佐藤朱

突然の出演でも温かいファンに囲まれて

佐藤朱が「まるでファンイベントのよう」と番組内で言っていたように、出演者と会場のファンの距離の近さが下北FMの特徴だ。推しメンがファンの目の前にいて、いつもの劇場公演や握手会とは違うメンバーの素顔が見られる。

今までチーム8が出演する時は、メンバーが2人出演していたが、今回は佐藤朱が1人での出演だった。
しかも出演が決定したのが前日の昼過ぎ。佐藤朱も夜に配信したSHOWROOMでファンに会場に来てくれるように呼びかけていた。

あまりにも急な出演決定に、どのくらいのファンが来られるのか心配されたが、当日は多くの佐藤朱ファンが会場に足を運び、番組は多いに盛り上がった。

会場に駆け付けたファンは佐藤朱の生誕祭の日に作ったという「朱・宮城」「smash」とテニスボールの絵が描かれた「うちわ」を佐藤朱に向かって振り、大きな声援とコールで、ステージにいる佐藤朱のトークを盛り上げていた。佐藤朱ファンの温かさと熱い想いが伝わってきた。
佐藤朱に会うために多くのファンが下北FMに。

佐藤朱に会うために多くのファンが下北FMに。

女子プロレスラー「ジャンボ佐藤」とは
違う、いつもの笑顔で

佐藤朱は2月23日には「豆腐プロレス」に女子プロレスラー「ジャンボ佐藤」として出演。番組での佐藤朱へのメールでもプロレスのネタが多かった。

女子プレスラー役のため、いつもは見ることができない激しいパフォーマンスや表情を披露していた。女子プロレスラー役を演じた数日後の下北FM出演で「いつも通りの佐藤朱の癒される笑顔」を見ることができて安心したファンも多かっただろう。

またプロレスで初めて佐藤朱を見たファンは、リング上の「ジャンボ佐藤」と同じ人物とは思えなかっただろうが、下北FMでの笑顔の表情が、いつもの佐藤朱だ。
女子プロレスラー「ジャンボ佐藤」とは全く違ういつもの笑顔の佐藤朱

女子プロレスラー「ジャンボ佐藤」とは全く違ういつもの笑顔の佐藤朱

テニスウェア配信も大人気の佐藤朱のS
HOWROOM

佐藤朱といえば、テニスだ。学生時代からテニスで活躍しており、本人のキャッチフレーズも「48グループ1のテニス少女がみんなのハートに『スマッシュ!』」だ。またテニス雑誌「スマッシュ」での連載や、テニスイベントにも多数出演している。
また佐藤朱がテニスウェアを着て配信するSHOWROOMはファンにも大人気だ。そのSHOWROOMでのテニスリフティングもファンに大人気。特にファンが佐藤朱のリフティング回数を予想して投票し、リフティング回数が奇数だと「奇数なのでキス顔」をしてくれるのもファンは大盛り上がりだ。
佐藤朱のSHOWROOMではテニスリフティングをやっており、奇数だとキス顔。番組内でもキス顔を披露。

佐藤朱のSHOWROOMではテニスリフティングをやっており、奇数だとキス顔。番組内でもキス顔を披露。

佐藤朱、テニスへの想いや経験を語る

今回の下北FMでも、『佐藤朱のI love tennis』という企画で、「佐藤朱にとってテニスとか」の観点でテニスへの想いや経験をたっぷりと語ってくれた。

佐藤朱は番組内でテニスについて、自身が手書きで書いたスケッチブックを披露しながら、以下の4つの観点で語ってくれた。
真剣なテニストークを頷きながら聞くファンも

真剣なテニストークを頷きながら聞くファンも

「いつのまにか連れられて、、、」

7歳くらいの頃に、テニスが好きだった両親に連れられて、テニスを始めたとテニスを始めた時のエピソードを披露。

受け身でやっていた頃はなかなか上達しなかったが、自分から「もっとうまくなりたい」と思い始めてから、練習をたくさんするようになったそうだ。
右が下北FMでメインMCを務める大蔵ともあき

右が下北FMでメインMCを務める大蔵ともあき

「テニスのここが好き」3点

佐藤朱は、テニスの好きなところとして以下の3つを挙げていた。

1.「相手によっていろんなテニス」
対人スポーツなので、相手によっていろいろなプレイができる。例えば、相手が打ってくる選手だったら、自分はガードしながらプレイ、相手がつないでくるなら、自分はいっぱい攻めていかないといけない、とテニスの魅力を語っていた。

2.「生涯スポーツ」
テニスは小さい子からお年寄りまでできるスポーツと言われている。おばあちゃんになってもやっていきたいと語っていた。

3.「頭脳戦、心理戦」
コートでどこに落とすか、ゲーム数と時間も長いので頭脳性、心理戦が大切。トランプや将棋など頭を使うゲームが得意な人は楽しくできる。
自筆の字も綺麗な佐藤朱

自筆の字も綺麗な佐藤朱

プチホームステイ、プチ旅行気分

さらに「忘れられないエピソード」として以下の2点を挙げていた。

関東に遠征した時に、外国人コーチの家に宿泊したことがあり、外国人コーチの家の雰囲気や英語のやり取りも「プチホームステイ」を味わえた。

テニスの試合で遠征に行き、雨や嵐で試合が延期されるとホテルに宿泊していると旅行気分を味わえたが、試合が終わってないので心からは楽しめなかったと思い出を語っていた。
大蔵との掛け合いで笑いも起きる

大蔵との掛け合いで笑いも起きる

「私をつくり上げてくれたもの」

「佐藤朱にとってテニスとは」のラスト。

佐藤朱とテニスは切っても切れない関係にある。ファンもそのことを知っているため、佐藤朱が「私をつくりあげてくれたもの」と掲げると、会場からは大きな拍手が起きた。

現在の佐藤朱からは想像もつかないが、テニスをやるまではスポーツが出来なかったそうだ。すぐに熱中症になって倒れていた。テニスを始めてから身体的にも丈夫になった。

またテニスのおかげで、自身の個性として活きている。テニスは体の一部と思っていると語っていた。
佐藤朱が「私をつくりあげてくれたもの」と掲げると、会場からは大きな拍手が起きた

佐藤朱が「私をつくりあげてくれたもの」と掲げると、会場からは大きな拍手が起きた

「(テニスについて)めっちゃ語っているけど、テニスをやっている人はわかってくれる。真面目な感じになっちゃいました」と笑いながら話していた。会場のファンも真剣に佐藤朱のテニスへの想いに耳を傾けていた。

またSHOWROOMでのファンからのコメントでも「どこのラケットを使っているの?」「シューズはどこ?」といった質問や「テニスデートがしたい」「テニスを愛し、テニスに愛されたい女」といったコメントが相次いでいた。また番組の中では「ちょうどいいスマッシュ」の角度も披露していた。
「ちょうどいいスマッシュ」の角度も披露

「ちょうどいいスマッシュ」の角度も披露

ファンとの距離が近いのも下北FMの特徴

ファンとの距離が近いのも下北FMの特徴

挑戦したいスポーツはフィギアスケート
、スノーボード、ゴルフ

最近ではテニスだけでなく「豆腐プロレス」には女子プロレスラー役『ジャンボ佐藤』として活躍するなど、佐藤朱はまさに「アスリート女子」だ。

番組の中でも「今後、挑戦してみたいスポーツ」として、平昌オリンピックに影響されてフィギアスケート、スノーボード、ゴルフをあげていた。

会場のファンからの「おすすめのスポーツ」として「カーリング」、「バスケ」、「テニスやっているのでバドミントン」などの声が上がっていた。それに対して佐藤朱も「ラケット系が好き」「身長を活かしたスポーツが得意そうにみられる」と答えていた。

これからもテニスをはじめとした、様々なスポーツ分野での活躍が楽しみだ。
キャッチフレーズも「スマッシュ!」

キャッチフレーズも「スマッシュ!」

「みんなにのど飴を配りたい」

佐藤朱ファンは温かい人が多い。前日に突然決定した出演にも関わらず、多くのファンが集まり、会場でも物凄い盛り上がりを見せた。佐藤朱が「みんなにのど飴を配りたい」と言うほど、会場のファンが大きな声援を送っていた。

佐藤朱も元気なファンに囲まれて、全く緊張することもなく、のびのびとトークを楽しんでおり「あかりんワールド」全開の2時間だった。佐藤朱ファンにとっては、まさに神回となった。
会場のファンからのコールや声援に圧倒される佐藤朱

会場のファンからのコールや声援に圧倒される佐藤朱

番組でもSHOWROOMを見に来たファンの名
前を呼ぶ佐藤朱の優しさ

また突然の番組出演決定だったため、会場に来られなかったファンのために、佐藤朱は「いつもやっているので」と言って、番組のSHOWROOMにコメントを寄せていたファンの名前を呼んでいた。

佐藤朱は自身のSHWOROOMでも、いつも見に来てくれたファンの名前を呼んでいる。多くのAKB48グループのメンバーはSHOWROOM配信を行っているが、最後に壇上のファンの名前を呼ぶことはあっても、それ以外の「ただ配信を見に来てくれたり、コメントをしてくれたファン」の名前もきちんと呼ぶメンバーは少ない。

誰にでも出来そうなことだが、案外やっているメンバーは少ない。些細なことだが、ファンにとっては、このような気配りは非常に嬉しいことだ。

この優しさとファンへの思いやりが佐藤朱の人気の秘訣であり、佐藤朱ファンの温かさの源なのだろう。
会場のファンとのコミュニケーションが上手でファンも最後まで多いに盛り上がっていた

会場のファンとのコミュニケーションが上手でファンも最後まで多いに盛り上がっていた

▼「下北FM」番組開始前の佐藤朱のコメント
▼佐藤朱も選抜メンバーとして参加しているチーム8の「生きることに熱狂を!」

アーティスト

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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