2018年2月24日 at 恵比寿LIQUIDROOM

2018年2月24日 at 恵比寿LIQUIDROOM

【クアイフ ライヴレポート】
『クアイフ Live Tour
“愛を教えてくれた君へ”』
2018年2月24日 at 恵比寿LIQUIDROOM

2018年2月24日 at 恵比寿LIQUIDROOM
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2018年2月24日 at 恵比寿LIQUIDROOM
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2018年2月24日 at 恵比寿LIQUIDROOM
 TVアニメ『いぬやしき』のエンディングテーマとして書き下ろした「愛を教えてくれた君へ」が好評を博しているクアイフが、同シングルを携えてメジャーデビュー後初の東名阪ワンマンツアーを行なった。その3公演の中日、東京編。恵比寿LIQUIDROOMの模様をレポートする。

 森 彩乃(Vo&Key)がショートカットになったり、三輪幸宏(Dr)が金髪になったり、何かと革新を図っていたクアイフ。このツアーではステージの陣形も森がセンターに立つトライアングル仕様へと変え、フレッシュさ満点の「セツナロマンチック」からライヴがスタートした。プログレッシブな演奏も魅力の3人だけに、特に「未完成ワールド」「organism」などは各々の手さばきやアクションがより映えて、歌が立体的に響いてくる。

 そんな中、3月発売の2ndシングル表題曲「ワタシフルデイズ」、そのカップリングで名古屋グランパス2018シーズンオフィシャルサポートソングの「未来emotion」が、颯爽と今後の軸になる存在感を発揮! 自分らしい満たされた日々を掴みにいく。吹っ切れたメッセージときらめく爆発力はクアイフの決意表明であるとともに、聴き手の背筋をピンと伸ばす。《当たり前の日常 当たり前だと思っていた》と歌う「Clock hands」、森の弾き語りから叙情的に始まった「after rain」、季節に寄り添う「snow traveler」「Wonderful Life」。どの曲も日常の視点を含み、生きるヒントになる強度があることに改めて気付く。そうやってリーダーの内田旭彦(Ba)を中心に、飽くなきポップスへの追求を重ねてきた結果が、名曲「愛を教えてくれた君へ」につながったのだとも感じさせられた。

 DJ YU!YU!YUKIHIROの盛り上げ、内田のムチャ振りMCを受けて、“クアイフってこういうバンドなんですよ!(笑)”と森がフォローする例の流れもありつつ、最後には集まってくれた観客にさらなる邁進を強く誓った。

取材:田山雄士


セットリスト

  1. 1.セツナロマンチック
  2. 2.meaning of me
  3. 3.universe
  4. 4.ワタシフルデイズ
  5. 5.未完成ワールド
  6. 6.Clock hands
  7. 7.snow traveler
  8. 8.after rain
  9. 9.good morning
  10. 10.ピラミッドを崩せ
  11. 11.未来emotion
  12. 12.ニューワールド
  13. 13.organism
  14. 14.Don't Stop The Music
  15. 15.Wonderful Life
  16. 16.愛を教えてくれた君へ
  17. <ENCORE>
  18. クロスハッチング
クアイフ プロフィール

クアイフ:2012年3月、音大クラシックピアノ科出身で数々のピアノコンクール受賞歴のある森 彩乃を中心に結成。14年3月に1stフルアルバム『クアイフ』、15年6月に1stミニアルバム『organism』をリリースし、それぞれのリリースライヴをソールドアウトさせるなど躍進。16年12月に発表した1st EP『snow traveler』はUSEN HITインディーズチャート ウィークリー1位を獲得し、17年11月にシングル「愛を教えてくれた君へ」でメジャーデビューを果たした。地元名古屋のJリーグクラブ名古屋グランパスのオフィシャルサポートソングを2016シーズンから担当し絶大な支持を得ている。クアイフ オフィシャルHP

OKMusic編集部

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