香取慎吾、香港の中環に海外で初のス
トリート・アート作品を完成:「20年
後に龍になって香港に戻ってきた」

香港政府観光局は2018年3月27日、世界的な活躍が期待されるアーティストの香取慎吾が香港島中環(以下セントラル)に、初のストリート・アート作品を完成させたことを発表、 お披露目のセレモ二―を開催した。

2018年3月は「香港アートマンス」として香港では、アート・イベントが多く開催されている。

香港島の中環のオールド・タウン・セントラル(以下OTC)エリアは、街の壁に描かれた様々なストリート・アートが撮影スポットとして世界の旅行者やインスタグラマーに人気を集めている。
お披露目のセレモニー

お披露目のセレモニー

作品名: 「 大きなお口の龍の子(大口龍仔) 」

作品名: 「 大きなお口の龍の子(大口龍仔) 」

今回、新たに加わった香取の作品は、世界一長いエスカレーターとしても知られるミッドレベルエスカレーターの側面、Shelley Street(些利街/シェリーストリート)に描かれた。香取が香港をイメージして、モチーフに選んだ龍は、風水上、パワーがある、運気があがることとして知られている。

今回のプロジェクトは、2017年にテレビ番組の撮影で香取がOTCエリアの様々なストリート・アートを訪問したことをきっかけに、香港政府観光局が作品の制作を依頼し、実現した。作品制作は3月24日~27日、深夜から早朝にかけて行われた。

香取のパブリックアート作品としては、青森県津軽鉄道の列車が知られているが、今回の作品が海外初となる。
撮影スポットとして世界の旅行者やインスタグラマーに人気を集めている。

撮影スポットとして世界の旅行者やインスタグラマーに人気を集めている。

「香港は香取さんの最初の映画が撮影さ
れた街として特別なつながり」

香港政府観光局理事長のアンソニー・ラウ氏は以下のようにコメント。

「香取慎吾さんの初めてのストリート・アートの発表の場として香港を選んでいただき、大変光栄です。香港は香取さんの最初の映画が撮影された街として特別なつながりがあります。本作品は、OTCエリアの新しいアイコンとなりますので、日本をはじめアジアの香取さんのファン、さらには、世界のアートファンに彼の作品の素晴らしさを知ってもらえればと思います。香港は、アジア一のアート都市として、今月、香港アートマンスを開催しています。今回、その香港アートマンスのハイライトとして、素敵な作品を残してくださった香取さんに心から感謝します」
作品制作は3月24日~27日、深夜から早朝にかけて行われた。

作品制作は3月24日~27日、深夜から早朝にかけて行われた。

また、香港政府観光局日本局長の堀和典氏は以下のようにコメント。

「香港への日本人渡航者数は、2017年に前年比12%の伸びを記録しました。OTCエリアでの街歩きはすでに多くの日本人の皆さんに体験して頂いています。香取さんの作品が、 新たなフォトジェニックスポットとなり、多くの皆さんに作品を楽しんで頂けることを期待しています」

「20年後に龍になって香港に戻ってきた

SMAPは香港でも大人気だった。香取は以下のようにコメント。

「初めて香港で映画を撮影した20年前から香港では広東語で『大口仔(大 きなお口の男の子)』というニックネームで呼ばれています。20年後に龍になって香港に戻ってきた、という意味を込めてこの絵をかきました」
香港政府観光局では、本作品を中心としたOTCエリアのアートの魅力を、香港政府観光局公式サイトやソーシャルメディア、ショートビデオで紹介し「#香港慎吾アート」「#hkshingoart」というハッシュタグで、世界から訪れるファンや旅行者にSNSでの写真投稿をよびかける予定。

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佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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