ZIGGY、
デビュー30周年を締め括る
ツアーファイナルを完遂
&早くも冬ツアーを発表
2017年、デビュー30周年を迎え、森重樹一(Vo)の1人体制で本格的に活動を再始動したZIGGY。同年春にはシングル、秋にはアルバム『2017』を発表し、それぞれツアーも行うなど、精力的な活動を展開してきたが、その動きは2018年に入っても止まることがない。3月にシングル「TEENAGE LUST」、そして4月25日にはシングル「君の笑顔より美しい花を知らない」、ライヴDVD『LIVE 2017』を発表、これに伴う全国ツアーを行った。その最終公演となった4月30日、Zepp DiverCity Tokyoでの模様をお伝えしよう。
80年代からZIGGYを応援してきたファンから若いファンまで幅広い年齢層が詰めかけた会場には、開演前から熱気が立ちこめている。そのステージに、サポートメンバーに続いて、大歓声に迎えられ森重樹一が登場! “Ladies&Gentlemen! We are ZIGGY!!”とシャウトし、まずは「Hello」から「CLASH! CLASH! CLASH!」、そしてシングル曲「TEENAGE LUST」と攻めの楽曲で観客をヒート・アップさせる。そして、“1987年の作品になります。TVKでよく使われてました”という森重のMCに続き、名曲「I'M GETTIN' BLUE」が放たれ、フロアからは観客の大合唱が沸き起こった。
中盤では、“この1年間、サポートとはいえ、バンドらしいZIGGYを見せられた”と森重が語り、CHARGEEEEEE...(Ds)、Toshi(B)、佐藤達哉(Kb)、カトウタロウ(G)の順に、サポート・メンバーを紹介。とくにCHARGEEEEEE...はプレイだけでなく、そのキャラクターでも現在のZIGGYの大きな力となっていることをあらためて感じさせる一幕だった。そして、“2000年代初頭のZIGGYも”という森重のMCに続き「ROCK'N' ROLL FREEDOM」、そして99年発表のアルバム『Goliath Birdeater』から「VENUS」と少し懐かしめの楽曲を披露。会場のファンもさすが筋金入りで、どの時代の楽曲にも全力で応え、盛り上げていく。
最新シングルのバラード「君の笑顔より美しい花を知らない」、そして90年代のヒット曲「STAY GOLD」、ダークな「英雄は一人、生の果て」ではロックンロール以外の魅力もたっぷりと感じさせてくれた。なぜか、2度目のメンバー紹介が行われ、少しだけゆるい空気を作った後は、“ロックン・ロール、ブチかましていくぞ!”という森重のシャウトに続き、最後までトップギアのまま疾走していくZIGGY。メジャー・デビュー以前の楽曲「それゆけ!R&R BAND」や観客とのコール&レスポンスが印象的な「WHISKY, R&R AND WOMEN」、90年代中盤の「光と影」などに続いて、本編のラスト4曲はアルバム『2017』からの楽曲を並べ、あらためて最新型のZIGGYをアピールしてくれた。
キャリアが長いバンドには、初期の楽曲への反応はいいが新曲に対しては……という例もあったりするが、この日の会場を見ると、どの時代の楽曲に対しても拳を挙げ、ともに歌い、ともに盛り上がっていたファンが多かったように感じられる。それはつまり、ZIGGYが現在進行形であり、ファンもまた同じであることの証しではないだろうか。本編が終わり、アンコールを求める声が止まない中、メンバーが再びステージに現われる。まずは披露されたのは最新シングルのカップリング曲「最後の声が途切れるまで」。そして、30周年の幕開けを飾った「CELEBRATION DAY」が続き、ここでも“最新型ZIGGY”をあらためてアピールしてくれた。そして、アンコールの3曲目に演奏されたのは、ZIGGYとして活動できなかった時に、SNAKE HIP SHAKESとして発表した「PRIDE~It's only a love song~」。思いがけない楽曲に、ファンも驚き、そして喜んでいたようだ。しかし、ZIGGYのファンはまだまだ盛り上がりたい。
2度目のアンコールを求める声がどんどん大きくなる中、メンバーが三たびステージに姿を表わした。まずは、ZIGGYの代名詞的な楽曲「GLORIA」! この日、何度目かの大合唱が沸き起こり、続けてデビューアルバムから「BOOGIE WOOGIE TRAIN」「EASTSIDE WESTSIDE」を連発!! デビュー作の1曲目を飾った「EASTSIDE WESTSIDE」は、オリジナル版と比べ、森重が最速と語っていたようにかなりテンポが上げられ、より攻撃的なアレンジになっている。そして、曲のブレイク後、長めのMCタイムとなりCHARGEEEEEE...が中心となって観客を煽る、煽る。曲が再開し、最後は最速テンポに合わせて、観客とともに80回、拳を突き上げ、ライヴを締めくくったZIGGY。全27曲を歌い上げた森重樹一、そしてそれをしっかりと支え上げたサポートメンバー達。CHARGEEEEEE...については文中でも触れたが、若いながらもしっかりとしたテクニックで迫るToshi、コーラスでも大きな貢献を果たしているカトウタロウ、そして森重と長年、強固なパートナーシップでZIGGYを支えてきた佐藤達哉。そんな4人のサポート・メンバーで構成されるZIGGYは、森重が“最高の形”と自信を持ってファンに宣言。31周年を迎えるZIGGY、2017年と変わらぬどころか、より強力になった姿を見せてくれそう——そんな印象を感じさせた3時間弱のステージだった。
すでに2018年冬には16本の全国ツアーを行うことが発表されており、また、このツアーの前の秋には新作の発表も予定される。ZIGGYは、またロックン・ロール旋風を吹かせてくれる。現在のZIGGYなら、可能なはずだ。
【セットリスト】
01.Hello
02.CLASH!CLASH!CLASH!
03.TEENAGE LUST
04.ROCK THE NIGHT AWAY
05.I'M GETTIN' BLUE
06.HOT LIPS
07.HIGHWAY DRIVING NIGHT
08.ROCK'N' ROLL FREEDOM
09.VENUS
10.君の笑顔より美しい花を知らない
11.STAY GOLD
12.英雄は一人、生の果て
13.TOKYO CITY NIGHT
14.それゆけ! R&R BAND
15.WHISKY, R&R AND WOMEN
16.928
17.光と影
18.Don't stop the R&R music
19.I CANNOT GET ENOUGH
20.まだ見ぬ景色が見たくて
21.踊らされたくないのなら
<ENCORE1>
22.最後の声が途切れるまで
23.CELEBRATION DAY
24.PRIDE
<ENCORE2>
25.GLORIA
26.BOOGIE WOOGIE TRAIN
27.EASTSIDE WESTSIDE
80年代からZIGGYを応援してきたファンから若いファンまで幅広い年齢層が詰めかけた会場には、開演前から熱気が立ちこめている。そのステージに、サポートメンバーに続いて、大歓声に迎えられ森重樹一が登場! “Ladies&Gentlemen! We are ZIGGY!!”とシャウトし、まずは「Hello」から「CLASH! CLASH! CLASH!」、そしてシングル曲「TEENAGE LUST」と攻めの楽曲で観客をヒート・アップさせる。そして、“1987年の作品になります。TVKでよく使われてました”という森重のMCに続き、名曲「I'M GETTIN' BLUE」が放たれ、フロアからは観客の大合唱が沸き起こった。
中盤では、“この1年間、サポートとはいえ、バンドらしいZIGGYを見せられた”と森重が語り、CHARGEEEEEE...(Ds)、Toshi(B)、佐藤達哉(Kb)、カトウタロウ(G)の順に、サポート・メンバーを紹介。とくにCHARGEEEEEE...はプレイだけでなく、そのキャラクターでも現在のZIGGYの大きな力となっていることをあらためて感じさせる一幕だった。そして、“2000年代初頭のZIGGYも”という森重のMCに続き「ROCK'N' ROLL FREEDOM」、そして99年発表のアルバム『Goliath Birdeater』から「VENUS」と少し懐かしめの楽曲を披露。会場のファンもさすが筋金入りで、どの時代の楽曲にも全力で応え、盛り上げていく。
最新シングルのバラード「君の笑顔より美しい花を知らない」、そして90年代のヒット曲「STAY GOLD」、ダークな「英雄は一人、生の果て」ではロックンロール以外の魅力もたっぷりと感じさせてくれた。なぜか、2度目のメンバー紹介が行われ、少しだけゆるい空気を作った後は、“ロックン・ロール、ブチかましていくぞ!”という森重のシャウトに続き、最後までトップギアのまま疾走していくZIGGY。メジャー・デビュー以前の楽曲「それゆけ!R&R BAND」や観客とのコール&レスポンスが印象的な「WHISKY, R&R AND WOMEN」、90年代中盤の「光と影」などに続いて、本編のラスト4曲はアルバム『2017』からの楽曲を並べ、あらためて最新型のZIGGYをアピールしてくれた。
キャリアが長いバンドには、初期の楽曲への反応はいいが新曲に対しては……という例もあったりするが、この日の会場を見ると、どの時代の楽曲に対しても拳を挙げ、ともに歌い、ともに盛り上がっていたファンが多かったように感じられる。それはつまり、ZIGGYが現在進行形であり、ファンもまた同じであることの証しではないだろうか。本編が終わり、アンコールを求める声が止まない中、メンバーが再びステージに現われる。まずは披露されたのは最新シングルのカップリング曲「最後の声が途切れるまで」。そして、30周年の幕開けを飾った「CELEBRATION DAY」が続き、ここでも“最新型ZIGGY”をあらためてアピールしてくれた。そして、アンコールの3曲目に演奏されたのは、ZIGGYとして活動できなかった時に、SNAKE HIP SHAKESとして発表した「PRIDE~It's only a love song~」。思いがけない楽曲に、ファンも驚き、そして喜んでいたようだ。しかし、ZIGGYのファンはまだまだ盛り上がりたい。
2度目のアンコールを求める声がどんどん大きくなる中、メンバーが三たびステージに姿を表わした。まずは、ZIGGYの代名詞的な楽曲「GLORIA」! この日、何度目かの大合唱が沸き起こり、続けてデビューアルバムから「BOOGIE WOOGIE TRAIN」「EASTSIDE WESTSIDE」を連発!! デビュー作の1曲目を飾った「EASTSIDE WESTSIDE」は、オリジナル版と比べ、森重が最速と語っていたようにかなりテンポが上げられ、より攻撃的なアレンジになっている。そして、曲のブレイク後、長めのMCタイムとなりCHARGEEEEEE...が中心となって観客を煽る、煽る。曲が再開し、最後は最速テンポに合わせて、観客とともに80回、拳を突き上げ、ライヴを締めくくったZIGGY。全27曲を歌い上げた森重樹一、そしてそれをしっかりと支え上げたサポートメンバー達。CHARGEEEEEE...については文中でも触れたが、若いながらもしっかりとしたテクニックで迫るToshi、コーラスでも大きな貢献を果たしているカトウタロウ、そして森重と長年、強固なパートナーシップでZIGGYを支えてきた佐藤達哉。そんな4人のサポート・メンバーで構成されるZIGGYは、森重が“最高の形”と自信を持ってファンに宣言。31周年を迎えるZIGGY、2017年と変わらぬどころか、より強力になった姿を見せてくれそう——そんな印象を感じさせた3時間弱のステージだった。
すでに2018年冬には16本の全国ツアーを行うことが発表されており、また、このツアーの前の秋には新作の発表も予定される。ZIGGYは、またロックン・ロール旋風を吹かせてくれる。現在のZIGGYなら、可能なはずだ。
【セットリスト】
01.Hello
02.CLASH!CLASH!CLASH!
03.TEENAGE LUST
04.ROCK THE NIGHT AWAY
05.I'M GETTIN' BLUE
06.HOT LIPS
07.HIGHWAY DRIVING NIGHT
08.ROCK'N' ROLL FREEDOM
09.VENUS
10.君の笑顔より美しい花を知らない
11.STAY GOLD
12.英雄は一人、生の果て
13.TOKYO CITY NIGHT
14.それゆけ! R&R BAND
15.WHISKY, R&R AND WOMEN
16.928
17.光と影
18.Don't stop the R&R music
19.I CANNOT GET ENOUGH
20.まだ見ぬ景色が見たくて
21.踊らされたくないのなら
<ENCORE1>
22.最後の声が途切れるまで
23.CELEBRATION DAY
24.PRIDE
<ENCORE2>
25.GLORIA
26.BOOGIE WOOGIE TRAIN
27.EASTSIDE WESTSIDE
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