『みねこ美根の“映画の指輪のつくり方”』

『みねこ美根の“映画の指輪のつくり方”』

『みねこ美根の
“映画の指輪のつくり方”』
- 第十二回 -
「コンスタンティン
(Constantine)」の指輪

2017年から本格的に活動を開始したシンガーソングライター〈みねこ美根〉が大好きな映画の世界から作り出す紙粘土細工と指輪の制作過程をお見せします。ミニチュア好きな方、アクセサリーづくりに興味のある方は是非見ていってください。指輪はライブ会場にて展示しております。

動画監督・撮影・編集・演奏:みねこ美根

「健康のために禁煙しよう」
(2005年「コンスタンティン(Constantine)」)

 ゲームに熱中するようなことはあまりない子どもだった。ポケモンも世代だけれど全くわからない。マリオカートとかもやったことない。そんな私が唯一はまったのが「ラチェット&クランク2」。2003年発売だが、今でもまだ家にあって、ときどき思い出してやっている。1と3も持っているけれど、1は武器が弱くて、ラチェットが裸足だから足が滑るし、3は話が怖くて星を行ったり来たりするから進んだ気がしない印象があって…。だから武器が一番かっこよくてやり甲斐がある2が好き。10年以上にわたって何十周とやり込んでしまった。

 このゲーム、ステージごとに流れている音楽がかっこいい。なんとなく「コンスタンティン」のエンディングと雰囲気が似ているのでいつもどちらかを聞くともう片方を思い出す。ということで、今回はフランシス・ローレン監督の「コンスタンティン」の指輪を作りました。
 悪魔やらなんやらが見えてしまうコンスタンティン(キアヌ)は、その能力を使って人間界で悪さをする輩を地獄へ追い返しているのだが、彼はヘビースモーカーで肺ガンを患っており余命いくばくもない。しかも、昔自殺しかけたことがあり、(本作はキリスト教ベースになっている。自殺は“大罪”らしい)地獄行きが決まっている。なんとか地獄行きを免れようと、悪魔祓いを頑張っているところへ天国と地獄の均衡が崩れかねない事件が起きる…という話。

 なんとなく中二病感漂う、でもちょっとわくわくしてしまう武器やら小道具やらがたくさん出てくる。悪魔を退治する“聖なる武器”なのだ。キアヌの腕の模様がまたいい感じ(の“中二”感)だったり、地獄へ行くための儀式も面白い。運命の槍を運ばされる男よ、わざわざ牛がたくさんいるとこを通らんでも…とか、アンジェラの家に電話ありすぎ…とかそういった面でも結構楽しめる。
 キアヌ・リーヴスがとにかく美しい。血色が悪くて退廃的、煙草をふかす孤独な姿がぴたりと合っている。女性に手を出そうとしない紳士的なキャラクター設定もかっこいい!そしてティルダ・スウィントンの形容しがたい妖しさ、性別を超えた美しさ。ガブリエル役は彼女でしかきっとありえない!彼女の存在で本作の魅力は数倍にも跳ね上がっていると言える。外反母趾痛そうだけど。

 霊感の強い登場人物がでてくる本作だが、私には霊感がない。ただ、一度だけ、「やべぇ見ちゃった」ということがあった。夜、いつも通り自分の部屋で寝ていたら、午前3時に目が覚めたので体を起こし、ベッドの横に目をやると、作業服を着た男が立っていたのだ。誰?と呼びかけても答えないのでよーく見てみたら男で隠れているはずの向こう側にあるドアが透けて見えた。ギャッと思って布団をかぶってしばらくしたら消えていた。幸いなことに(?)その男の顔は見なかった。誰だったのだろう…。
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指輪:モチーフ…天使の翼、バスタブ、ホーリーナックル(メリケンサック)、
   聖なるショットガン、ライター、煙草、悪魔の手、運命の槍
音楽:「John」 Klaus Badelt/Brian Tyler (オルゴールver. cover)
みねこ美根 プロフィール

ミネコミネ:東京出身のSSW。6歳の時にはピアノで初めて作曲、11歳からはギターでの作曲も開始し、現在はピアノとギターを用いてライブ活動中。配信中のアルバム「心火を従えて愈々」が楽曲のクオリティの高さ、世界観が注目を集め始め、これからの飛躍が期待される。みねこ美根 オフィシャルHP

OKMusic編集部

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