C.I.A. presents『SUPER LIVE 2018』
川原一馬×木戸邑弥×永田崇人イン
タビュー「俳優が音楽でパフォーマン
スする面白さ」

2017年12月に発足した芸能事務所キューブに所属する若手俳優のサポーターズクラブ「C.I.A.」。冬には初となるライブ公演C.I.A. presents『SUPER LIVE 2018』(以降、SUPER LIVE)を2018年12月28日(金)・12月29日(土)に開催するが、今回はC.I.A.のメンバーである、川原一馬、木戸邑弥、永田崇人にC.I.A.の活動や、冬のSUPER LIVEについて聞いた。
ーーまずは、C.I.A.はどのようなクラブで、どのような活動をしているか紹介していただけますか?
木戸: C.I.A.はキューブに所属する若手で、舞台で活動している人、映像で活動している人、歌手としても活動している人など様々な分野の人たちが集まっています。色々な作品に出演させていただいているキャリアのある人たちもいれば、事務所に入って間もない人たちもいます。いつもはそれぞれで活動している俳優たちが、一つのステージに一緒に立ち、俳優としてだけではなく、様々なパフォーマンスをお見せすることで自分たち個人のファンや、他の方のファンに知ってもらい、キューブの若手を応援してもらえるような機会の場にもなっています。
川原:発足イベントと春夏のイベントで、まだ活動自体は3回目なので、それぞれのファンの方たちも、どんなイベントなんだろうかという感覚でいらしている方々が多いと思うんです。でも、だんだんと、お目当て以外の俳優やアーティストともふれあう機会ができて、C.I.A.全体のファンになってくれたらという思いもありますね。春と夏のイベントでは、みんなでお見送りのハイタッチがありましたが、その時に「○○さんのファンだけど、(別の俳優の)この作品も観に行きます!」というような声をかけていただくこともあるんですよ。そういう広がりがあって、それが僕たちの目指しているものでもあるなと思っていて。冬にはライブもありますし、このC.I.A.でしかお見せできない僕たちの姿をもっと形にできたらいいなと思っています。
永田:僕は同世代や上の年齢の方とご一緒することが多いんですが、C.I.A.のイベントは年下の子たちもたくさんいます。僕の中では普段ないことなので新鮮ですね。夏のイベントではチームごとに別れてパフォーマンスしたり、C.I.A.のオリジナルソング「お揃いの1日」ができたり、事務所の若手がただ集まっただけではないなと、少しずつ楽しくなってきています。これからも冬のSUPER LIVEに向けて、ワクワクすることがたくさんあると感じています。
ーー「お揃いの1日」は、冬のライブに向けてファンに歌詞や振り付けを覚えてきてもらいたいそうですね。
川原:はい。C.I.A.で振り付けの動画をアップしてみようという話しも出ているんです。歌詞もアップできたらいいなと思っています。「お揃いの1日」はキューブ所属の20歳の女性アーティスト・にゃんぞぬデシさんに作詞作曲をお願いして“C.I.A.の全員で歌う一曲”というのを作ってもらいました。本当に素敵な曲なんですよ。
永田:作詞作曲に加えて、振付もキューブ所属の女優・演出家・振付師の林希さんというのが、自給自足みたいな感じでおもしろいですよね。
川原:曲に関しては、最初はどなたにお願いしようか話し合ったんですが、その中でも、にゃんぞぬデシさんの歌がとてもキャッチーで、希望にあふれていて、キラキラしていました。来てくれるお客様に勇気や希望を持ってもらえて、温かい気持ちになってくれるような曲を作ってもらえたらいいなという思いがあったので、にゃんぞぬデシさんにお願いをさせてもらったんです。
木戸:歌詞も曲も本当にピッタリですよ。僕たちって、お客様に夢を与えるお仕事でもあるんですけど、歌詞的にはお客様も僕たちも仲間のような感じなんです。女性のお客様がが多いので、女性のシンガーソングライターさんに作ってもらったことで、よりみなさんに愛される曲になっていると思います。
川原:振り付けの林さんは、女優さんでありつつ、キューブのダンス・レッスンの講師をしてくださったり、演出家としても幅広く活動されている方なので、安心してお任せできました。素敵な振り付けをつけてもらいましたので、みんなで踊ってもらってハッピーになってもらえたらいいですね。
ーー冬のSUPER LIVEでは川原さんがプロデュースをされると聞いています。
川原:そうですね。ただ、僕一人で何かができるとは思っていなくて。みんなの力を借りて、みんなで作っていけたらいいなと思います。
永田:夏のイベントでは木戸君が若手を引っ張ってくれて、頼れた感じがすごくありました。
川原:僕たちがイベントの中で自由に遊ばせてもらえているのも、木戸がイベントの司会として進行を頭の中で考えながらやってくれたりしたおかげだからね。
木戸:この3人は僕にとって良いバランスなんですよ。夏のイベントではMCをやらせてもらっていましたけど、冬のライブでは、あまり一馬に負担をかけずに、そういう進行的なものを僕が率先してできればいいなと思っています。一馬はDJもやっているので、そういうライブとかパフォーマンス的なことで、今流行っているものにアンテナが張っているんですよね。僕はどっちかというとゼロからものを作るというのが苦手なタイプなんですが、一馬はゼロからアイデアが浮かんできたりするタイプなので、冬のライブは安心して任せようと思っています。
川原:そんな言葉を聞くと、嬉しくて泣きそうですよ。でも、崇人もすごいんですよ。自己表現のセンスがいいですし、見せ方に絶対的なバランスがあったりとか、感受性がすごく高いんです。骨組みの部分で基盤となる木戸と、感受性の崇人がいて……。そういう崇人のバランスがすごい助けになります。何より、崇人は僕ら二人よりキャラとパワーを持っていますからね。
川原一馬、永田崇人、木戸邑弥
ーー木戸さん、永田さんから見た、プロデューサーとしての川原さんの印象は?
永田:一馬君は真面目で、木戸君も含めてちゃんとやってくれる二人がいるから、僕は自由奔放にやらせてもらっています。
川原:崇人が持っている僕の印象は「キリンみたい」でしょ(笑)。
永田:僕は動物のなかでキリンがめっちゃ好きなんですよ(笑)。一馬君の目って、まつげがすごく綺麗なんです。それで、ずっと一馬君の目を見てキリンだなと思っているんです(笑)。冬のライブでは一馬君がトップに立ってくれて、木戸君が支えてくれてというのを考えるだけで、おもしろいものになるだろうなと思います。それぐらい、C.I.A.の中で二人の力が絶大なんですよ。
木戸:一馬って、本当に優しいんですよ。キツく言うタイプでもないし、でもすぐにテンパっちゃうんです(笑)。テンパってきちゃうとどうしようもなくなっちゃうので、そうなった時は僕の出番ですね。それまでは、おとなしくしてようと思います。冬のライブでは一馬が作りたいとか、一馬の頭の中で思い描いているものを素早く僕が察知して、それをサポートできたらと考えています。その中で、崇人はイベントもたくさんやっているので、お客さんとふれ合ってきたことも多いから、お客さんがどういうことをすれば喜んでくれるかというのを、この3人の中で1番分かっていると思うんですよ。そういう部分は崇人のアドバイスがすごく生きてくるんじゃないかな。それを取り込んでみようと一馬に相談するし、そこからアイデアを閃いてくれるのが一馬だし、またそれを受け取ってみんなに伝えるのは僕がやればいいなと考えています。
ーーテンパるけど、全員で支えたくなるようなプロデューサーということですね(笑)。
永田:本当にそうです(笑)。
木戸:そうですね。トップに立ってやってもらわないといけないですから。
川原:自分はみんなを引っ張っていくというのがあまり得意じゃないんですよ。そういう意味で自分のことを分かってくれる人が周りにいるのは助かります。
ーー冬のSuper Liveについて、現段階で考えられていることやアイデアがあれば教えて下さい。
永田:花火を打ち上げてやろうと思っています!(笑)。
川原・木戸:(笑)。
川原:まあ、いかにしてそういう花火を打ち上げているのかの過程でもお見せ出来たらと思います。まだ大それたことは言えませんが。ただ、あくまでも俳優が集まっているので、その俳優が音楽でパフォーマンスするおもしろさを追求することが大切ですね。その表現の幅の広さとか、ただのダンスだったらおもしろくないけど、ちょっとした身体表現とか、今までやってきたものの個性や強みというものを最大限に生かせるようなものがいいですね。もちろん、C.I.A.と銘打つだけに僕らなりの色を持ったライブにしたいと考えています。
ーー木戸さん、永田さんからプロデューサーの川原さんにリクエストはありますか?
木戸:花火かな(笑)。
永田:時期的に花火はどうなの(笑)。
木戸:うーん、雪?(笑)。
永田:じゃあ、雪を降らせますか!(笑)。まあ、こんなこと言っていますけど本当に未知なことが多すぎて、だからこそ、何でも言ってみることは大事だと思うんですよ。C.I.A.の前にあったキューブの『PRINCE LIVE』(cube presents『PRINCE LIVE』。キューブの若手俳優がプリンスとして歌やダンスなどのパフォーマンスを繰り広げるエンターテインメントショー)に一馬君と木戸君が出演していたんですけど、そのパフォーマンスの動画がたまたま発見されたんですよ。それをC.I.A.のLINEに一馬君が投稿して、それがメチャメチャおもしろいんです。オープニングとかもハチャメチャにカッコイイんです。俳優がやっているライブだなとすごく感じました。そういうのがおもしろいのかなと思ったりしています。
木戸:キリンを出す?
永田:キリンを出しましょう!(笑)。
川原:却下!(笑)。
木戸:今回の夏のイベントで披露した一馬と崇人のユニットのオリジナル曲「Try」があるじゃん。2人で新曲とか披露したら?
永田:いいですね。
川原:いいかもしれないね。
木戸:一馬は「ちょっと自分に負担をかけないで」って感じで言ってるよね(笑)。
川原:それはでもね、やろうと思えばできちゃうからさ。
永田:木戸君も入って3人でやろうよ。
木戸:僕はいいよ(笑)。僕よりかは、一馬と崇人とキリンでいいじゃん。
永田:誰がキリンやるんですか(笑)。
川原・木戸:(笑)。
川原:せっかくだから、オリジナルが多いほうがいいなとは思っているので、そういうのはちょっとやってみたいですね。C.I.A.のそれぞれの個性が集まったメンバーでどんな事をやるのか、やりたいことをどういう風につなぎ合わせるかというのは課題なので、みんなとディスカッションして、やりたいことを聞いて、みんなが生き生きできるようなものにしたいよね。
木戸:本当にそうだよね。一人一人が輝けるライブになればいいですよね。
川原:箔が付くものをちゃんと作れたらいいなと思いますね。がんばります!
ーー最後に、冬のSuper Liveを楽しみにされているファンヘメッセージをお願いいたします。
永田:年の最後のなので、派手にやってやろうかなと。俳優をしている姿だけじゃない、本当に色々な姿を見ていただけると思うんです。4回目のイベントになりますけど、だんだんとC.I.A.が仲良くなってきて、結束していくようなストーリーも見え隠れしていて……。だから、冬のライブは「やって良かったね」と言い合えるようなライブにぜひできたらと思っています。まずは何をしたいかを家に帰ってから考えないとですね(笑)。でも、本当に来てもらったら絶対に後悔させないように楽しいライブにしますので、気軽に足を運んでください。
木戸:冬のライブがC.I.A.としては4回目のイベントになるんですけど、冬のライブからC.I.A.に参加するという人でも楽しめるものになると思います。それぞれの俳優の見たことない姿も絶対に見られると思います。なんと言っても、うちの一馬がとてつもなくすごいライブを作ってくれると思います。みなさん、本当に期待して劇場に遊びに来てください。年末に最高の締めくくりで、お客様も僕たちC.I.A.も「やって良かったね。またやりたいね」と全員がそう思えるようなライブにしたいと思います。
川原:なんかプレッシャーで手が震えてきました(笑)。今まで、そういう立ち位置でものを作らせてもらったことがなかったので、僕自身、一つ年末にかけて大きな挑戦をさせていただける機会を作らせてもらったという思いがあります。今までのイベントもそうなんですけど、とにかく来てくださるお客様が第一で、感謝の気持ちを伝えられたらいいなと思います。応援してくれるファンの方をいかにハッピーな気持ちにさせられるか、それを一番に考えてみんなで挑んでいけたら、という思いがあります。精一杯みんなでがんばるので、観に来てくれたら嬉しいです。
川原一馬、永田崇人、木戸邑弥

スタイリスト 東 正晃
ヘアメイク 川野由佳里 寺田英美
・prasthana (株式会社プラスターナ 03-6804-4350)
・IKIJI(精巧株式会社 03-3634-6431)
・RINEN(03-5768-5721)

取材・文・撮影=櫻井宏充

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