【THE ORAL CIGARETTES
ライヴレポート】
『Kisses and Kills Tour 2018
Live house series
〜Directly to various places〜』
2018年9月18日 at Zepp Tokyo
6月13日にリリースしオリコン週間アルバムチャートで見事1位になった4thアルバム『Kisses and Kills』を引っ提げ、全国を回るツアーがついにスタートした。12月から来年3月まで4公演を開催するアリーナ編『Arena series 〜Directly in a wide place〜』の前に15カ所のライヴハウスを回る『Live house series 〜Directly to various places〜』の初日となるこの夜は、THE ORAL CIGARETTES(以下、オーラル)のメンバーたちが想像していた以上の観客の盛り上がりがバンドを歓迎。ツアーの1本目ということで“めちゃめちゃ気合いが入っている”と言った山中拓也(Vo&Gu)は“やばい!”“気持ち良い!”と口に出しながら、負けられないとばかりに“もっと騒げますか!?”“フロアーと俺たちが同化しちゃおう!”“まだまだ声を聞かせろよ!”と刺激的な言葉を投げかけ、スタンディングの客席の興奮をさらに煽っていった。
いきなり大音量の演奏で観客の度肝を抜いたオープニングから2時間以上に渡り「容姿端麗な嘘」「PSYCHOPATH」「BLACK MEMORY」といった『Kisses and Kills』の楽曲を中心に、新旧の20曲を披露。ヘヴィなロックナンバー、アンセム、R&B調のダンスナンバー、そしてバラード。次々に繰り出される多彩な楽曲に対して、フロアー全体がひとつになって手拍子、ジャンプ、ヘッドバンギング、シンガロングで応える光景からは、バンドとファンの結びつきがより強いものになっていることが窺えた。
また、“せっかくツアーに来てくれたんだから”(山中)とセットリストに織り混ぜた山中曰く“昔の曲”“懐かしい曲”に対して、イントロから上がった大きな歓声が冒頭に書いたチャートの1位が一朝一夕に成し遂げられたものではないことやバンドが歩んできたこれまでの道のりも想像させた。
山中はマイク片手にステージをエネルギッシュに動きながら、以前よりも表現の幅が広がったパフォーマンスでヴォーカリストとしての存在感をアピール。終盤では客席に身を乗り出して、観客にもみくちゃにされながら歌うガッツも観せた。そんなフロントマンを支える楽器隊からも目が離せなかった。ひとりのプレイヤーとして主張しながらもひとつになって、あきらかにあきら(Ba&Cho)と中西雅哉(Dr)が図太いリズムで支える演奏に多彩な音色で広がりを加える鈴木重伸(Gu)のギタープレイというアンサブルが持つダイナミックな魅力は音源もさることながら、やはりライヴで味わってこそと思わせるものだった。
そんな4人が激しいパフォーマンスを繰り広げた終盤、フロアーの熱狂は頂点に! そんな客席に“マジで最高です。ありがとう! 余裕で想像を超えてきました”と感謝の気持ちを語った山中はロックシーンで1位(というのは、もちろんチャートの話ではない)を獲ることを誓い、熱演を締め括った。
ツアーはまだ始まったばかりだ。ここからオーラルの勢いはさらに加速していくに違いない。ライヴハウスで得たものがその後のアリーナ公演にどう反映されるかが今から楽しみだ。ツアーは来年3月まで続く。オーラルからまだまだ目が離せない。
いきなり大音量の演奏で観客の度肝を抜いたオープニングから2時間以上に渡り「容姿端麗な嘘」「PSYCHOPATH」「BLACK MEMORY」といった『Kisses and Kills』の楽曲を中心に、新旧の20曲を披露。ヘヴィなロックナンバー、アンセム、R&B調のダンスナンバー、そしてバラード。次々に繰り出される多彩な楽曲に対して、フロアー全体がひとつになって手拍子、ジャンプ、ヘッドバンギング、シンガロングで応える光景からは、バンドとファンの結びつきがより強いものになっていることが窺えた。
また、“せっかくツアーに来てくれたんだから”(山中)とセットリストに織り混ぜた山中曰く“昔の曲”“懐かしい曲”に対して、イントロから上がった大きな歓声が冒頭に書いたチャートの1位が一朝一夕に成し遂げられたものではないことやバンドが歩んできたこれまでの道のりも想像させた。
山中はマイク片手にステージをエネルギッシュに動きながら、以前よりも表現の幅が広がったパフォーマンスでヴォーカリストとしての存在感をアピール。終盤では客席に身を乗り出して、観客にもみくちゃにされながら歌うガッツも観せた。そんなフロントマンを支える楽器隊からも目が離せなかった。ひとりのプレイヤーとして主張しながらもひとつになって、あきらかにあきら(Ba&Cho)と中西雅哉(Dr)が図太いリズムで支える演奏に多彩な音色で広がりを加える鈴木重伸(Gu)のギタープレイというアンサブルが持つダイナミックな魅力は音源もさることながら、やはりライヴで味わってこそと思わせるものだった。
そんな4人が激しいパフォーマンスを繰り広げた終盤、フロアーの熱狂は頂点に! そんな客席に“マジで最高です。ありがとう! 余裕で想像を超えてきました”と感謝の気持ちを語った山中はロックシーンで1位(というのは、もちろんチャートの話ではない)を獲ることを誓い、熱演を締め括った。
ツアーはまだ始まったばかりだ。ここからオーラルの勢いはさらに加速していくに違いない。ライヴハウスで得たものがその後のアリーナ公演にどう反映されるかが今から楽しみだ。ツアーは来年3月まで続く。オーラルからまだまだ目が離せない。
撮影:Viola Kam (V’z Twinkle)/取材:山口智男
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