イラストレーター・宇野亞喜良が、映
画『メアリーの総て』とコラボ ゴシ
ックで幻想的なイラストを描き下ろし

12月に公開される映画『メアリーの総て』にて、日本を代表するイラストレーター・宇野亞喜良とのコラボレーションが決定した。オリジナルイラストレーションを用いたスペシャル劇場鑑賞券が発売されるほか、数量限定のオリジナルトートブックが特典となる。
本作は、 ゴシック小説の金字塔『フランケンシュタイン』を産んだ、わずか18歳の女流作家メアリー・シェリーの人生を初めて描いた物語。監督は、『少女は自転車にのって』(12)で第86回アカデミー賞外国語映画賞サウジアラビア代表に選出、各国の批評家から絶賛を浴びたハイファ・アル=マンスール。さらに、女優エル・ファニングを主演に迎え、哀しくも美しいメアリーの人生を極上の映像美でスクリーンに焼き付ける。19世紀イギリスを舞台に描かれる、華麗な美術と衣装の数々にも注目だ。
オリジナルノートブック (c) Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017
そんな本作とのコラボレーションを担当するのは、長年、第一線で活躍してきた宇野亞喜良。誰もが一度は目にしたことのある幻想的なビジュアルは、見る者を虜にする、どこか神秘的な美しさを感じさせる独特の魅力を放つ。椎名林檎布袋寅泰など、錚々たるアーティストもその魅力に魅了され、彼らのアルバムのジャケットデザインなどを手がけるほか、最近では、資生堂の化粧品ブランド「マジョリカ マジョルカ」とコラボレーションした似顔絵ジェネレーター「マジョリ画」が話題となった。
そんな宇野は、本作を観て「これが百年以上前の話だから面白い。リアリズムで描くロマネスクの世界」と絶賛。「映画からインスピレーションを受けて、僕の中のイマジネーションの世界でメアリーを描き上げた」と語り、オリジナルイラストレーションを作成。宇野を象徴する少女をモチーフにしたイラストレーションと映画『メアリーの総て』を融合させ、劇中で誕生秘話が明かされる《フランケンシュタイン》を持った、エル・ファニング演じるメアリー・シェリーを、ゴシックで幻想的なタッチで完成させた。
ファンならずとも、飾っておきたくなる魅力的なイラストレーションがデザインされたスペシャル劇場鑑賞券は10月13日(土)から全国で発売予定。
スペシャル劇場鑑賞券 (c) Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017
宇野亞喜良コメント全文
若い女性が<フランケンシュタイン>という怪奇小説を書き上げる……というエピソードが映画になった。これが百年以上前の話だから、いろんな部分が面白い。自動車もないし、電気もない。小説を書くのは万年筆や、あるいは優雅な羽根ペンなどではなく、不思議なペッタンコの鉛筆なのである。
この時代にはまだ女性の作家の存在が認められていなかったようで、出版された本の表紙に作家名はなく、作家名が入るのは2刷り以降のことらしい。現代人には全ての事象が新鮮である。リアリズムで描くロマネスクの世界。映画からインスピレーションを受けて、僕の中のイマジネーションの世界でメアリーを描き上げた。

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