L→R 溝口琢矢、正木 郁、石原壮馬、太田将熙、富田健太郎

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【DearDream インタビュー】
今までに観たことのないライヴで
これからの人生、楽しくしてみせます

2015年に“2.5次元アイドルプロジェクト”としてスタートした『ドリフェス!』。そこから生まれ、2次元と3次元を融合した存在となった5人組・DearDreamが、10月20日&21日に日本武道館のステージに立つ。“FINAL STAGE”と銘打たれた夢の舞台、そこに懸ける彼らの想いとは?

5次元だからキャラに寄せる必要はない
5次元だから可能性は無限

ずばりうかがいます。DearDreamとは果たして何者なんでしょう?

石原
僕ら、5次元の存在なんですよ。
溝口
この5次元の説明が難しいところなんだよね。最初は僕ら“2.5次元アイドル応援プロジェクト”の名のもとでスタートしたんです。

母体作品である『ドリフェス!』はゲームアプリに始まり、アニメへとメディア展開した作品で、そこに登場するアイドルグループ・DearDreamの声優を務められているのがみなさんですからね。

溝口
そうなんです。でも、いわゆる2.5次元だとアニメの声優さんと舞台で演じる役者さんは別人だったりするじゃないですか。その点、僕らは全部を担っているんです。アニメで声優をやらせていただいて、イベント中のお芝居でも僕らが演じて、もちろんライヴになれば僕ら自身が歌って踊って。もう、これは2次元と3次元の間ではなく、2次元と3次元の足し算じゃないかということになって、“5次元アイドル応援プロジェクト”に進化したんです。
富田
ライヴでも僕ら5人とライバルグループであるKUROFUNEの2人で7人ではなく、2次元の彼らもちゃんとステージ上に存在しているという意味で“14人のライヴ”っていう表現をするんですよ。そういう意味でも足し算かなと。

なるほど。2.5次元では2次元の作品をいかに3次元で具現化するか、いかに2次元のキャラに寄せていくか、ということに注力するけれど、もはやそういう領域ではないと。

溝口
そう。キャラを“演じてる”んじゃなく、同じ存在として融合してるんで。だからこそ寄せる必要もなくて、僕らウィッグとかも付けないですし、ファンのみなさんの前に立つ時に“このキャラクターでいなきゃ!”っていう感覚もない。2.5次元だとキャラクターに縛られる部分も多いけど、5次元だから逆に可能性が広がっていくんです。
石原
キャラとずれてる部分があってもそれが当然だし、その分、幅広く自由に立ち回れるっていうとらえ方なんですよね。例えば“2次元のアニメでは黄色が好きだけど、3次元では青が好き”っていう方もいらっしゃって、そうやってキャラの良さと演者の良さを両方楽しんでもらえる。正直、最初は“寄せる”努力もしてたんですけど、グループとして活動していくうちに、この5人の関係性というものが出来上がっていったのが大きかったんでしょうね。当然それはアニメの5人とは違うものだし、そこで無理やり空気感や関係性を作ったところで違和感あるじゃないですか。
太田
逆に僕ら発信で、アニメに逆輸入されたものもあるんですよ。例えば僕がラジオで『DearDream緑担当、この木何の木? 片桐いつき!』っていうコールを勝手にやってたら、それがいつの間にか広がって、実際にアニメの中でも使われるようになったり。
正木
あと、ライヴでのファンの方の歓声が、僕らも知らないうちに収録されてアニメに使われていたり。ファンの人たちも5次元になってるんです。

素敵ですね。そんなプロジェクトもスタートからもうすぐ3年。8月には2ndアルバム『ALL FOR TOMORROW!!!!!』もリリースされましたが、どんな作品になりました?

石原
約3年間の集大成ですね。5人曲はもちろん、KUROFUNEとの7人曲やソロ曲、今までになかった組み合わせでの曲と、やりたかったことや新しい要素がめちゃくちゃ詰まった一枚で、今までで一番“これが『ドリフェス!』だ!”と言えるアルバムになったと思います。
溝口
タイトル通り、あくまでも“明日に向かって行こう!”という想いのもとに作っているので、新たな挑戦をしたかったんです。発足当初、歌も踊りも未経験だった僕らからすると、みんなで支え合ってひとつの曲を歌い上げるのが精いっぱいだったのが、ようやくひとりで1曲歌えるようになって。そこで今回ソロ曲に関しては自分たちからも発信して、僕は“青い炎のように情熱的なものが歌いたいです”とお願いした結果、自分の想いを歌うことの楽しさを知ることができました。
富田
僕は佐々木純哉(2次元)の趣味がサーフィンっていうところから、海辺の波打ち際だったり、夕日をイメージしたリラックスできる楽曲にしたくて。
正木
僕は演じている沢村千弦と一緒に歌いたかったから、千弦色の強い前向きで明るい曲にしていただきました!
太田
逆に僕は自分の“歌一本で届けたい”という想いを叶えてバラードにしたんです。片桐いつきはダンスが得意なキャラなんで、今まであまり歌への想いを出せなかったんですよ。
石原
僕は担当している天宮奏が真っ直ぐなキャラなんで、真っ直ぐ届くような曲がいいなと。人生って、良いことも悪いこともたくさんあるけど、結果的にポジティブになれるような曲を作りたいという話はしました。

OKMusic編集部

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