【速レポ】<ハウステンボス緊急大作
戦。>ROTTENGRAFFTY、「少しずつで
もいいから始めて行こうぜ!」
21.9度という、この時期としてはやや低めの気温が信じられないほどに、真夏のような強い陽射しが注ぐ長崎・ハウステンボス。しかし、雲ひとつない青空から心地よい風が会場を通り抜けると、もう秋なんだと感じさせる、すがすがしく爽やかな空気が会場を包んでいた。そうした中、ステージのビジョンには、オルガンの厳かな音色と共に“がんばろう九州実行委員会”からのメッセージが流れる。
「本日行われる<ハウステンボス緊急大作戦。>は、その名のとおり、今日、会場に集結していただいたアーティストのみなさん、オーディエンスのみなさん、僕たちスタッフ全員の“緊急大作戦”です。長崎から西日本へ、そして日本全国へ、音楽の力が持つ無限の可能性を一緒に届けられるよう、力を合せて、その想いを発信していきましょう」
会場を埋め尽くした4千人の観客から、自然と拍手が湧き上がると、その拍手に導かれるように、13時ジャスト、ROTTENGRAFFTYの名前がコールされた。その途端、先ほどまでの爽やかな秋の空気は一変する。KAZUOMI(G&Prog)に続いてHIROSHI(Dr)、そして侑威地(B)がステージに姿を表すと、両手を挙げ、手を叩きながらN∀OKI(Vo)が、そしてウォーミングアップなのか、ゆっくりと肩を回しながらNOBUYA(Vo)が登場。
会場を埋め尽くした4千人の観客から、自然と拍手が湧き上がると、その拍手に導かれるように、13時ジャスト、ROTTENGRAFFTYの名前がコールされた。その途端、先ほどまでの爽やかな秋の空気は一変する。KAZUOMI(G&Prog)に続いてHIROSHI(Dr)、そして侑威地(B)がステージに姿を表すと、両手を挙げ、手を叩きながらN∀OKI(Vo)が、そしてウォーミングアップなのか、ゆっくりと肩を回しながらNOBUYA(Vo)が登場。
「真昼間からぶっ飛んでくれ!」
N∀OKIが叫ぶと、10日前に行なった武道館公演の勢いそのままに、「D.A.N.C.E.」をぶちかます。いきなりクライマックを迎えたかのようにサークルモッシュが発生し、ダイバーたちが最前列の観客の頭上で大渋滞を巻き起こす。さらにN∀OKIは「歌え!叫べ!飛べ、飛べ、飛べ!ぶっ飛べ!」と観客を煽り、KAZUOMIのギターリフが陽射しを切り刻み、HIROSHIの重量感のあるキックと、侑威地の太いベースで、「PLAYBACK」へ突入。そんなヘヴィなサウンドと対照的に、NOBUYAの伸びやかなハイトーンが、雲ひとつつない青空に抜けていった。
N∀OKIが叫ぶと、10日前に行なった武道館公演の勢いそのままに、「D.A.N.C.E.」をぶちかます。いきなりクライマックを迎えたかのようにサークルモッシュが発生し、ダイバーたちが最前列の観客の頭上で大渋滞を巻き起こす。さらにN∀OKIは「歌え!叫べ!飛べ、飛べ、飛べ!ぶっ飛べ!」と観客を煽り、KAZUOMIのギターリフが陽射しを切り刻み、HIROSHIの重量感のあるキックと、侑威地の太いベースで、「PLAYBACK」へ突入。そんなヘヴィなサウンドと対照的に、NOBUYAの伸びやかなハイトーンが、雲ひとつつない青空に抜けていった。
そこから間髪入れずに始まった「SHRED」、観客全員がお祭りのように楽しんだ「響く都」と続き、「世界の終わり」の前には、「今、生きている目の前の瞬間を生き延びろ!」とN∀OKIが、そして「This World」では「生きていたらいろんなことがあるけど、一緒に頑張ろうぜ」とNOBUYAが語る。そしてそのまま観客の中に飛び込んだNOBUYAは、ダイバーと接触するトラブルに見舞われたが、“これこそが生きている証だ”と言わんばかりに、流血しながらも、これまでにないほどエモーショナルなパフォーマンスを展開してくれた。
「今年も……いや、毎年かな、日本中、世界中でいろんなことが起きているけど、ライブは人生の隙間に華を咲かすようなものやから、それを観て“明日もやったろう”とか、“悩みが晴れた”とか、“ちょっとだけ前向きになれた”とか、それってオレらにとってすげぇ一興やし、今日中に全部をやり切る覚悟で、全4バンド、心おきなく楽しんで、それで何か気付いたことがあったら、少しずつでもいいから、始めて行こうぜ!」
「今年も……いや、毎年かな、日本中、世界中でいろんなことが起きているけど、ライブは人生の隙間に華を咲かすようなものやから、それを観て“明日もやったろう”とか、“悩みが晴れた”とか、“ちょっとだけ前向きになれた”とか、それってオレらにとってすげぇ一興やし、今日中に全部をやり切る覚悟で、全4バンド、心おきなく楽しんで、それで何か気付いたことがあったら、少しずつでもいいから、始めて行こうぜ!」
N∀OKIが、まさにこのイベントの意義すべてを集約したかのようなメッセージを送ると、「「70cm四方の窓辺」」、「So...Start」と畳みかけ、観客の大合唱で始まったライブ大定番曲「金色グラフティー」では、スモークと見間違うほどの砂埃を巻き起こしつつ、会場に巨大なサークルが出現。ステージと観客が一体となる、まさにロットンならではの空間を作り上げ、「またライブハウスで会おうぜ。ほな、さいなら」(N∀OKI)と、「Error」を披露し、トップバッターとは思えぬほどのエネルギッシュなパフォーマンスで、長崎の観客を魅了した。
取材・文◎布施雄一郎
撮影◎半田安政(Showcase)
取材・文◎布施雄一郎
撮影◎半田安政(Showcase)
■西日本豪雨復興支援ライブ<がんばろ
う!西日本 ハウステンボス緊急大作戦
。>2018年10月13日@長崎・ハウステン
ボス/ROTTENGRAFFTYセットリスト
SE. 610行進曲
01. D.A.N.C.E.
02. PLAYBACK
03. SHRED
04. 響く都
05. 世界の終わり
06. This World
07.「70cm四方の窓辺」
08. So...Start
09. 金色グラフティー
10. Error...
01. D.A.N.C.E.
02. PLAYBACK
03. SHRED
04. 響く都
05. 世界の終わり
06. This World
07.「70cm四方の窓辺」
08. So...Start
09. 金色グラフティー
10. Error...