KERAのロマンチック・コメディ『キネ
マと恋人』が再演決定
あらすじ
昭和11年(1936年)、秋。東京から遠く遠く離れた、日本のどこかにある小さな島の小さな港町。この町唯一の映画館では、東京で封切られてから半年遅れて、ようやく新作映画がかかる。今日もスクリーンを見つめるひとりの女性ハルコ(緒川たまき)。同じ映画を何度も鑑賞するハルコに気づいた登場人物・寅蔵(妻夫木聡)は、あろうことかスクリーンから現実の世界へと飛び出し、彼女を連れ出してしまう。寅蔵を演じた俳優の高木(妻夫木聡・二役)は騒動を聞きつけ、なんとか寅蔵を映画の中へ戻すべ 2人を探し始めるが―――。
1985 年製作、1986 年日本公開。監督・脚本ウディ・アレンによる映画。舞台は 1930 年代、アメリカのニュージャージー州。失業中の夫モンク(ダニー・アイエロ)に代わり、ウェイトレスをして家計を支えるセシリア(ミア・ファロー)。彼女のささやかな楽しみは映画館に通うこと。今は上映中の映画「カイロの紫のバラ」に夢中になって通い詰めている。そんなある日、映画の登場人物トム(ジェフ・ダニエルズ ※トム役を演じる俳優ギルとの二役)は突如セシリアに語りかける。さらにあろうことかモノクロのスクリーンから抜け出て、カラフルな現実の世界へと降り立ったことで、映画館や映画業界を巻き込んだ大騒動に発展。そこにトムを演じた俳優ギル(ジェフ・ダニエルズ ※二役)も現れ、セシリア、トム、ギルは不思議な三角関係に陥り、事態はますます混乱。最終的にギルはセシリアを残してハリウッドに戻る。失意のセシリアは、以前のように映画館の席に着いて、新作「トップ・ハット」のフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのダンスを見つめる。
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