【Rhythmic Toy World
ライヴレポート】
『SHOOTING TOUR』
2018年10月29日
at Zepp DiverCity TOKYO
メジャーデビューアルバム『SHOT』 を引っ提げ、全国を回った『SHOOTING TOUR』。バンドとファンの一体感をアピールした、そのツアーファイナルである10月29日(月)のZepp DiverCity Tokyo公演は、今回のツアーの集大成であると同時にRhythmic Toy Worldにとって新たなスタートになったようだ。ファンとの別れを惜しむように予定になかった ダブルアンコールも飛び出した!
開演直前、バンドとファンの合言葉である“ASOBOYA!”の掛け声が会場中に飛び交った。そして、ステージに飛び出してきたバンドを大きな歓声と無数にあがった拳が歓迎。その光景を見た内田直孝(Vo&Gu)は思わずにっこり。“半端ねぇ1日にしようぜ!”と客席に声を掛け、演奏は今年4月にリリースしたメジャーデビューアルバム『SHOT』同様、「BOARD」でスタート。いきなり憂いを含んだ内田の伸びやかな歌声の魅力を印象付ける。そこから2時間、いつもは笑いを誘うMCでも楽しませる彼らがこの日、曲間をほぼ空けず、矢継ぎ早に演奏したのは、《僕らは繋がってる》と歌う新曲「ヒトノカケラ」を含む全26曲。“かあさんに”と内田が言ったバラードの「リバナ」と「27時」をじっくり聴かせる以外は、ファンキーなノリも交えながらアップテンポの曲で終始盛り上げたが、バンドの熱演に大きなシンガロングで応える観客の反応からは一曲一曲に対する思い入れの深さが感じられた。
惜しいことにバンドにとって挑戦のひとつだったZepp DiverCityをソールドアウトにはできなかったが、演奏中ずっとステージに飾っていた“埋めようぜ! Zepp”と書かれたTシャツがファンからのプレゼントであることを最後に語ると、“まだまだ持って行かないと。宝物にします”と内田は雪辱とさらなる前進を誓った。この日、これまでライヴを通してファンと培ってきた絆を改めて感じられたことにはツアーの集大成だけにとどまらない大きな意味があったはずだ。来年迎える結成10周年に向けて、バンドの勢いはここからさらに加速する。
開演直前、バンドとファンの合言葉である“ASOBOYA!”の掛け声が会場中に飛び交った。そして、ステージに飛び出してきたバンドを大きな歓声と無数にあがった拳が歓迎。その光景を見た内田直孝(Vo&Gu)は思わずにっこり。“半端ねぇ1日にしようぜ!”と客席に声を掛け、演奏は今年4月にリリースしたメジャーデビューアルバム『SHOT』同様、「BOARD」でスタート。いきなり憂いを含んだ内田の伸びやかな歌声の魅力を印象付ける。そこから2時間、いつもは笑いを誘うMCでも楽しませる彼らがこの日、曲間をほぼ空けず、矢継ぎ早に演奏したのは、《僕らは繋がってる》と歌う新曲「ヒトノカケラ」を含む全26曲。“かあさんに”と内田が言ったバラードの「リバナ」と「27時」をじっくり聴かせる以外は、ファンキーなノリも交えながらアップテンポの曲で終始盛り上げたが、バンドの熱演に大きなシンガロングで応える観客の反応からは一曲一曲に対する思い入れの深さが感じられた。
惜しいことにバンドにとって挑戦のひとつだったZepp DiverCityをソールドアウトにはできなかったが、演奏中ずっとステージに飾っていた“埋めようぜ! Zepp”と書かれたTシャツがファンからのプレゼントであることを最後に語ると、“まだまだ持って行かないと。宝物にします”と内田は雪辱とさらなる前進を誓った。この日、これまでライヴを通してファンと培ってきた絆を改めて感じられたことにはツアーの集大成だけにとどまらない大きな意味があったはずだ。来年迎える結成10周年に向けて、バンドの勢いはここからさらに加速する。
取材:山口智男