孤高を選ぶAngeloが共鳴、
共振を意味する『RESONANCE』で
描くものとは。
あなたが見ている世界は、
残酷か幸福か――。

毎年恒例となっている“天使の日”10月4日に行われた豊洲PITでの12周年アニバーサリー公演で、リード曲「CREVASSE」が初披露されてから約1ヵ月。Angeloのニューアルバムが遂に世に放たれる。Angeloというバンドそのものを表すような異端、異教を意味する前作『HETERODOX』を経て、新たに彼らが生み出した作品に冠されたのは『RESONANCE』=共鳴、共振。しかし、彼らは共鳴を求めたり、作ろうとしているのではない。キリト曰く「決して親切ではないし、ぶっきらぼうな作品」に収められた全10曲、そしてキリトとKaryuによるこのロングインタビューから、Angeloが示す真意を感じ取っていただきたい。

新しい引き出しを作れたスキルなら、
別なものも作れる(キリト)

――Angeloの新譜は聴く度に驚かされますが、『RESONANCE』も新鮮なこと尽くしでした。いつも良い意味で予想を裏切りながら、「更新し続ける」ということの有言実行率がすごいなと思います。どこから湧き出て来るのか不思議なのですが、たくさんの引き出しからまだ使っていなかった部分を出しているのか、どんどん引き出しが増えていて、都度新しい引き出しを開けているのか、どちらでしょう?
キリト:引き出しは増えているのと同時に、その増えた引き出しを使わないというか。色々とチャレンジしていく中で、やっぱり新しい引き出しは増えるんですよ。だけど、出来た引き出しを使わずに、その新しい引き出しを作れた自分たちの力量で、引き出しじゃないものを使うみたいな。

――今作を完成させて、また新たな引き出しが増えたけど、今作はもっと前からあった引き出しから出しているということでしょうか。
キリト:いや、引き出しを作っているんですよ。変な言い方ですけど、引き出しは作るけど作った引き出しを使うとダメということなんです。だから…引き出しって何だろう?と思うんですけど、自分の感覚だと使うものじゃないなと。新しい引き出しを作れたスキルなら、別なものも作れるだろうというところで。じゃあ、何のために引き出しとしてストックしておくのか、しているのかすら自覚はないんですけど…、長くやればやるほど、その時その時作ってきた手法や引き出しに、いかに頼らないでやっていくかがポリシーというか。何なんだろう引き出しって…(笑)。

――Karyuさんはいかがですか?
Karyu:基本、一緒ですね。
キリト:いや、絶対嘘(笑)! 今、考えてなかっただろ(笑)。
Karyu:ここ数年、もう自分の引き出し空っぽだなと思っていて、アレンジや曲の雰囲気もそうですけど、今までやってないことを常に探して

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