ブルース・ディッキンソン「殿堂入り
することになっても拒否する」

先日、ロックの殿堂を批判したアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンは、もし彼らが殿堂入りすることになっても拒否するつもりだという。
ディッキンソンは先月、オーストラリアで開いたスポークン・ワードの公演でファンから「アイアン・メイデンはロックの殿堂入りすべきだと思うか?」と問われると、「もちろん」と即答した後、歓声に応え、「俺は、ロックの殿堂は全くもって、完全に馬鹿げたものだと思ってる。正直言うとな。ロックンロールのことなんかまるっきりわかっちゃいない聖人ぶった忌々しいアメリカ人の集まりによって運営されている。あいつらはプロザック(抗うつ剤)をやめて、ビール飲み始める必要があるな」と話し、オーディエンスを笑わせた。

この発言について、「The Jerusalem Post」から尋ねられたディッキンソンはこう答えた。「あのニュースにはイラっとしたよ。俺が殿堂入りしないことに腹立てているように思わせようと言葉尻をとらえてるものもあった」

「俺は、殿堂入りしてなくてすごくハッピーだ。したいとも思わない。もし殿堂入りすることになったら、俺は拒否する。あいつらに俺の死骸は渡さないよ。ロックンロール・ミュージックは、クリーヴランドの霊廟に属するものじゃない。命があり息してるものだ。博物館に入れたら、死んでるってことだ。それって酷いって以上のものだ。俗悪だ」

アイアン・メイデンは10年以上前に殿堂入りする資格を得ているが、まだ一度も候補に挙がっていない。ベーシストのスティーヴ・ハリスは、最近、“どうでもいいこと”だと話していた。「イラっとするわけでもないし、笑ってしまうわけでもない。正直言って何も考えてない」「アワードっていうのは、貰ったらナイスだと思うけど、そのためにやってるわけじゃない」「いい音楽作って、いい公演を開く。それだけだ」と、『Rock Talk With Mitch Lafon』に語った。

Ako Suzuki

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