INTERVIEW / Franz Ferdinand・Paul
が語るRats On Raftsの魅力 “オラン
ダ版裸のラリーズ!?” 来日公演間
近のRats On Raftsの魅力を、フラン
ツのドラマー・Paulが語る!

今月開催されるFranz Ferdinand来日公演のサポート・アクトを務める、オランダ・ロッテルダムを拠点に活動する、4人組ポスト・パンク/ニューウェーヴ・バンド、Rats On Rafts(ラッツ・オン・ラフツ)。彼らをいち早くオランダ・ツアーに帯同させたFranz Ferdinandはもちろんのこと、Echo & the BunnymenのWill Sergeantや、WEBマガジン「 Louder Than War(https://louderthanwar.com/) 」の創設者にして自身もミュージシャンとして活動するJohn Robbなど、ファンを公言するアーティストは多岐に渡る。しかし、これまでに3作のアルバムを発表しているものの、日本での知名度は実際まだまだといったところ。
そんな中、海を越えての公演に出演が大決定したのは、ドラマーのPaul Thomsonによる「鶴の一声」が大きかったのだとか。Paulは世界中のインディ・バンドを自分の耳で発掘し、来日の度にはお気に入りの日本のバンドについて質問をしてくるほどの、大のインディ・バンド通。今回はそんなPaulに「今ここに存在し音楽を作っている、ギターをメインにしている最高のバンドだ。そこに議論の余地はない」とまで言わしめて、自らが来日公演への切符を与えたバンド、Rats On Raftsとの出会いやその魅力を語ってもらった。
ぜひとも本記事でRats On Raftsのことを予習し、Franz Ferdinandの来日公演、そして一夜限りのRats On Raftsヘッドライナー公演を余すところなく楽しんでいただきたい!
Interview & Text by bacteria_kun
――Rats on Raftsとはどのように出会ったのですか?
Paul:確か10年くらい前、彼らのMySpaceで初めて楽曲を聴いたのが最初だったと思う。初期のダッチ・パンク・バンドのKiemの「The Moneyman」っていう曲をカバーしたのがヒットしてて、オランダ周辺の界隈じゃちょっと話題になってたんだ。それで、「君たちいいよね、すごく気に入ったよ」っておれからメッセージを送ったんだ。そこからのやり取りでロッテルダムに共通の友達も何人かいたこともわかって、最終的に一緒にショーをすることにまで繋がったんだよ。
――具体的に、彼らの音楽のどんなところが気に入ったのですか?
Paul:とにかくその強烈なパワーだね。彼らがライブで作り出す音の壁、まるで超大型のLHC(ハドロン衝突型加速器)を見てるみたいな気持ちになるんだ。
――Rats on Raftsでイチオシの曲を教えてください。
Paul:「Powder Monkey」だね! 最高さ。
――Rats on Raftsは音楽や制作の過程において、あなたになにかクリエイティヴな影響を与えたと思いますか?
Paul:そうだね。彼らの音楽の作り方には、なくてはならないものがある。無視できないほどの強い衝動だとか、カタルシスの一種。そういうものが、音楽を作るのに絶対に必要だと思わされるよ。
――ステージ上以外での彼らは、どんな感じなのでしょう?
Paul:彼らのショーでのアティテュードは厭世的で虚無的に思えるかもしれないけど、実際に会ったらそんなことは全然なくて、本当に気のいいやつらさ。
――バンドとはプライベートで会ったりもする仲なんでしょうか?
Paul:ツアーを一緒にまわったりしてるから、ショーの後にはもちろん一緒に飲みに出かけたりするし、この先僕らがロッテルダムに行くときには必ず彼らに会うだろうね。
――Rats on Raftsを日本でのサポート・アクトに抜擢した理由を教えてください。
Paul:Rats on Raftsを観ていると、自分の大好きな日本のグループ、裸のラリーズ(960年代から1990年代にかけて活躍した日本のバンド。「日本ロック史上最大の謎」とも称される、伝説的存在)が思い浮かぶんだ。そりゃもう、彼らがふさわしいって気がするよね。
――日本のオーディエンスに特に見てほしいところは?
Paul:彼らを目の前にして、他に気がいくなんてことはまずないと思うよ! 彼らの最新アルバム『Tape Hiss』で最高の耳鳴りを体験して!
【イベント情報】

“Hostess Club Presents Franz Ferdinand”

With Support Act Rats on Rafts
11月27日(火) at 東京・国際フォーラムA
11月28日(水) at 大阪・Zepp Bayside
Open 18:00 / Start 19:00

チケット:

[一般販売価格]
¥7,500(税込 / 大阪公演ドリンク代別途)
¥7,900(税込 / 大阪公演2F指定 / ドリンク代別途)
[制作・招聘・主催]
イーノス
[協力]
ホステス・エンタテインメント

[注意事項]

※未就学児(6歳未満)のご入場をお断りさせていただきます。
※カメラ・ビデオテープレコーダー・カメラ付携帯電話などによる出演アーティストの撮影、録音は禁止致します。
※会場内・外で発生した事故・盗難について主催者・会場・アーティストは一切責任を負いません。
※サポートアクトの出演によるFranz Ferdinandの演奏時間に変更はありません。
■公演オフィシャル・サイト:http://ynos.tv/hostessclub/schedule/20181127.html
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Rats On Rafts Go Go Deluxe!

日時:2018年11月30日(金) Open 19:00 / Start 19:30
会場:東京・六本木 SuperDeluxe
料金:Adv. ¥3,500 / Door ¥4,000 (各1D代別途)
出演:
Rats On Rafts
Green Flames
Gateballers

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