シス・カンパニーが演目変更、大竹し
のぶ・稲垣吾郎らでヤスミナ・レザ『
LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァー
ジョン~』を上演

シス・カンパニーが2019年4月にシアターコクーンで上演を予定していた『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?』 が諸事情により演目変更となり、新たにヤスミナ・レザの『LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァージョン~』を上演することとなった。なお、当初予定されていた、演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、出演:大竹しのぶ稲垣吾郎ともさかりえ・段田安則のカンパニーはそのまま、この作品に取り組む。
『LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァージョン~』は、シス・カンパニーが日本初演を手掛けた戯曲『大人は、かく戦えり』(ポランスキー監督映画『大人のけんか』の原作)や、その名を世界に知らしめた作品『ART』など、全世界で大ヒット作を数多く放っているフランス人劇作家ヤスミナ・レザの代表作のひとつ。2000年のパリ初演の際には、女優でもある作者レザ自ら出演し、大喝采を博した。ヤスミナ・レザのタッチは軽やかでありながら、その構造は巧妙かつ緻密。そして、ビターな後味も絶妙だ。
ヤスミナ・レザ
タイトル通り、“3つのLIFE”の物語を存分に堪能できる『LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァージョン~』は、ある夜、同じシチュエーションからスタートする2組のカップルの会話が、その話題の角度やトーンを少し違えるだけで、こんなにも熱量が異なる<3つのLIFE>になるのか、という驚きの展開が待ち受けている。もはや修正不能なほどに歪んでしまったオトナの心理の複雑さや、その中でジタバタせざるをえない滑稽さを、時には笑い飛ばし、時には鋭利な刃を突き立てるような辛辣さで描く。
そんなヤスミナ・レザとの共通点も多いと言われるケラリーノ・サンドロヴィッチが演出と上演台本を手掛ける。そして、出演に大竹しのぶ・稲垣吾郎・ともさかりえ・段田安則という無敵の布陣。思いがけず楽しみが増えた、といったところか。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ

【STORY】
ある夜、宇宙物理学者アンリとキャリアウーマンのソニア夫婦は、自宅の居間で、なかなか寝付かない子供に手を焼いていた。 そこに、来客の呼び鈴が……。なんと、扉の外には、翌日に招待していたはずのアンリの上司 ユベールとイネス夫妻がいるではないか!!突然の来訪に慌てふためく二人。研究が停滞気味だったアンリにしてみれば、上司を夕食に接待して、本当は大切な夜にするはずだったのに、出せる物といったら、食べ残しのスナックくらいしかないし……。さて、こんな悲惨なシチュエーションから始まる3つのヴァージョンの物語は、果たして、それぞれ、どう展開していくのだろうか?

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