【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#74 ミ
ュージシャン・泉谷しげるの言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

「一緒にやってみたいな」と思える人と
いうのは、やきもちを焼かせてくれる人
。はっきし言って嫉妬心ですよ

『MEG-net 【Mixture Entertainment Guide】』(泉谷しげるインタビュー/2012.1.10)

このインタビューは、2011年12月8日、ジョン・レノンの命日に行われた。泉谷しげるは、当時(1980年12月8日)の衝撃を振り返りつつ、ジョン・レノンを“物凄いやきもち焼いた”アーティストの一人として例に挙げ、今回の名言を発している。他に、泉谷や嫉妬した人物には、ミュージシャンとして先輩のかまやつひろしの名も挙げているが、後輩であるエレファントカシマシの名も挙げている。それこそが、泉谷の凄いところ。この名言に重みを与えている。「自分にとっては年寄りだろうが、若いヤツだろうが、子役だろうが、『負けねぇぞ、この野郎』というつもりでいないと」と語り、立場に関係なく相手の才能を認め奮起することの大切さを教えてくれる。

泉谷しげる(いずみやしげる)
1948年5月11日生まれ、東京都目黒区出身。出生地は、青森県青森市だが3歳から東京都目黒区で育つ。1971年、ライブアルバム『泉谷しげる登場』(エレックレコード)でデビュー。1972年、加藤和彦のプロデュースにより、セカンドアルバム『春夏秋冬』をリリース。タイトル曲の「春夏秋冬」は、同年に発売されたオムニバスアルバム『野音唄の市』に収録されているライブバージョンからシングルカットされている。「春夏秋冬」は、1988年にもロックアレンジされ再びシングルカットされた、泉谷の代表曲の一つである。1975年、小室等井上陽水吉田拓郎らとともに、フォーライフ・レコードを設立。同年、アルバム『ライブ!! 泉谷~王様たちの夜~』をリリース。1977年、ロックアルバム『光石の巨人』のリリースを最後に、フォーライフ・レコードを脱退する。1979年、テレビドラマ『戦後最大の誘拐・吉展ちゃん事件』(テレビ朝日)で、犯人役を演じ賞賛される。それ以降、役者としても活躍。現在も、ライブなどでミュージシャンとしても精力的に活動する。2019年1月26日、埼玉県越谷市の越谷イージーゴーイングスにて『泉谷しげる全力ソロライブ!越谷』を開催予定。

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