The Brow Beat HAKUEI(左)、Ryuji

The Brow Beat HAKUEI(左)、Ryuji

【インタビュー】The Brow Beat HA
KUEI×Ryuji「破竹の勢いで進み続け
たい」 待望の全国ツアーに向け発進

 PENICILLINHAKUEIトータルプロデュースのもと、俳優・佐藤流司がアーティスト「Ryuji」として結成したバンドプロジェクト「The Brow Beat」。2019年1月1日には、待望の2nd Album「Hameln」の発売が決定し、1月17日からはツアーも控えている。飛ぶ鳥を落とす勢いで活動を続けるThe Brow BeatのRyujiとHAKUEIに、アルバムについて、そしてツアーについて聞いた。
-今回のアルバムはどのようなコンセプトから生まれたものでしょうか。
HAKUEI いろいろなアートワークから発生したアルバムです。タイトルの「Hameln」はRyujiくんが考えたものですが、そこから童話っぽい世界観のアートワークを作ろうと。童話といっても、ダークファンタジー。例えば、グリム童話ならば、子どもが読む童話ではなく、原作の世界観です。そういうアートワークを作っていき、そこからつながっていきました。
Ryuji 「Hameln」はグリム童話(ハーメルンの笛吹き男)からきているんですが、この物語は子どもが男に連れ去られてしまうという話です。今回のアルバムは、われわれがお客さんを連れ去る、というイメージを思い浮かべて付けました。
-1st Album「ラグナロク」はバラエティーに富んだ楽曲でしたが、今回もバラエティー豊かなラインナップになりそうですか。
HAKUEI そうですね。ただ、前作はどういう曲がRyujiくんに合うのか探り探りだったので、今回は前作よりは狙えたと思います。1個作品を作って、ツアーも回ってRyujiくんの歌のポテンシャルや表現力をリアルに実感したからこそ、どんどんアイデアが出てきて、今回のアルバムができた。そこは前作とはかなり違います。
-Ryujiさんは「Hameln」の楽曲の数々を実際に歌ってみていかがでしたか。
Ryuji 先日の、MV撮影時に、(バンドメンバーの)CHIROLYNさんやなるさん(鳴風)、かどしゅんさん(かど しゅんたろう)が、「Brilliant Transparency」という曲が難しいってHAKUEIさんにおっしゃっていたんです。あのレベルの方たちが難しいっていうぐらいなので、当然、難しいって感覚でした(苦笑)。
-そういえば、「OVER」もライブで歌うのは難しいかもっておっしゃっていましたよね。
HAKUEI 無理だね。
Ryuji 努力どうこうではなく、不可能なんですよ(笑)。なので、ライブではどうなるんでしょうね(笑)。今、いろいろと話しています。
HAKUEI 原曲を作ったtatsuoくんは、2人歌唱を見越したんだろうと思うんですよ。それぐらいの歌の詰め方だよね。でも、2人で歌っちゃうと「Black & Black」と似てしまうと思って、一人で頑張ってもらったんです(笑)。
Ryuji サビはブレスがないので、興奮している犬ってぐらい、息が吸えない(笑)。
-では、ライブでどんな形で歌われるのかも見どころですね!
HAKUEI ご期待ください。
-11月19日には「Snow White」のMVが公開され、話題となっています。
HAKUEI 「Snow White」は2人で歌詞を書いた楽曲です。白雪姫をモチーフにしようと決めて、ラップ部分はRyujiくん、メロディー部分は僕が書いています。でも、MVは歌詞の内容とはまた違った世界観で撮影してるんです。MVではRyujiくんが主人公で、さまざまな葛藤に苦しんでいると、覆面をかぶった悪いやつが出てくるんですよ。あれは僕なんですけどね(笑)。そんなときに、赤いやつが「ダークサイドに落ちちゃ駄目だよ」と導いてくれる。それで、導かれた先で「Brilliant Transparency」という曲につながっていくんです。
-Live Tour 2019“Hameln”についても聞かせてください。すでにプランは考えられていますか。
Ryuji どうなんですか? プランは?
HAKUEI 思いっ切りやるだけです。さっき、Ryujiくんが、「The Brow Beatはロックバンドという音楽スタイルのプロジェクト。ロックはスリリングな感じや勢いが大事だから、予定調和じゃなく、頭を空っぽにしてやるだけだ」って言っていて、これは僕もPENICILLINのインタビューで使わせてもらうかもしれないなと、心のメモ帳にメモしました(笑)。僕もそう思うし、同じ気持ちだから、何をやっても大丈夫だし、(Ryujiとは)波長も合う。だから、何が起こるか分からないライブになると思います。
-余談ですが…前回のツアーではhide with Spread Beaverの「ピンクスパイダー」と「ROCKET DIVE」をカバーをされていましたよね。さまざまなアーティストがカバーされていますが、個人的にはThe Brow Beatのカバーが一番好きです!
HAKUEI いただきました!(笑)
Ryuji ありがとうございます! 実は、そのツアーを収録したDVDの特典映像では、HAKUEIさんが歌う「ピンクスパイダー」も収録されているんです。観客は俺だけっていうすごくぜいたくな状況でした!
HAKUEI 楽しそうに歌っているRyujiを見たらうらやましくなって、僕もこの演奏で歌いたいって、やらせてもらったんです。僕が20代の頃、hideさんにかわいがってもらっていたんです。「ピンクスパイダー」という楽曲は特に、思い入れもあるし、いまだに自分に刺激を与えてくれる曲でもあります。
-The Brow Beatとして、今後、ここでやりたいという場所はありますか。
Ryuji それを言い出したらきりがないですね(笑)。
HAKUEI 僕は海外でやりたい。自信あります。
-では改めて、ツアーへの意気込みを。
Ryuji まだ始まったばかりですが、すでに1年目に素晴らしい奇跡が起こりまくってここまできたので、2年目も奇跡が起きればいいなと思っています。破竹の勢いで進み続けたいです。
HAKUEI 実は、昨年のツアーは不安な要素もたくさんあったんですよ。でも、Ryujiくんがステージに上がった瞬間に、ドッカーンっていう歓声が上がって、彼はそれをかき分けるぐらいドカドカ1曲目からいったんで、大丈夫だなと思いました。今はもう楽しみでしかないですね。1本重ねるごとにグイグイ成長していくRyujiくんだからこそ、新しい世界を作っていかないといけないという思いも強くあります。
(取材・文/嶋田真己 写真/竹井美砂子)
2nd Album「Hameln」は2019年1月1日発売。
The Brow Beat Live Tour 2019“Hameln”は1月17日〜2月7日に全国7大都市で開催。詳細は公式サイトへ。
公式サイト https://thebrowbeat.jp
公式ツイッター https://twitter.com/The_Brow_Beat
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